フォワードワークスは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとレベルファイブ、バンダイとの協業タイトルとして、新たなプラットフォーム「Project FIELD」を開発すると発表した。
ソニーは、スマートフォンやタブレットにつなげてカードゲーム体験をさらに豊かにする新しいプラットフォーム「ProjectFIELD」を開発中と発表した。「Project FIELD」は、“カード”と“パッド”と“ゲームアプリ”から構成されている。ソニーは、「Project FIELD」の今後の商品化に向け、さらなる開発を進めていくという。
「Project FIELD」は、専用パッドとスマートフォンをBluetoothで接続し、パッドの上に専用カードをのせることで、カードの種類や位置、向き、動きを読み取り、スマートフォンなどにインストールしたゲームアプリ上へリアルタイムに反映する仕組みだ。ゲームの進行やキャラクターの進化など、さまざまな情報をカードへ書き込むこともできる。
例えば、対戦型ゲームでは、カードをさまざまな方向へスライドさせたり、向きを変えたりすることでスマートフォン上のキャラクターを自在に操作してゲームプレイを楽しめる。また、育成型ゲームでは、キャラクターの進化をカードに記録できるため、場所を変えてゲームを遊ぶ際もその進化した状態のキャラクターをゲームアプリ上に登場させることができる。このように、カードとゲームアプリが連動し、双方が進化や変化をするという新しいカードゲーム体験が実現されている。
さらにゲーム開発者向けに、「Project FIELD」で実現するカードゲームの可能性を広げ、新しい遊びの提案を行っていくために、専用のソフトウェア開発キット(Software Development Kit、以下SDK)の開発も進められており、準備が出来次第配布されるという。
なお、「Project FIELD」の立ち上げに向けては、エンタテインメントのノウハウを有するフォワードワークスと協業し、そのコンテンツの拡充が図られる。コンテンツ第一弾はフォワードワークスが、レベルファイブ、バンダイとの協業により「妖怪ウォッチ」シリーズタイトルを開発中だ。
※株式会社フォワードワークスが株式会社レベルファイブ、株式会社バンダイとの協業により開発するタイトルです
※株式会社フォワードワークスについて
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、スマートデバイス市場に向けに新たなサービス事業を展開することを目的とし、2016年4月1日に設立した子会社(SIE 100%出資)。
主な特長
カードをパット上で操作して遊ぶ新しいカードゲーム体験
パッドはスマートフォンなどとBluetoothで接続して使用します。カードをパッドの上に置くと、スマートフォンの画面にキャラクターやアイテムなどが出現し、カードの移動や向きを変えることで自在に操作することができます。ゲーム開発者の皆様は、アイデア次第でゲーム内でのさまざまなアクションや効果を表現できます。
カードの読み取りや書き込みが可能
カードにはIC チップを内蔵しており、パッドに置いてカード内の情報を読み取ることはもちろん、カードへの書き込みにも対応しています。また、カードに紐づくルールや数値は、パッドにカードをのせると自動で判別、計算するので、プレイヤーは難しいルールを覚えることなく単純なカード操作によりゲームが楽しめます。またセキュリティ機能も備えており、カードの偽造などを防止します。
さまざまなゲームの種類に対応する2台接続
一台のスマートフォンに2台のパッドをつなげて遊ぶこともでき、複数人でのゲームプレイや多くのカードを必要とするゲームなどさまざまな楽しみ方にも対応可能です。
ゲームアプリ開発に専用SDKを準備中
Project FIELDは、簡単な操作でカードとスマートフォン側のゲームアプリの双方向性を活用した遊びを実現できる新しいプラットフォームであり、ゲームアプリ次第でさまざまなタイプの遊び方が想定できます。開発者向けの専用 SDKの開発を進めており、準備ができ次第提供していく予定です。