本日12月22日より配信開始となったPS4「NieR:Automata」体験版のプレイレポートを掲載。本作のバトルシステムやゲームの特徴を、いち早く紹介しよう。

スクウェア・エニックスがプロデュースし、プラチナゲームズが開発を手掛けるアクションRPG「NieR:Automata」。

本作の舞台は、宇宙人が繰り出す「機械生命体」の圧倒的戦力を前に、人類が月へと敗走してしまった未来だ。プレイヤーは新たに組織されたアンドロイド部隊「ヨルハ」所属の「2B」となり、地球奪還のための熾烈な戦いに身を投じる。

2017年2月23日の発売に先駆けて、本日12月22日より体験版が配信。実に情報量の多いこの体験版のプレイレポートをお届けしよう。なお、本作に興味がある人は、ぜひまず自身でプレイしてからこの記事を読んでほしい。

2Bの鮮やかさが際立つバトルシステム

本作の体験版では、物語の序盤をプレイできる。2Bは廃墟と化した工場の中を進みながら敵を倒し、最奥にいる巨大兵器との戦いに挑むのだ。

やはり気になるのは、前作から大幅に改良されたバトルシステムだろう。基本的な要素をひとつひとつ説明していこう。

異なる武器セットで多彩なアクションを繰り出そう

今作では、□ボタンと△ボタンにそれぞれ1つずつ割り当てられた装備を駆使して敵を倒していく。

体験版スタート時では、□ボタンで小型剣の攻撃が、△ボタンで大型剣の攻撃が繰り出されるようになっている。□ボタンはスピードアタック、△ボタンはヘビーアタックとなっているので、この状態では「小型剣のスピードアタック」「大型剣のヘビーアタック」が繰り出される。

いわゆる“ザコ敵”も愛嬌たっぷりだ

しばしこのまま戦闘アクションを楽しんだら、試しにメニュー画面で逆にして「大型剣のスピードアタック」「小型剣のヘビーアタック」の武器セットで戦ってみよう。アクションがガラリと変わるのが実感できるはずだ。ちなみに武器セットは2つ用意でき、技を繰り出している途中でも瞬時に切り替えられる。

ハイスピードアクションをより華やかにするポッド

□と△を連打しているだけでもカッコよく敵を倒せるのだが、この戦いに彩りを加えるのが、2Bの側に浮かんでいるポッドだ。R1を押すとポッドが銃撃を放つのだが、宙に浮かぶ敵を攻撃したり、遠くにある物体を破壊したり、何かと使い勝手が良い。

また敵の中には赤い球状の弾を放つ(おなじみ“イクラ弾”である)ものもいるが、このイクラ弾もポッドの銃撃で粉砕できる。何もせずに撃つと銃撃はポッドが向いている方向にしか飛ばないので、L2ボタンで敵をロックオンし、イクラ弾ごと敵を攻撃していこう。

L1ボタンにはレーザー射撃があてがわれている。レーザーは貫通するので、敵をまとめて倒すことも可能だ。
遠くの建造物をロックオンして……
銃撃して落とす! 向こう側へ渡る橋になった

ギリギリで回避すればカウンターのチャンス!

敵の攻撃を回避するにはR2ボタンだ。ただ避けるだけでなく、敵の攻撃が当たる直前に回避すると2Bのボディが粒子状に変化し、無敵時間が発生。この間に攻撃を放つと、特殊な技が繰り出せる。

筆者も含め、アクションがそこまで得意ではない人には難しく感じられるかもしれないが、これが慣れると簡単に狙って出せるようになるのだ。体験版で対峙する敵は、ボスも含めて攻撃モーションがやや大きいので、じっくり練習してみよう。能動的に発動できるようになると、実に心地いいアクションが楽しめる。

アクションが不得意な人にとってありがたいのが、2Bに装備させるプラグイン・チップ「オートアイテム」だ。プラグイン・チップは、いわゆるスキルのこと。オートアイテムのチップを装備すれば、2BのHPが少なくなった際に、自動で回復アイテムを使ってくれる。残りHPに気にせず、存分に戦いに勤しむことができるのだ。

プラグイン・チップは2Bのストレージ容量に応じて装備させることができる。

武器セットによる通常攻撃や回避行動という2Bのアクション、そしてポッドと紹介してきたが、彼女のアクションとポッドの銃撃は独立しているわけではない。むしろ、プレイヤーが気持ちよく戦えるアクションの幅を、ポッドが広げてくれているという印象だ。簡単操作で本格アクションとはさまざまなタイトルで使われている文句だが、「NieR:Automata」はその言葉をきちんと体現している作品なのだ。

巨大なボスとの戦闘はありあまるほどの迫力。「これと戦うのか」とワクワクさせてくれる。

視点の切り替わりと、どこまでも続くマップ

プレイしていて目を引いたのが、2Bが戦うステージの表示方法だ。基本的にプレイヤーの視点は2Bの後ろに位置しているが、場所によっては横スクロールアクションのように真横から映したり、STGのように真上からカメラが向けられる。

操作はまったく同じなのに、視点が変わることでゲーム性がガラリと変化するのだからおもしろい。特に真上からのアングルでイクラ弾を避けまくっていた時には、思わず「これシューティングですか?」と口にしてしまったほどだ。

こういった視点の切り替えや、場所の切り替え(建物内に入った、など)は、すべてシームレスに行われる。ボスまでの道で、ロード画面を見たのはただの一度もなかった。意識が途切れることがなく、アクションが気持ちいいことも相まって、気づけばずっとプレイしてしまうのだ。この感覚はぜひプレイして味わってみてほしい。

想像以上に“人間くささ”を見せる2B

少々驚いたのが、主人公である2Bの人間くささだ。同じアンドロイド兵器である9Sに「感情を持つな」と言う割に、本人は「面倒くさい」と言ったり、ある出来事に激昂して声を荒げたりする。無機質な美しさをはらむ佇まいと、そんな人間くささのギャップが彼女の魅力だ。

2Bをサポートしてくれる存在・9S

そう、このゲームは美しいのである。2B自身もさることながら、はるか遠くまで描かれた世界、赤い錆が目立つ工場、古びた金属の質感の描き込みは、ゲームを進める手を止めて思わず見つめてしまうほど。

60fpsで描画された、随所にこだわりが感じられる2Bのハイスピードアクションも然り。ただ得物を振るうだけでなく、持ち替えたり、投げつけたり、踊るような身のこなしを見せたりと、彼女の戦う様はとてもしなやかで、華麗だ。

美しいアンドロイドが、美しい場所で美しく戦う。それが「NieR:Automata」なのである。

NieR:Automata

スクウェア・エニックス

PS4パッケージ

  • 発売日:2017年2月23日
  • 17歳以上対象
NieR:Automata

NieR:Automata

スクウェア・エニックス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2017年2月23日
  • 17歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版

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