ミクシィとトムス・エンタテインメントが2016年10月下旬にPCブラウザ向けにサービスを予定しているドラマチック偉人シミュレーション「輪華ネーション」。配信に先駆けて触れた本作の魅力をお伝えする。
現代に転生した過去の偉人たちが世界を脅かす異形のモノと戦い、「壊れた日常」を取り戻すドラマチック偉人シミュレーション「輪華ネーション」。
輪廻転生がテーマの奥深いストーリーや、育成の要となる箱庭要素、手軽ながら戦略も追求できるバトル、そしてスマートフォンと連携したシステムが盛り込まれた、新ジャンルのPCブラウザゲームだ。
今回は配信に先駆けて本作を試遊することができたので、「世界観(物語・キャラクター)」「サロン」「バトル」「スマートフォンとの連携」の4つを軸に、プレイフィールを交えて紹介していく。
「輪廻」で繋がる物語
「輪華ネーション」の舞台は、偉人の生まれ変わりである「リンネ」と呼ばれる人々が誕生し始めて数十年が経った世界。プレイヤーは多くのリンネが集まる学園都市に赴任してきた「研究生」として、未解明な存在であるリンネや、それに関わる謎を解き明かしていく。
プレイヤーが学園を訪れる数十年前に発生した大災害や、それを契機に現れた敵「エフ」との戦いが大ボリュームのシナリオで展開される。
重厚なメインストーリーのほかにも、キャラクターごとの個別ストーリーも用意されており、偉人たちの知られざる逸話が明かされることも。歴史上では交わらなかった偉人たちの“if”が、リンネたちの学園生活として体感できるのも本作ならではの魅力だ。
物語の冒頭では、吉田松陰(CV:生田鷹司)、ニコラ・テスラ(CV:武内駿輔)、ヨハネス・フェルメール(CV:八代拓)、ニコロ・パガニーニ(CV:小野賢章)、メアリー・シェリー(CV:加隈亜衣)が登場。サポート役のプレイヤーを交えて、学生らしい日常のエピソードが楽しめる。
リンネたちとの会話シーンにはLive2Dが搭載されており、アニメーションのような自然な動きでキャラクターの個性にあった表情や仕草を楽しむことができる。ゲームを初めて最初に出会うレオナルド・ダ・ヴィンチ(CV:速水奨)の呼吸すら感じさせる自然な動きや、チュートリアルのミカエル・ファン・レイン(CV:山下大輝)のコロコロ変わる愛らしい表情にも、ぜひ注目してほしい。
広大な敷地に自分だけの「サロン(箱庭)」を築こう
「研究生」としてやってきたプレイヤーは、リンネの個性を伸ばし、支援する役目を持っている。
リンネの育成に必要なアイテムの生成・収集や、ハウジングが楽しめるのが、生活の拠点となる「サロン」だ。
サロンでは課題を受託し達成することで、ゲーム内通貨「マネ」や経験値が得られる。
例えば課題「はじめての制作」を受託すると、目的である「小冊子」を制作するためのアイテムが贈られる。このアイテムをサロンの敷地に設置し1日1回の作業を進めていく。作業をさせたら「日送り」で時間を進め、作業を重ねれば制作物「小冊子」が完成する、という流れだ。
課題を達成し、得た経験値でサロンレベルをアップさせれば敷地の拡張が可能になる。「購買」ではマネを使用してデコアイテムが購入できるので、サロンの面積を広げて華やか飾り、自分だけのサロン創りを満喫しよう。
サロンでは、そのほかにもリンネの強化や親密度の確認、「服装」の変更も行える。リンネの衣装は「トップ」「ボトム」「顔」など6部位で多彩なラインナップが揃っている。眼鏡の着脱などの細かいカスタマイズも可能なので、有料ガチャやイベントで衣装を入手して自分だけのコーディネートを完成させてみてはいかがだろう。
基本オートのお手軽バトル
サロンでリンネを育成したら、大災害で廃墟となったエリアの探索を行い敵と戦おう。バトルはあらかじめ編成した3体のリンネで行い、基本的にはオートでサクサク進めることができる。物足りなくなったら手動操作の戦略バトルに変更も可能なので、状況に応じて上手く使い分けよう。
可愛らしいSDキャラが画面を動き回るバトルでは、派手なエフェクトや必殺技の迫力のカットインがテンションを上げてくれる。さらにダメージを受けると着物が破れる仕様も。わざと劣勢になるのも手だが、やりすぎて敗北しないように気をつけよう。
リンネを身近に感じるスマートフォンとの連動
「輪華ネーション」はPCブラウザでのサービス以外に、スマートフォン向けアプリ「輪華ネーション mini」も配信される。このアプリはリンネとのコミュニケーションに特化しており、デイリーログインでリンネとのシナリオが入手できる。シナリオにはレアリティやボイスがあり、SNSなどを介して友人と交換することも可能だ。
さらにGPSを使用したリアルイベントとのリンクも展開予定。現実に美術館などで催し物があれば、それにチェックインすることで関連した偉人の限定シナリオが入手できるキャンペーンも検討中とのことだ。PCブラウザだけでなく、スマートフォンや現実でもリンネを身近に感じられる新しい試みだ。
本作には文系・理系を問わず世界中の偉人のリンネが、サービス開始以降も毎月追加されていく。ゲームでコミュニケーションを楽しみ、縁の地やリアルイベントに足を運べば、実際の偉人への理解が深まり、新たな知見が得られるはずだ。歴史好きな人も、そうでない人も、サービス開始の折には、ぜひお気に入りのリンネを見つけだしてほしい。