コーエーテクモゲームスは、2月25日に「金色のコルダ」シリーズのオンリーイベント「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ Featuring 至誠館高校 Op.2」を舞浜アンフィシアターで開催した。ここでは昼の部についてお届けする。
出演者
キャスト
吹奏楽部
伊藤健太郎さん(八木沢雪広/土浦梁太郎役)
森田成一さん(火積司郎/火原和樹役)
岸尾だいすけさん(水嶋 新/柚木梓馬役)
岡本寛志さん(狩野 航役)
山本圭一郎さん(伊織浩平役)ブラスバンド部
保村 真さん(長嶺雅紀/不動葉介役)
菅沼久義さん(江波紫音/佐々木淳之介役)
赤羽根健治さん(照辺一寿役)
福原耕平さん(目時文吾役)
阪口大助さん(阿藤啓太役)スペシャルゲスト
音楽劇「金色のコルダBlue♪Sky Prelude of 至誠館」キャスト
谷 佳樹さん(八木沢雪広役)夜のみ
中村祐志さん(火積司郎役)
輝馬さん(長嶺雅紀役)演奏者
天野貴文さん(トランペット)
徳富 豊さん(トランペット)
庄司雄大さん(ホルン)
松井大夢さん(トロンボーン)
高橋秀和さん(チューバ)
平林 龍さん(ピアノ)アシスタント
アンフィニ(ユーキさん、Kanさん)
生演奏あり、ライヴあり、アドリブありのメインドラマ
オープニングでは和太鼓の音が鳴り響き、至誠館の制服に身を包んだキャスト全員が威風堂々たる姿でステージ登場。ステージ上で吹奏楽部、ブラスバンド部、互いの健闘を称え合うような力強い激励が飛び交い、その勢いのまま「Green Forest Green」を熱唱する。
メインドラマ「誠の旗を掲げて」前編では「八木沢と長嶺がマブダチに…!?」という、新の見た夢からスタート。楽しそうに会話をする伊織、新、照辺、阿藤だったが、吹奏楽部とブラスバンド部は互いを認め合いつつ、どこか硬い空気も漂っていた。
そんな中、部を引退した八木沢と長嶺が部員を招集。生徒会の意向で、サッカー県大会の応援をどちらの部が行うか文化祭で勝負をすることになったという。現部長である火積、江波は部の未来のため、戦いを決意する。
練習中に「恋人との下校中のシチュエーション」という話題で盛り上がる新、伊織、狩野、火積。八木沢の心の内が語られたメッセージとライヴ「海霧のかなたへ」を挟み、阿藤、目時、狩野の3人が廊下で出会う場面へ。2人のさまざまな思いを聞き、改めて仲間という存在について考える狩野。軽快なリズムと岡本さん・山本さんの楽しそうな表情が印象的だったライヴ「青春エブリディ!」から、場面は再び吹奏楽部・ブラスバンド部の話し合いへと移る。文化祭のプログラムについて思いもよらない事態が発生し、両者は打開のためにアイデアや意見をぶつけ合う。
「エンターテイナー」の生演奏の後は、練習に励むブラスバンド部の姿が。ライヴでは、絶対に負けないという気持ちをそのまま表現したかのような「勝利は我らに!」が歌い上げられた。
音楽劇キャストも参加!絵心を競うバラエティコーナー
バラエティコーナー「答えを回せ! 目は回すな! 絵心伝言ゲーム」では司会にアンフィニ、スペシャルゲストの中村さん、輝馬さんも加わり、チーム対抗戦でイラストによる伝言ゲームへ挑戦。早い段階で正解するほどポイントがアップし、昼の部・夜の部の合計で勝敗が決まるという。また、スケッチブックにイラストを描く人はステージ上の回転ギミックでゆっくり半周するというルールになっており、いかに集中力を切らさないかもポイントとなった。
奥州のねこ武将・伊達まシャムねも応援に駆けつけ、まずは輝馬さんを含めたブラスバンド部チームが先攻。お題は「伊達政宗公」で、輝馬さんからスタートする。阪口さん、福原さんと2人続けて際どい回答が飛び出しながらも、3人目の赤羽根さんが見事に正解した。
後攻の吹奏楽部チームには、中村さんが参加。お題は「笹かま」で、最初に森田さんが「笹」と「鎌」のハイクオリティなイラストを描くという好プレーを見せつける。伊藤さんは岸尾さんのイラストに惑わされてしまったが、2人目の岸尾さんはきっちり正解。ステージ上ではキャストが入れ替わりながら回転ギミックに乗るなどして笑いを誘い、勝負の行方は夜の部に持ち越された。
告知コーナーでは、改めて音楽劇「金色のコルダBlue♪Sky Prelude of 至誠館」のキャストである中村さん、輝馬さん、そして舞台のアフタートークにも参加したという伊藤さんと菅沼さんでクロストークを行う。火積の傷のメイクにかかる時間や至誠館への印象、オリジナルキャストの声をどのように研究しているのか、舞台キャスト同士の仲の良さなどが語られた。なお、本イベントの制服を手掛けたのも音楽劇スタッフとのこと。
「プロジェクトff」ドラマでは「居酒屋トーク ~オーケストラの仲間編~」と題し、オーケストラの代奏を頼まれた火原と、ステージマネージャーのアルバイトをしているという葉介が登場。コンサート後、2人は居酒屋というくだけた空間で将来や恋についてざっくばらんに語り合う。
涙と感動に包まれたメインドラマ後編&フルメンバー10人によるパフォーマンス
メインドラマ後編は、新の恋する気持ちを綴ったメッセージとライヴ「Ser Feliz」から開幕する。ブラスバンド部と対決する文化祭当日を迎え、吹奏楽部は歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」を演奏。熱のこもった迫力の生演奏がファンに届けられ、会場は大きな拍手に包まれた。
多くの出来事を乗り越え、お互いを高め合う良きライバルとなった吹奏楽部とブラスバンド部。後輩たちの強い想いをしっかりと受け止めた八木沢、長嶺の心を表すかのような組曲「惑星」より「木星」の生演奏が会場に響き渡り、伊藤さんと保村さんの息の合ったダンスが見事なライヴ「背あわせ」で締めくくられた。
エンディングではヒロインと2人で共に過ごした一年を振り返るような言葉と、キャスト全員による「Andante」を披露。アンコールの「Ambitious -青雲の志で-」では、森田さんが中心となって仕上げたという息ピッタリのパフォーマンスでファンを魅了する。スクリーンには練習風景の写真も映し出され、身が引き締まるような歌声や美しく整った隊列に酔いしれた。