セガゲームスは、12月23日に東京お台場の東京ジョイポリスでリアルイベント「ソニックファン感謝祭2016」を開催した。今回はその中から、1st Floor メインステージで行われたスペシャルステージの模様をお届けする。

目次
  1. この1年間に行われた様々なソニック関連イベントを振り返る!
  2. 「ソニックマニア」では既存のステージも大きく変化!
  3. タイムアタック大会では驚きの記録が!? 「ソニックトゥーン」の日本語版配信も決定

今年生誕25周年を迎えた、セガを代表する人気キャラクターのソニック・ザ・ヘッジホッグ。そのファンへの感謝を込めて行われたのが、この「ソニックファン感謝祭2016」だ。会場には、ソニックのぬいぐるみやグッズを持ったファンたちが、約180名も集結。イベントを大いに盛り上げていた。

まずは、MCを務めるセクシー齋藤氏とソニックシリーズプロデューサーの飯塚隆氏、サウンドディレクターの瀬上純氏が登壇。この1年間を振り返るトークセッションが行われた。

司会を務めるセクシー齋藤氏の登場で、会場も一気にヒートアップ! プロデューサーの飯塚隆氏。
本日の主役でもあるソニックも登場。 サウンドディレクターの瀬上純氏。

この1年間に行われた様々なソニック関連イベントを振り返る!

まずは、2月18日に3DS版の「マリオ&ソニック AT リオオリンピック」が発売。そして2月24日には、「マリオ&ソニック AT リオオリンピック」のアーケードゲームが稼働開始された。このアーケード版は足や手を使ってプレイするのが特徴で、日本国内だけではなく海外でも長蛇の列ができるほどの人気となったそうだ。

3月19日には、米国テキサス州で開催された「SXSW」に、セガとして初めて参加。日本からは中裕司氏と飯塚氏が参加し、パネルディスカッションを行っている。ちなみに、今回行われた「ソニックファン感謝祭2016」のために、米国から来日した飯塚氏だったが、この「SXSW」が行われた日からアメリカでの生活が始まったそうで、思い出深いイベントだったようだ。

4月2日には、「SONIC ADVENTURE MUSIC EXPERIENCE」という音楽イベントが開催された。ゲームのインスト曲だけを演奏するライブだったので、盛り上がるか心配だったという瀬上氏。しかし、実際にはそれも杞憂に終わり、会場は大いに盛り上がっていたそうだ。

参加した人はいますか? という問いかけに、会場内からは多くの手が上がっていた。

5月3日には、長崎のハウステンボスで「ソニック&ぷよぷよ25周年フェスティバル in ハウステンボス」が開催された。会場内には、歴代のソニックタイトルを試遊できる形で設置。また、大型ディスプレイで「ソニック ジェネレーションズ」という企画も行われた。

5月5日には、米国ニューヨーク州にある美術館「Strong Museum」で歴代のゲームIPのコンテストが行われた。そこで、ユーザーの投票によりソニックが「Hall of Fame」に選ばれている。それを記念して描かれた絵が、今でもこの美術館に飾られているという。

6月23日には、Wii U版の「マリオ&ソニック AT リオオリンピック」が発売。6月24日には、公式サイト「Sonic Channel」で25周記念Webマンガの週間「Sonic Comic」の掲載が開始されている。そして、6月25には、「ソニック25周年アニバーサリーパーティー」が開催。このイベントで制作スケッチを公開したところ、その画像が世界中でシェアされ反響を呼んだそうだ。

7月17日には、「GAME SYMPHONY JAPAN 17th CONCERT SEGA Special 2016」が開催されている。こちらは昨年の秋に開催されたものの再演で、ソニックが25周年だったということもあり枠を拡大して演奏されたとのこと。

7月22日には、セガ・オブ・アメリカの主催で米国西海岸のサンディエゴで「Sonic 25th Anniversary Party」が開催。ここではじめて「ソニックマニア」が発表に。そのほか、ソニックとハローキティとのコラボやTVアニメ「ソニックトゥーン」のシーズン2や「プロジェクトSonic 2017」の発表が行われている。こちらは有料のイベントだったが、1200人ほど集まり、会場に入るだけでも1時間ぐらい掛かるほどの人気っぷりだったそうだ。

8月6日には、英国のロンドンでソニックの誕生日イベント第3弾となる「Summer of Sonic 2016」が開催されている。こちらは、ソニックのファンが主催で行われたものだ。イラストなどもファンによるもので、コミックのイラストレーターなども招待されていた。「ソニックファン感謝祭2016」の会場にも主催に関わった人が訪れており、会場からは大きな歓声が沸き起こっていた。

