スクウェア・エニックスが2016年11月29日に発売を予定しているPS4/Xbox One用ソフト「ファイナルファンタジーXV」。発売まで約1ヶ月に迫った今回、主人公・ノクティスたちの旅にスポットを当ててみた。
言わずと知れた「FF」シリーズのナンバリング最新作として登場する「ファイナルファンタジーXV」は、シリーズでは初となるオープンワールドの中で物語が展開する作品だ。
広大な世界の中で主人公のノクティス、そしてプロンプト、イグニス、グラディオの4人は、王国ルシスと帝国ニフルハイムの戦争に巻き込まれていく。本稿ではその道中で、ノクティスたちはどんな景色を見ていくのかを紹介していこうと思う。
人々の息遣いすら聞こえてきそうな世界
本作では愛車のレガリアに乗って移動し、その過程でさまざまなクエストをクリアしていくことで物語が進む。クエストは連続で発生するため迷うことなくサクサク進行するが、途中で寄り道を楽しむのももちろん自由。サブクエストも豊富に用意されており、オープンワールドとしての魅力は序盤から充分に感じることができる。
しかしゲーム開始直後だけは少し勝手が違う。愛車が故障し、それをなんとかガソリンスタンドまで押していこうとするノクティスたちの姿からゲームは始まるのだ。無事にガソリンスタンドにたどり着くも、今度は無一文のためなにもできないという問題が出てくる。そこでノクティス一行は、周囲のモンスターを退治し車の修理代を稼ぐことに。壮大かつ壮絶な物語が待ち受けている本作だが、序盤に限ってはどこかのんびりとした雰囲気の中で進んでいく。
最初は荒涼とした平原が続くが、周囲に目を配ると巨大な岩山や集落など気になるポイントがいくつも見える。また海辺にはレストランも兼ねた港もある。ここでは料理に舌鼓をうつ人もいれば、砂浜や桟橋でくつろぐ人の姿も。人々の生活感、息遣いが感じ取れるのも本作の大きな魅力だ。
夜は危険なモンスターも登場するため、むやみに行動せず宿屋に泊まるのがセオリー。 しかし夜空に広がる星空も一度は見てほしいところ。 |
|
サブクエストもさまざまな場面で登場する。ときには思いがけないところで発生することも。 |
メインの移動手段である車にも注目したい。車はノクティス(プレイヤー)自身が運転することもできるが、イグニスに運転を任せることも可能。運転する楽しみもあるが、慣れない場所に訪れたときはひとまず任せてしまうのもありだ。搭乗中は4人が笑い話を始めたり、ときにはプロンプトが「写真を撮ろう」と提案してくることもあり、そんな提案に対してどう回答するかも自由。キャラクター同士の関係性を知るうえでも、いろいろと試してみると面白そうだ。
車を走らせ物語を進めると、舞台はやがてダスカ地方へと移る。2015年にリリースされた体験版「エピソード・ダスカ」でもおなじみの場所であり、最終的にどんな仕上がりになっているのか気にしている人も多いだろう。
ここには本作における最初の巨大な街・レスタルムが存在する。それまで小規模な集落が活動の拠点だったため、にぎやかな街並みに驚く人もいるはずだ。実際筆者もその一人で、大通りに並ぶ屋台や壁に貼られたポスターの数々、ラジオから流れるニュースなど、調べてみたくなるポイントがいくつもある。
そして隣接する展望公園からは、ダスカ地方の象徴でもあるメテオが確認できる。このメテオ周辺にも当然行くことができる。自然豊かなダスカ地方だが、ここだけは岩肌がむき出しになった異質な景観が特徴。さまざまな表情を見せてくれるダスカ地方の中でも、一際印象深いスポットだ。
旅の途中ではモンスターが蠢くダンジョンも
ここまでは主に車に乗っての旅を紹介してきたが、ときには車では入れない僻地へ足を踏み入れる必要も出てくる。敵対する帝国兵が占領する遺跡、滝の裏にひっそりと隠れた洞窟など、ロケーションも多彩だ。その道中には普通に戦っては到底勝てないレベルのモンスターが徘徊していることも。もちろん挑戦してみるのも自由だが、その際は事前の準備もしっかり済ませておきたい。
肝心のダンジョン内も、もちろんモンスターは登場。プリンなど「FF」シリーズではお約束のモンスターも多数いる。これら恒例の存在が、PS4/Xbox Oneでどう描かれているかにもぜひ注目してもらいたい。
ややシステマチックな話になるが、フィールドの至るところに採取スポットが用意されている。魔法の素材となるエレメントや、一定時間能力が強化される料理の材料などが手に入るので、冒険の際は足元にも気を配りたい。
バトルや成長システムではなく、旅の中で訪れる場所に注目してみた今回の記事。もちろんこれがすべてではなく、むしろすべて序盤のうちに訪れる場所であることも付け加えておきたい。ゲームを進めれば進めるほど、まったく新しい発見がきっとあるはず。また、序盤の中でも、筆者が見つけていない場所があるだろう。これから約1ヶ月後、「ファイナルファンタジーXV」が世に送り出されたら、筆者もあらためて冒険に身を投じてみたい。
ファイナルファンタジーXV ULTIMATE COLLECTOR’S EDITION
スクウェア・エニックス- 発売日:2016年11月29日
- 15歳以上対象
- 同梱:ゲームソフト、映像作品、OST、フィギュア、アートブック
ファイナルファンタジーXV ULTIMATE COLLECTOR’S EDITION
スクウェア・エニックス- 発売日:2016年11月29日
- 15歳以上対象
- 同梱:ゲームソフト、映像作品、OST、フィギュア、アートブック
(C)2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
MAIN CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー