セガゲームスは、「ソニック」シリーズが25周年を迎えたことを記念したカフェ、10月1日からスイーツパラダイス 上野ABAB店にてオープンする。9月30日にはオープンに先駆けてコラボメニューの試食会が行われた。

10月1日から11月13日までの期間限定で開催される本コラボカフェでは、「ソニック」シリーズをイメージしたコラボメニューの数々が楽しめるだけでなく、店内装飾に関しても「ソニック」尽くし。登場キャラクターや世界観をイメージしたイラストが並び、目でもシリーズの魅力を堪能できる。

店頭からレジ周り、そして店内のいたるところまでソニックのぬいぐるみやイラストが並ぶ。さらに注意深く見渡すと、柱には「ソニック」シリーズの設定画が飾られている。中には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」時代の初期デザイン案も確認でき、こちらも往年のファンから注目を集めそうだ。

また装飾だけでなくBGMも期待してもらいたいポイントのひとつ。店内でかかる音楽はサウンドディレクターの瀬上純氏がリミックスしたもので、まさに五感のすべてで「ソニック」を体感できる企画になっている。

そしてコラボメニューにはソニックをはじめとした主要キャラクターをイメージしたものが全12種類。エッグマン帝国のマークがあしらわれたオムライスや、エミーのイラスト付きのケーキ、テイルスのカラーをモチーフにしたカルボナーラなどがある。またドリンクにもこだわりが見られ、テイルスラボが開発した、という設定の特製ドリンクなど個性的なメニューが目立つ。クラシックソニックのシルエットを描いたオリジナルラテもファンから人気を集めそうだ。

エッグマン帝国のオムライス ソニックの音速チリドッグ
シャドウのブラックカレー テイルスのカルボナーラ
グリーンヒルケーキ エミーの手作りピンクケーキ
チャオのぷるぷるドリンク テイルスラボの実験溶液
シルバーの超能力ソーダ スティックスのジャングルジュース
ナックルズのパワードリンク ソニックラテ

シリーズの開発メンバーがコラボメニューに舌鼓

本日の試食会には、「ソニック」シリーズを手がけてきた開発スタッフから、10月27日に発売されるニンテンドー3DS用ソフト「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」のディレクター・中島玄雅氏と、シリーズアートディレクターの上川祐司氏、そして店内のBGMも手がける瀬上氏の3名が登場。早速コラボメニューの数々を試食した。

左から瀬上純氏、中島玄雅氏、上川祐司氏

まず中島氏が口にしたのはエッグマン帝国のオムライス。中島氏はもともとオムライスが好きとのことで、実物を前に笑顔を見せていた。しかし忠実に再現されたロゴを見ると「スプーンを入れるのがもったいないですね」と少し残念そうな表情を見せる瞬間もあった。

同じく「ソニックの音速チリドック」も食べた中島氏は、チリドックに刺さったゴールマークに興味津々の様子。ゲーム内に登場するリングを意識したオニオンリングもセットになっており、ボリューム感があることをアピールしていた。気になる味のほうは、「ちょっとピリッとするくらいの、気持ち良い辛さ」と表現。食べやすい味付けになっていると説明した。

瀬上氏は「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」のカラーをイメージした「シャドウのブラックカレー」を試食。その黒さに驚いていた様子だったが、見た目に反してマイルドな味で、誰でも食べられる仕上がりとのこと。またライスの上にはシャドウのイラストがあしらわれているが、ここでも「どう崩していいやら…(笑)」と苦笑いを浮かべていた。瀬上氏はシャドウが誕生した当時からシリーズに携わっており、特に強い思い入れがあることも影響してか、シャドウのイラストを避けるように食べる姿が印象的だった。

続いては、記念すべき初代「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」で最初に訪れるグリーンヒルゾーンをテーマにした「グリーンヒルロールケーキ」も試食。瀬上氏によると緑のフィールドは抹茶のクリームでできており、甘さ控えめであっさりした味わいだとか。またリング状のスナックでステージのギミックも再現しており、見た目も楽しい逸品だ。

上川氏は「テイルスのカルボナーラ」と「エミーの手作りピンクケーキ」の2種類を試食。この中でもピンクケーキは特に気に入ったようで、甘さが際立ったしっかりとした味になっているとのこと。女性はもちろん、スイーツ好き男子にもおすすめとコメントしていた。

3人はフードだけでなくドリンクにも手を付けると、中島氏は「ナックルズのパワードリンク」と気に入っていた。これは地中を掘り進むナックルズをイメージしたもので、ドリンクでもフローズンを掘っていく感覚を味わえる。キャラクターの個性まで意識したメニュー作りに、中島氏は驚きを隠せない様子だった。

瀬上氏が関心を示したのは、フラスコに入った「テイルスラボの実験溶液」。エナジー系の味が特徴で、さらに付属する粉末を入れると、それがドリンクの中で弾けてパチパチした食感まで楽しめる。瀬上氏は粉末を入れるか入れないかで飲み応えが変わる遊び心を絶賛していた。

一通りの試食を終えると中島氏は「『ソニック』の飲食店ができないかと昔から思っていたんです」と振り返ると、今回ようやく実現したことを喜んでいた。上川氏は「料理で再現できるかは期待と不安が入り混じっていましたが、自分たちの知らない表現が見れて、新鮮な気持ちです」と話す。

また瀬上氏も「スナック菓子や缶ジュースとのコラボはあったものの、ファンの方が来店する形での展開は初めてのことです。店舗を実際に見て『こういう形になるのか』と驚きました」と感想を述べた。

「ソニック25周年カフェ」は10月1日から11月13日までの期間に開催。オリジナルのメニューはコラボセットを注文することで堪能でき、注文につきステッカー1枚、コースター1枚がプレゼントされる。どちらも全14種類用意されているので、何度も訪れてコレクションしてみるのもいいだろう。

ステッカー
コースター

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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