10月1日からは、スイーツパラダイス上野ABABで「ソニック25周年カフェ」がオープン。そして、10月27日には3DS用「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」が発売されている。それに合わせて、スイーツパラダイス上野ABABで「ファン交流会」が行われている。平日の日中ということで参加できた人は限られていたようだが、ファンとの交流を深めることができたそうだ。しかし、少人数だったため素直にファンからの質問に答えていたところ、それが世界中でシェアされてしまい後処理に困ったのだとか。さらに同日には、発売記念生放送も実施されている。

11月14日からは、ソニックとぷよぷよの25周年を記念した「京急セガトレイン」の運行が開始されている。セガの発祥の地でもある大鳥居駅では、看板も特別装飾に変更されるといった凝りようだった。

「ソニックマニア」では既存のステージも大きく変化!

続いて行われたのが、2017年に発売が予定されている新作「ソニックマニア」の紹介だ。ここでは助っ人として、欧米事業推進部の近藤航平氏が登壇。実機でプレイしながら、ゲームの細かな紹介が行われた。

飯塚氏の顔がプリントされたTシャツを着て登場した、近藤航平氏(写真左)。

この「ソニックマニア」は、飯塚氏がアメリカに行って最初に手がけたプロジェクトだ。クラッシックシリーズの最新作で、「ソニック1」「ソニック2」「ソニック3」「ソニック&ナックルズ」「ソニックCD」の中から、いくつかのステージをピックアップ。それらに、ファンが喜んでもらえるようなアレンジを加えているといった内容の作品である。

既存のステージのアレンジだけではなく、新規で作られたステージも追加。ボスもすべて新規で登場する。ソニックマニアのための「ソニックマニア」がコンセプトだという。

今回のデモプレイでは、新規のステージではなく既存の「グリーンヒルゾーン」がどのようなアレンジになっているのかを中心に紹介が行われた。

ゲーム序盤はほぼ同じ。ソニックの後をテイルズがくっついてくるといった形で始まる。ちなみに、2P側のコントローラーでテイルズを操作することも可能だ。この「ソニックマニアは」基本的に「ソニック3」がベースとなっているため、マップ構成もそちらに準拠している。そのため、オリジナルのステージよりも長くなっているのだとか。

アクトの終了ごとに中ボスが登場。それを倒すとクリアだ。本作では、次のアクト2は、その中ボスを倒した状態からシームレスに続いていくようになっている。今回のデモはここまでで終了。この後も様々な仕掛けが用意されているようなので、楽しみに続報を待とう。

アクト1の最後に登場する中ボス。
アクト2は、中ボスを倒した後そのまま続いていくスタイルになっている。

タイムアタック大会では驚きの記録が!? 「ソニックトゥーン」の日本語版配信も決定

続いて、「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」ディレクターの中島玄雅氏が登壇。
今回のイベントの目玉のひとつでもある「ソニックトゥーン ファイアー&アイス」のタイムアタック決勝戦が行われた。この日の午前中から行われてきた予選大会を勝ち残った、上位3名によるタイムアタック大会だ。

予選を勝ち上がってきた上位3名が登壇。右からシンソニ氏、5SAIZI氏、亜汁氏。

予選を勝ち上がってきたのは、同率2位でタイム1分19秒をたたき出した亜汁氏と5SAIZI氏。そして予選1位でタイム1分17秒を記録したシンソニ氏。亜汁氏、5SAIZI氏、シンソニ氏の順番で本選大会ステージであるカットスロート・コーブ:スカリーワグ・リーフに挑戦。その結果、予選でも1位だったシンソニ氏が、開発陣をもうならせるスーパープレイで1分18秒というタイムを記録。優勝を勝ち取った。

スーパープレイの続出に、会場からはどよめきが。

タイムアタック決勝戦の結果

第3位:1分42秒 亜汁氏
第2位:1分32秒 5SAIZI氏
第1位:1分18秒 シンソニ氏

優勝のシンソニ氏には、賞状や賞品のほかトロフィーが贈られた。

プレゼント抽選会などを挟みイベントの締めくくりとして、最後に飯塚プロデューサーから重大な発表が。なんとアニメ「ソニックトゥーン」の日本語音声版の配信が決定! 全52話を、ゲームと同じ声優陣を起用して収録するという。まだ制作に時間が掛かるということで、詳細は後日発表される予定とのこと。こちらも楽しみに続報を待つことにしよう。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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