「ガンホーフェスティバル 2017」ステージイベントで「ディバインゲート」、アニメ「パズドラクロス」、「LET IT DIE」の新展開が続々発表

2014年から毎年開催され、「パズル＆ドラゴンズ」をはじめとしたスマートフォンアプリの大会や最新情報の発表で毎回盛り上がりを見せる「ガンホーフェスティバル」。

今年は「ゲームと音楽の融合」をテーマにしており、トミタ栞さんや、ヒトリエ、アルカラ、三戸なつめさんと多彩なアーティストが立て続けに登場。ロックフェスさながらのライブパフォーマンスで会場を沸かせた。そしてライブの合間にはガンホーのゲーム、アニメの最新情報も発表された。

「ディバインゲート」の新章「零」2017年夏に始動

最初の発表となった「ディバインゲート」コーナーでは、代表取締役社長 CEOの森下一喜氏とミスター☆ディバインが登場すると、同作品の新章となる「ディバインゲート 零」を発表した。

森下氏によると「零」にはいろいろな意味が込められているとのこと。またロゴにはギターのネックがあしらわれており、音楽と関係性があるストーリーであることが示唆された。新キャラクターも4ピースバンドのメンバーが中心で、ギターを担当する主人公のカズシをはじめ、ヒロインポジションのキーボード担当・ココロ、天才肌のエリート青年だというベース担当のシンク、天才的なドラマーのリアンと個性的なキャラクターが揃う。

なお、本作には6種類の属性が存在するため、メインキャラクターも6人用意されることになる。ミスター☆ディバインはそのことにも触れると、「闇と風は今後発表していきます」と話していた。

続いてゲームシステムでは、まずインターフェイスが一新される。「やれることが増えてきた分、情報量が多くなってきた」と森下氏も認識しており、トップ画面は情報を整理し、より使いやすくなる。また色使いが明るいイメージになったのも特徴だ。

さらにキャラクターのストーリーを掘り下げるため、アドベンチャーパートが追加となる。もちろんスキップすることも可能だが、読み物としても楽しむことで、世界観に深みが出ることだろう。

続いて本作で展開するバトルでは、パネルアクションはそのままだが、ネクストパネルが表示されるようになる。戦術を組み立てながら遊べるようになり、多色系のパーティを使うときは特に遊びやすくなる。またキャラクターごとにヒットポイントが表示され、個別管理できるように。ユニットごとの協力が色濃く反映されるのも大きな変更だ。とはいえ根本的なシステムに変更はないため、「今まで遊んでいた人もそのまま楽しめる」と森下氏は強調していた。

その一方で、新章ではダンジョン探索の部分を大胆にカットすることが明らかに。ローディングも大幅に短縮されるとのことで、ミスター☆ディバインは「ゲームをよりスピーディに遊ぶため」であると語った。ちなみに、今までダンジョン探索のスキルを持っていたキャラクターは、別スキルに変わるとのこと。このことからも分かる通り、すでに持っているユニットは今後も使用可能で、中には過去のキャラクターがストーリーに関係するケースもあるとか。

気になる実装時期だが、2017年夏を予定しているとのこと。森下氏は「ガンホーの夏は長い」と冗談を飛ばしつつも、「バケーションシーズンに遊んでもらえるようにしたい」とファンの期待感を煽った。

アニメ「パズドラクロス」新オープニングはポルノグラフィティが担当

続いての発表はアニメ「パズドラクロス」の最新情報だ。ステージには森下氏に加え、アニメに登場するエースとたまぞうも登場すると、まずは新キャラクターとして命古龍・ブレイブXドラゴンが公開。こちらは5月29日の放送のアニメで早速登場するとのことだ。ほかには紫光の深淵龍・アポカリプスXも今後登場予定。物語のキーとなる存在としてアニメを盛り上げる。

ここまでは新たなドラゴンの紹介だったが、焔刻の時龍契士・ミルという人物も公開となった、こちらも5月29日放送のエピソードで早くも登場するという。そしてゲーム版の主人公キャラとして活躍するアナが、アニメにも登場することが明らかに。アナはアニメではエースと出会い、物語に深く絡んでくるそうだ。

さらに新オープニングテーマを、ポルノグラフィティが担当することも明かされた。楽曲は現在制作中とのことで詳細は明かされなかったが、会場ではポルノグラフィティのビデオメッセージが公開、「いろんな世代に刺さるような楽曲になると思います」とコメントを残した。こちらは7月からオンエア予定とのことだ。

同じく新エンディングテーマは、J★Dee'Zが担当することが発表。ステージにはメンバーのNonoさん、amiさん、MOMOKAさんが登場すると、そのままライブへと突入。バンドの演奏をバックに最新シングル「伝えたいこと、ちゃんと伝えなくちゃ」などの代表曲を連発。さらには「パズドラクロス」のエンディングテーマに起用される「カラフルジャンプ」まで披露し、会場を沸かせた。

「LET IT DIE」と「GRAVITY DAZE2」のコラボが決定！

MCとしてでんぱ組.incの最上もがさんとアメリカザリガニの柳原哲也さん、ゲストとしてコモドール平井ことアメリカザリガニの平井善之さん、渡辺明乃さん、ブンブン丸さん、カミカゼ長田さん、森下氏、そしてディレクターの新英幸氏が登場したPS4用ソフト「LET IT DIE」最新情報のコーナーでは、ゲームを紹介するトークが展開。

本来アクションゲームが苦手だという渡辺さんだが、「キノコがあれば割となんでもできる！」と魅力を解説。無敵になるキノコ、敵から見えなくなるキノコなど多彩なアイテムがあり、これらを利用すれば初心者でも十分に楽しめるのが魅力だという。

平井さんは「頭がおかしい人たちが作ったゲーム」と作品を一言で表す。平井さんは装備のデザイナーとして参加しているのだが、「僕を参加させる時点でおかしい」とバッサリ。その一方で「ゲーム内のデザインがかっこいい！」としっかりフォローも入れていた。

最後にはMY FIRST STORYとのコラボレーション情報が発表に。今回のイベントでもライブパフォーマンスを披露したMY FIRST STORYは、本作のための楽曲を制作。それだけでなく、ボーカルのHiroさんがゲーム内に声優として参加、そしてバンドのキャラクター「マイファス君」がゲーム内アイテム「デカール」になって登場することも決定した。

さらにもうひとつ、PS4用ソフト「GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編：上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収敛した選択」ともコラボレーションすることが発表となった。今回はコラボレーションの詳細は明かされず、実施時期についても森下氏は「夏頃？　年内？」と言葉を濁していた。今後の情報にも引き続き注目しておいたほうがよさそうだ。