イケメン英雄との会話＆お風呂イベントに全力投球！乙女ゲーマー視点でプレイする「無双☆スターズ」

異世界から始まる、英雄の新たな物語

「真・三國無双」「戦国無双」「アトリエ」「DEAD OR ALIVE」「討鬼伝」シリーズなど人気タイトルからキャラクターが集結し、無双シリーズをベースとしたアクションを楽しめる本作。その中で、なんといっても「遙かなる時空の中で6」のキャラクターも立体的な3Dモデルになっているんです！　オリジナルのゲームでは見られなかった、躍動感のある動きをたっぷりと堪能できますよ。

本作の舞台は、不思議な力をもつ泉と、その力を操る王のもとで繁栄していた異世界。しかし王を失い、泉も枯れ、滅びの危機に瀕した世界を救うために「英雄」を呼び出します。彼らはこの世界を救うため、そして元の世界に戻るため、新たな王を目指す「環」「刹那」「志貴」のいずれかの陣営につき、戦いに身を投じることとなります。

ゲーム内では、まずは「趙雲」「真田幸村」「ソフィー」「織田のぶニャが」といった作品を代表するキャラクターの中から、操作対象と難易度を決定。もちろんここでは「有馬一」でスタートします！　難易度は最も簡単な「入門」から「易しい」「普通」「難しい」「激難」の5段階あり、私はちょっとアクションに自信がないため「易しい」で遊んでいますが、いつでも変更可能です。ステージで戦闘不能になっても途中からやり直せるチェックポイント機能もあるので、構えずとにかく遊んでみましょう！

「遙かなる時空の中で6」では、怨霊から帝都を守る精鋭分隊の隊長として活躍する有馬。原作で敵対していた鬼の一族の首領・ダリウスと遭遇しますが、どんな状況下でも人々を守ることが最優先だと魔物に戦いを挑みます。

そんな有馬の姿勢に協力するダリウスといったシーンがムービーで鮮やかに描かれるのですが、もうとにかく格好良い！！　スタートからこんなに格好良くていいのかと思うほど格好いいんです！！　スチルとはまた違った臨場感と美しさに何度も見返したくなりました。

ステージによって「遙かなる時空の中で6」を象徴するサウンド「黒蝶」のアレンジも流れます。原曲らしさの残ったものから、ギターサウンドがメインになるアクションゲームっぽさが強くなったものもあり、原作とは違った印象も楽しめますよ。

簡単操作でカッコよく動く！迫力のアクションを心ゆくまで堪能

基本的には左スティックでキャラクターを移動させ、□または△ボタンで攻撃していけばバタバタとなぎ倒せる「一騎当千」の爽快感を味わえます。「どこへ向かい、何をしたらいいのか」という指示は都度画面に表示されますし、マップや敵の位置もじっくり見返せるので焦る必要はありません。指定された敵を倒して拠点を制圧しつつ、待ち受けるボスを倒せばクリアとなります。

とはいえ、個人的には有馬の流れるような太刀筋や、術を駆使するダリウスの動きを眺めるのに必死です。ボタンを押した順によって変化する技をじっくり確かめたり、いかに格好いいアングルのカメラ位置を見つけたり、「原作でもこんなふうにカッコよく怨霊と戦ってたんだな……」と妄想するのが先で、目標は二の次でした。できるだけ早くクリアしたほうが良い成績になるのですが、そんなことより大事なのは有馬やダリウスの3Dモデルをじっくり眺めることですから！　よりじっくり楽しみたい方は「ギャラリー」で見てみてください。

ステージをクリアするために頼りになるのが、他の英雄たち。有馬でスタートした直後はダリウスのみですが、ワールドマップ上に出現する「ヒーローバトル」をクリアすると新たな英雄が加わります。

