エクスペリエンス初のホラーアドベンチャーゲーム「死印」インプレッション―つねに死と隣合わせの緊張感と、選択肢が分かつ運命の行方は?

エクスペリエンス初のホラーアドベンチャーゲーム「死印」インプレッション―つねに死と隣合わせの緊張感と、選択肢が分かつ運命の行方は?

PS Vita

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エクスペリエンスは本日5月18日、2017年6月1日に発売を予定しているPS Vita用ソフト「死印」の体験版を配信する。そのタイミングに合わせて、一足先にプレイしてのインプレッションを掲載する。

エクスペリエンスは2017年6月1日、PS Vita向けホラーアドベンチャーゲーム「死印(しいん)」を発売する。

「円卓の生徒」、「迷宮クロスブラッド」、「剣の街の異邦人」など、コアなユーザーを唸らせる骨太なダンジョンRPGを代表的なフランチャイズとして展開してきた同社。「死印」は、そんなエクスペリエンスの新たな挑戦であると同時に、ホラーゲームファンも納得の刺激に満ちた作品だ。本稿では、そんな本作のインプレッションをお届けしよう。

死へのカウントダウンはすでに始まっている

東京都H市にて広まる「シルシを持つものは死ぬ」という不気味な噂話。事実、この町では不審死を遂げる怪奇事件が発生していた。記憶を失った主人公は、気がつくと「シルシを持つものを保護する洋館」の前にいた。そう、腕にはあのシルシが刻まれていたのだ。そこで出会った美しい女性の人形「メリイ」が語った言葉。「このままでは、あなたは死にます」「ただ、助かる方法がない訳ではない」。死へのカウントダウンはすでに始まっていた……。

都市伝説の語りから始まる不気味なオープニング

以上が「死印」の大まかなストーリーラインである。都市伝説的に語られる「シルシ」の噂話や、それとリンクするかのような怪奇事件など、現代怪談らしい生々しさに満ちた設定の数々は、リアルな恐怖となってプレイヤーの背筋を凍らせる。物語は常に重くて暗いトーンに包まれており、おちゃらけたシーンはほぼ皆無。Jホラー特有のジメッとした空気感すら漂わせる作風は、純度の高いホラーゲームと見ていいだろう。

物語のカギを握るキャラクター「メリイ」
死と隣合わせの危険な選択肢「デッドリーチョイス」

H市内には、数々の心霊スポットが点在している。小学校、樹海、神社、公園など、昼と夜とでは表情がまるで異なる、定番のスポットだ。

ゲーム中は怪異の謎を解き明かすため、これらの場所を探索していく。探索パートは、エクスペリエンスの得意とする主観視点の探索型RPGをベースにしつつも、本作ならではのジメッとした特有の空気感のせいか、息苦しさすら感じるもの。懐中電灯の光を頼りにスポット内の怪しい場所を調べ、怪異の真相を解き明かすのだ。

ストーリーは章仕立てになっている。
今にも何か出てきそうな廃校。

探索は「印人」と呼ばれる、主人公と同じ宿命を背負った仲間から1名を選び、2人1組で行う。選んだ印人によって展開が変化していくのもポイントだ。探索によって徐々に明らかにある事実、そして入手したアイテムは、絶望の抗う唯一の手段となる。

特に、エピソード終盤に発生する怪異との対決では大きな助けとなるだろう。ちなみに、怪異との対決はアイテム選択によって行われる。誤ったアイテムを選んでしまうと即座にゲームオーバーになってしまうこともあるため、選択は慎重に行わねばならない。RPGのようにダメージが数値化されているわけではないが、それだけに先が読めず、緊張感はかなりのもの。この辺りのスリリングさも、本作の見どころと言えるだろう。

怪異との対決の時。これまでに入手した情報やアイテムを駆使して立ち向かおう。

本作最大の特徴とも言えるシステムが「デッドリーチョイス」だ。その名の通り、生死をかけた選択である。スポットを探索中、プレイヤーは生死の危機に直面することがたびたびあるのだが、そこでは究極の選択が迫られる。解答には制限時間があり、タイムアップしたり、誤回答を繰り返すと容赦なくゲームオーバーになってしまう。この緊張感こそ、「死印」最大の醍醐味でもあるのだ。

また本作は章仕立てのシナリオになっているのだが、各章ごとに、「キュア」と「デストロイ」から成る結末へ分岐する。これは選択肢の選び方次第で枝分かれしていくものものなのだが、どちらが正解というわけでもなく、両方にそれ相応のシナリオが用意されているので、気になる方はぜひとも両方の結末を見届けて欲しい。

「デッドリーチョイス」の制限時間は、探索で「霊魂」を入手することで増えていく。
生粋のホラーゲームファンには文句なしにオススメ

インプレッションは以上だ。まさかエクスペリエンスからこのような作品が登場するとは思わなかったが、よくよく考えてみると、同社の作品はゲーム性のみならず世界観の作り込みにも定評がある。ホラーと言えばコアなファンが多く、それだけに見る目は厳しい。

かくいう筆者も、これまでに数々のホラーゲームをプレイしてきたつもりだ。そんな筆者の目から見ても、「死印」はホラーゲームとして認めざるをえないクオリティに達していると断言できる。女子高生の何気ない噂話から入る導入部分、記憶のない主人公に刻まれた「死」を意味する「シルシ」、一癖も二癖もある個性的な登場人物たち。定番でありつつも、決して慣れ親しむことのできない心霊スポットなど、ホラーファンのツボを付いた各種設定は、思わずニヤリとするものばかり。

そして、生死を分けるギリギリの判断が緊張を煽る「デッドリーチョイス」、アイテムの選択次第でその後の状況が一変する怪異との対決など、プレイヤーに委ねられる責任は重く、きちんと頭を使わないとクリアできない骨太さも、実にエクスペリエンスらしい。

決してぬるくなく、プレイヤースキルもそれなりに要求されるが、理不尽な難しさではなく、ハードルを超えた時に確かな達成感を感じられるのも良い。ホラーとしてもアドベンチャーとしても、非常にやりごたえを感じられる一作に仕上がっているので、本稿を読んで気になったという方はぜひチェックしてもらいたい。

死印

エクスペリエンスPSVitaパッケージ

  • 発売日:2017年6月1日
  • 価格:4,800円(税抜)
  • 17歳以上対象
死印

死印

エクスペリエンスPSVitaダウンロード

  • 発売日:2017年6月1日
  • 価格:4,000円(税抜)
  • 17歳以上対象
死印
(C)EXPERIENCE

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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