本日2月11日に千葉・幕張メッセにて開催された「闘会議2017」。ここではバンダイナムコエンターテインメントが実施した、「Project LayereD」のスペシャルステージの模様をレポートする。
バンダイナムコエンターテインメントが中心となって発足した、UGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)を導入し、世の中のクリエイターの才能を発掘・活用しながら、新しくアニメとゲームを立ち上げていく「みんなでゲームをつくろう」プロジェクト。
その第1弾タイトル「Project LayereD」において、事前に行われていた声優オーディションのグランプリが発表されるスペシャルステージが、「闘会議2017」にて行われた。
MCとして百花繚乱さん、ゲストとして声優の佐倉綾音さん、巽悠衣子さんが登壇。さらに総合プロデューサーを務める手塚晃司氏、アニメ監督を務める大橋聡雄氏も登壇し、声優オーディションの結果に先駆けて、まずはキャストを発表。キャラクターのビジュアルとキャストは以下の画像のようになる。
事前に設定資料を読んでいた声優陣によると、どのキャラクターも一癖も二癖もあるキャラクターのようで、今からどのようなキャラクターになるのか非常に気になるところだ。また、ゲーム内のキャラクターが仮想世界でアシスタントキャラクターとして設定する“ACT”というアバターが存在する。そこでシンジのACTとして登場するキャラクターのビジュアルも公開された。
こちらのデザインはできたてホヤホヤのようで、名前もまだ無いとのことだった。もし名前のアイデアがあればと話題を振られた巽悠さんは、「『マフラー』で良いんじゃないですか」とコメント。それを佐倉さんが断固拒否するという場面もみられた。
ここで、本ステージの目玉である声優オーディションのグランプリが発表されることになった。発表の前に、事前に発表されていたキャラクターデザインオーディションのグランプリ作品の振り返りと、応募した作品を基にプロのイラストレーターが描き下ろしたイラストも紹介された。
イラストも公開されて会場のボルテージが上がったところで、いよいよ声優オーディションの結果が発表された。主人公・ユウト役は柳晃平さん、ヒロイン・イオン役には白砂沙帆さんが選ばれた。グランプリに輝いた2人には報酬として100万円が贈られる。
今回の応募はアマチュアからプロ、はたまた現役のアイドルなど多彩な層から1,700人以上の応募があったようだ。しかし、選ばれた2人は演技未経験だそうで、そのポテンシャルの高さが窺えよう。手塚氏は、「演技力もさることながら、少ない資料から内面の掘り下げまでできている」と関心している様子だった。
ステージでは、グランプリを受賞した2人に加え、ゲストの佐倉さん、巽悠さんの4人で生アフレコも行われた。既にプロとして活躍している声優陣2人はもちろんのこと、大勢の人前で初めてとなる生アフレコを物怖じせず演じきった、柳さんと白砂さんには壇上にいる全員から「本当にアマチュアなのか!?」と、疑問の声が挙がっていた。
グランプリの発表後、「Project LayereD」の新たな展開として「漫画家オーディション」が開催されることが明らかとなった。
「漫画家オーディション」は、他のオーディションと同じくプロ・アマ問わず募集される。最終合格者には100万円がバンダイナムコエンターテインメントから贈られる他、漫画が連載される際には原稿料も入るとのことだ。また、1次審査を通過すると、担当編集のサポートが受けられる。惜しくも最終合格へと至らなくとも、担当編集が付くため漫画家への一歩を踏む出すことができるのも魅力だ。
オーディションの応募方法および詳細は、アプリ「マンガワン」に掲載されているそうなので、興味がある人は一度目を通しておくと良いだろう。