英雄には「ヒーロースキル」が備わっていて、体力の回復や攻撃力アップなど色々な形でプレイヤーをサポートしてくれます。とくに有馬やダリウスは周囲の敵を倒してくれるタイプのスキルを持っているので、イケメンであることを別にしてもすごく有用で助かります。メインの操作キャラクターだけでなく、一時的に仲間の英雄を操作できるシステム「ヒーローチェイン」では、より背中合わせで共闘している感覚を強く味わえるのでオススメですよ。

英雄同士のさまざまなイベントを楽しもう

本作のストーリーは、仲間にしたキャラクターや選んだバトルによって変化するフリーシナリオ＆マルチエンディングとなっています。有馬は志貴の陣営に所属することとなりますが、その出会いも非常にドラマチック。志貴は妹である環や従兄弟の刹那と敵対しても王を目指すという一見すると非常に冷徹な人物ですが、有馬は志貴の不器用さにどこか自分が重なった様子です。英雄たちが異世界のキャラクターとどのような関係性を築いていくのかも見どころですよ。

そして「遙かなる時空の中で6」だけでなく、他のタイトルからも素敵なイケメン英雄がたくさん登場するのが本作の特長。彼らとの間には「友好度」が設定されていて、仲良くなるとセリフが変化したり、会話イベントを楽しめたりします。バトルにも有利に働くので、仲良くしておいて損はありません。

バトルでは頼りになる仲間たちも、非戦闘時は「聖域」と呼ばれる場所でのんびりと過ごしています。ここには、装備するとさまざまな恩恵を受けられる「ヒーローカード」を強化できる「精錬所」をはじめとした便利な施設があったり、より仲間とさらに仲良くなるための依頼を受けたりできますが、世の乙女たちにとって最重要なのはお風呂に入れる「宿舎」です！

色々な意味でなかなか見ることができない姿を見れるチャンスなので、聖域に戻ったらまず宿舎に直行するくらいの勢いで問題ありません。時間帯によっては女湯だったり掃除の時間だったり謎の先客がいることもありますが、めげずに通いましょう！

特定の英雄を仲間にしていると発生する「ドラマティックバトル」も見逃せないポイントです。例えば有馬と「戦国無双」シリーズに登場する石田三成が仲間にいると、敵勢力の英雄に説得を試みるといったバトルが発生します。二人とも根は真っ直ぐなのですが思いっきり口下手なため、果たしてどうなるやら……といった展開には、思いっきり笑っていいのか可愛さに悶えていいのか迷いました。ちなみに有馬もダリウスも「戦国無双」のキャラクターに対し、まるで私たちのように「あの有名な戦国武将がここに！」というような反応を見せてくれるのがちょっと面白いです。

バトルを上手く進めるために「ブレイブ」や「練武場」を活用

ストーリーやイベントをよりたくさん楽しむため、バトルはスムーズに進めたいもの。そこで意識すべきなのは、操作キャラクターの名前の側にある星マークの数字「ブレイブ」です。

スタート時点は1ですが、バトル中に敵を倒したり、サブミッションを達成したりすると数字が増えていきます。敵のボスはこの数字が大きいため、こちらが小さいままではなかなか倒しにくくなっています。そのため、ある程度は寄り道と思えるような行動も行いながらブレイブを上昇させていきましょう。

キャラクターのレベルはバトルを繰り返すと上がっていくものですが、聖域には手っ取り早くお金で解決できる「練武場」という施設もあります。とくにゲーム序盤はあまり所持金も多くないので無駄遣いはできませんが、何人も育成するのは大変だと感じたらすぐ利用してしまいましょう。

そして「フィーバースター」があると使える必殺技「無双フィーバー」は、使うと無敵になれる「ここぞ！」というもの。ボスを相手に使える強力な技というだけでなく、フィーバー中にたくさん敵を倒すと仲間がその活躍を応援してくれるというユニークな演出つきです。

普段は乙女ゲームばかりでアクションは苦手という方でも、手軽にストーリーやイベントを楽しめる仕組みが満載の「無双☆スターズ」。いつか八葉だけでなく守護聖様、安土の武将たちなどが活躍するネオロマ無双が実現することを信じ、その前哨戦としてぜひ遊んでみてくださいね。