NetEase Gamesが2017年上旬の配信を予定しているiOS/Android用アプリ「陰陽師」。平安の世界を舞台に、幻想的なストーリーが楽しめる本作を紹介する。
iOS/Android用アプリ「陰陽師」は、平安時代を舞台にした和風RPGだ。美しいグラフィックと作り込まれたストーリーが魅力となっている。
陰陽師と聞くと安倍晴明を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。しかし、安倍晴明がどういった人物なのか、一体何をしていたのかを知っている人は少ないはずだ。陰陽師は平安時代などを中心に調停の官職として定められた職業で、陰陽道を使いながら悪霊や妖怪を退治することを目的としている。
事前登録の受付が行われている本作だが、今回開発中のバージョンをプレイする機会を得たので、インプレッションとともに本作の魅力を紹介していこう。
美しいグラフィックで描かれる平安の世界、個性的なキャラクターたち
本作をスタートしてまず魅了されるのが美しいグラフィックだ。キャラクターの色鮮やかな衣装や、紙芝居のようでいて幻想的な背景が自然と動き、まるでその世界に入りこんだのかと錯覚させられる。
登場するキャラクターたちも個性豊かだ。晴明に寄り添う少女「神楽」や犬のような風貌の「犬神」といった人物のほか、敵としてさまざまな妖怪が登場する。妖怪たちは式神として仲間にすることが可能で、戦闘では心強い味方となってくれるのだ。
これらの登場人物や妖怪はフルボイスとなっており、担当する声優陣も非常に豪華だ。式神を集めていくコレクション要素はもちろんだが、どんなボイスを聞けるのかも楽しみのひとつになりそうだ。
作り込まれたストーリーも魅力で、ボイスはストーリーを一層盛り上げてくれる。小難しいと思われがちな平安の世界だが、それをコミカルに、良い意味で現代風に描いているのだ。
ストーリーにあわせて展開する戦闘
戦闘はターン制となっており、画面右に表示されたキャラクターアイコンの順に行動していく。キャラクターのターンになったら画面右下のスキルアイコンをタップすることでキャラクター固有のスキルを発動可能だ。
スキルは、通常の単体・範囲攻撃のほか、状態異常を与えるものなども用意されており、式神の種類によっても異なってくる。
戦闘は、自動モードが用意されているほか、2倍の速度で進行することも可能。序盤の戦闘では、特に考えずに操作しても勝利することができるが、ストーリーが進むにつれて、敵の数が増え、スキルも強力になっていく。一筋縄ではいかない、遊びごたえのある難易度となっていた。
本作の戦闘で面白いのが、ストーリーにあわせたキャラクター配置だ。一般的な敵と対峙するスタイルもあるのだが、敵に囲まれたり、敵を囲ったりと、物語の展開にあわせてキャラクターの配置が異なってくる。キャラクターの能力などの変化はなさそうなのだが、一層ストーリーにのめり込めるだろう。
独自の要素も満載
戦闘は誰でも馴染みのあるオーソドックスなタイプになっている本作だが、独自の要素も豊富だ。その中から気になる要素を紹介しよう。
自由な呪文で妖怪を呼び出すガチャ
一般的にはボタンをタップして回すガチャだが、本作では御札を使ってガチャを回すことになる。御札には自由に呪文やマークを描くことができるのだ。どんな効果があるのかは謎だが、他の人が描いた御札も見ることができるので、見比べながら楽しむことができそうだ。
ムービーのコメント機能
ストーリーの最中に頻繁に登場するムービーシーンでは、プレイヤーがコメントを残すことができ、さらに他のプレイヤーが残したコメントを見ることもできる。コメントは画面の右から左に流れるように表示され、盛り上がるシーンなどをみんなのコメントとあわせて楽しむことが可能だ。コメントは非表示にすることも可能なので、ストーリーをじっくりと楽しみたい人も安心してほしい。
みんなで協力して楽しむ百鬼夜行
百鬼夜行とは右から左に練り歩く妖怪たちをタップで倒すミニゲームだ。妖怪ごとに体力が異なっており、体力が多い妖怪ほど多くの得点を得ることができる。妖怪によっては、右から登場し左に消えるまで、ひたすらタップしても倒せない場合も。そんなときは友達と一緒に挑戦することも可能だ。複数人で同時に挑戦する機能もあるので、みんなで作戦を練って挑戦しよう。