本日2月10日に千葉・幕張メッセにて開催された「ジャパンアミューズメントエキスポ 2016」。ここでは、セガ・インタラクティブブースにて行われたアーケードタイトル「三国志大戦」のイベントステージの様子をお届けする。
本ステージでは、全国のアミューズメント施設の従業員(オペレーター)を対象とした大会「最強オペレーター決定戦」が開催。そのイベントの最後に、「三国志大戦」に関する最新情報が発表された。本稿では、その最新情報コーナーをピックアップして紹介する。
本コーナーでは、「三国志大戦」総合プロデューサーの西山泰弘氏が登壇。2017年のロードマップと共に、「三国志大戦」の今後に関する情報が一挙に公開された。
2017年2月9日に「義勇ロード」の新章が追加された本作だが、続けて2月13日には君主たちが覇を競い合う「英傑ランキング」が開始される。本ランキングは、全国対戦で5敗するまでに何勝できるかを競うもので、上位入賞者には毎月異なる称号が授与される。さらに3月には拡張第二弾が、初夏には漫画家・高橋陽一氏が手掛けた新カードが追加される。
さらに、4月には日本三大中華街の1つである神戸南京町とのコラボレーションが実施される。1つのタイトルと街全体がコラボするということで、謎解きやコスプレ、食べ歩きなど、さまざまな催しが企画されている最中とのことだ。
また、2017年秋には大型アップデートの実施が予定されている。本アップデートにて新勢力が追加されるとのことで、会場ではモニターに表示された袁紹の姿に注目が集まった。あわせて新兵種も追加されることが明らかとなり、こちらが発表された時は象の鳴き声のようなものが響き渡っていた。これについて西山氏は「何に乗っているか楽しみですね」と、新たな兵種に関する情報をぽろりと漏らしていた。
くわえて、新カードカテゴリとして「LEGEND」が追加。LEGENDカードの第一弾として、「人形劇 三国志」にて人形美術を担当した川本喜八郎氏が参戦することが発表された。
対戦を盛り上げる新たな要素として、「三国志大戦 最強決定リーグ」の開催も発表された。こちらは通常の大会とは異なり、長期間に渡ってリーグ形式の対戦が企画されているという。また、従来の公式全国大会「覇業への道」も開催される。
本作の海外展開として、香港でのロケテストが開催されることも明らかとなった。以前に韓国や中国、マレーシアやシンガポールなどのアジア圏で展開されていた本作だけに、今後国際大会や海外とのマッチングなど、国際的な展開にも注目だ。
最後に、「三国志大戦」のスマートフォン向けアプリ「三国志大戦ぽけっと」が発表された。内容としては、「三国志大戦」に登場する武将たちを使ったアクションパズルRPGになるという。「三国志大戦」にておなじみの計略も搭載されているほか、騎兵や槍兵などの概念もあるようで、武将によってさまざまな戦略が楽しめるようになっていそうだ。
また、マルチデバイスワンサービスという施策を展開する同社だけに、アーケードとの連動機能も搭載されている。「三国志大戦ぽけっと」でカードを購入するとポイントが貯まっていき、貯まったポイントをアーケードにて好きなカードと交換できるようだ。さらに西山氏は「三国志大戦ぽけっと」の武将のビジュアルがアーケード版と異なっていることに触れ、「アーケード筐体にはプリンター機能が搭載されているので、もしかしたら…」と、さらなる連動企画を匂わせる発言を残した。
これにあわせて、アーケード版での武将をスマートフォンで操作する新機能も鋭意開発中であることが明らかになった。公開された映像では、「三国志大戦」のトッププレイヤーでもある仁義なき青井さんと西山氏が仲良く「三国志対戦」をプレイする姿が映されており、西山氏は手にしたスマートフォンで青井さんの武将である張梁を操作。驚くことに、計略の発動までスマートフォンから行っていた。
本機能はまだまだ開発中であるものの、西山氏いわく現状スマートフォン一台で一人の武将が操作できるとのこと。将来「筐体に5人くらい並んで座って、みんなで一人一人を操作するような遊びができるようになるかも」とコメント。アーケードと連動するスマートフォン版の「三国志大戦」の登場で、さらなる遊びの幅の広がりが感じられるステージだった。