これまでの軌跡を振り返る「刀剣乱舞-ONLINE-」二周年記念プロデューサートークショー―千子村正のCV＆実装時期の続報も

0 2017年1月15日 20:30

担当：近藤智子

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DMM GAMESおよびニトロプラスは、1月14日に東京・池袋サンシャインシティ噴水広場にて「刀剣乱舞-ONLINE-」二周年記念プロデューサートークショーを開催した。

ユーザー数の変化やメディアミックスで振り返る2年の軌跡
6人の声優によるビデオメッセージ公開＆主題歌ミニライブも

ステージには原作プロデューサー・でじたろう氏（ニトロプラス代表取締役）、エグゼクティブプロデューサー・花澤雄太氏（DMM.comラボ）、おっきいこんのすけ、MC・松澤千晶さんが登場。2015年1月14日のサービス開始から2年を迎えた今、改めてこれまでの軌跡を振り返る。

ユーザー数の変化やメディアミックスで振り返る2年の軌跡

まず、花澤氏は「2年前の今日、ちょうどリリースしました。たくさんの審神者の方にプレイしていただいてありがとうございます。こんなに大きく、長く愛していただけるとはリリース日には思ってもいませんでした」、でじたろう氏は「こういうイベントでは声優さんなどにご登場いただくことも多いのですが、責任者として皆さんに感謝の気持ちを伝えたくて立たせていただきました」とプレイヤーへの礼を述べる。

続いて、サービスの利用状況について発表。2017年1月時点でのPCブラウザ版の登録者数は約170万人、iOS/Android用アプリ「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」のダウンロード数は約280万、累計約450万となる。女性ユーザーが80％以上を占めており、毎日アクセスしているユーザーが非常に多いと語る花澤氏。公式ツイッターアカウントのフォロワー数は、1月14日時点で開発・運営がおよそ62万、本丸通信がおよそ55万。でじたろう氏のアカウントのフォロワー数もかなり増加したそうで、キャンペーンのリツイート数のスピードにも驚いた様子をみせていた。

左から花澤雄太氏（DMM.comラボ）、でじたろう氏（ニトロプラス代表取締役）

さらに、これまでに行ったメディアミックスについても紹介。厳島神社での公演でも大きな話題となったミュージカル「刀剣乱舞」、その人気の高さから再演も行われた舞台「刀剣乱舞」、2016年10月に放送を開始したアニメ「刀剣乱舞-花丸-」、2017年7月に開始予定のアニメ「活撃刀剣乱舞」に加えアンソロジーコミックも12冊刊行されている。こうした展開について、両氏はゲームのプレイヤーに思い思いの本丸があるように、メディアミックスも同様にそれぞれの本丸として楽しんでほしいと語る。

美術館や博物館など実際の刀剣とのコラボも盛んで、これまでに「御手杵」「五虎退」「にっかり青江」など21振りで開催。そして3月4日からは足利市美術館で展示となる「山姥切国広」とのコラボも控えている。すでに10振り以上の刀剣を所有するというでじたろう氏は刀剣のもつ魅力についても熱く語り、公式複合イベント「刀剣乱舞-本丸博」の「三日月宗近生ぶ復元プロジェクト」にも触れる。試作された影打「復元三日月宗近影」に続き、推測した1000年前の姿や波紋も再現した真打も春には作りたいそうだ。

ゲーム内に登場する刀剣男士も、サービス開始時の41振りから1年後には51振り、2017年1月14日現在は61振りまで増加。特に印象的な刀剣男士について聞かれると、花澤氏はまずプロデューサー視点として、本作を知らないプレイヤーに魅力を伝えてくれた「三日月宗近」を挙げる。個人的には自身を「脇差くらい」と称し、大きな「太郎太刀」「次郎太刀」に憧れがあるそうだ。

でじたろう氏にとっても「三日月宗近」は特に大切であるという。そして刀剣男士は勿論、吉光の藤四郎の刀そのものの美しさについても話し、購入した1振りに「秋葉原藤四郎」と名付けて愛着をもって接していると語った。

MC・松澤千晶さん、こんのすけ

6人の声優によるビデオメッセージ公開＆主題歌ミニライブも

ここで、ゲーム開始直後に選べる5振りの刀剣男士「加州清光」を演じる増田俊樹さん、「陸奥守吉行」を演じる濱健人さん、「歌仙兼定」を演じる石川界人さん、「山姥切国広」を演じる前野智昭さん、「蜂須賀虎徹」を演じる興津和幸さんに加え、「三日月宗近」を演じる鳥海浩輔さんといった6人の声優陣によるビデオメッセージを公開。それぞれが2周年のお祝いコメント、担当した刀剣男士への一言、担当した刀剣男士の魅力、ファンへのメッセージを語った。

増田さんは加州清光に対し、さまざまなメディアミックス展開に出番があるので体調に気を付けてほしいと気遣い、魅力については自分にとって大切なものはあるけど、がむしゃらになりすぎず、どこか余裕がある雰囲気が羨ましく思うそうだ。濱さんは陸奥守吉行に対し刀の稽古もやってみてはどうかと提案し、魅力についてはおおざっぱに見えるが思いやりがあって懐が広く、温かい刀剣男士であると語る。石川さんは歌仙兼定に対し、タイプが全然違うので雅と風流の違いなどを逆に聞いてみたいそうで、魅力については普段の穏やかさと戦闘時のギャップが好きだと話した。

前野さんは山姥切国広に対し、写しというコンプレックスについては短所であり長所でもあるので、自身も含め自分に自信をもってほしいとコメント。コンプレックスについても、そうした人間味のある部分が好きで、コンプレックスを抱えながらも強い自分を保とうとする姿勢にも共感するという。興津さんは蜂須賀虎徹に対して誇りに思うとしつつも兄弟と仲良くしてほしいと語り、魅力は美しい部分を挙げた。鳥海さんは三日月宗近に対し、お疲れ様でしたとこれからもよろしくと伝えつつ、自分の時間の流れがあり、ぶれないのが素晴らしいなどの魅力をファンに話した。

主題歌を歌う板垣奏太郎さんも登場し、オープニングムービーに合わせて「夢現乱舞抄」を披露。なお「刀剣乱舞-本丸博」で公開されている、3D演出の強化や新たな刀剣男士も加わったムービーはゲーム内に1月末実装予定とのことなので、楽しみに待っていよう。

板垣奏太郎さん

2周年を祝った「鏡開き」の後に、でじたろう氏からさまざまな発表が。まず「刀剣乱舞-本丸博」の地方展開を準備しており、近畿、東北、中部、九州を予定。そして、先日公開された新たな刀剣男士「千子村正」を担当する声優は諏訪部順一さんで、3月中旬の実装に先駆けて1月下旬に期間限定で鍛刀による先行実装も行われる。また、花澤氏からは新たなイベント開発も進行中であることも明かされた。