角川ゲームスは、PS4/PS Vita用ソフト「The Lost Child」の発売日を2017年8月24日に決定、初回特典情報およびゲームの詳細を公開した。
発売日決定にあわせて数量限定の初回特典“神話構想 DLC”「ダーク・イーノック イーノック悪魔 Ver」が発表された。「エルシャダイ」の系譜を継ぐ、本作では“神話構想”のキャラクターたちが今後も物語の中でクロスオーバーしていく。
※特典は、数量限定生産の初回特典DLCです。数に限りがありますためご希望のお客様はお早めのご予約をおすすめいたします。また、ご予約の際は、販売店様にて、特典の有無をご確認いただきますようお願い申しあげます。
また本日、公式サイトが正式オープンし、「プロローグ」や「物語」「システム」などが公開。「キャラクター」のコーナーでは、本作のヒロインや一部のキャラクターボイスも初公開された。「ザ・ロストチャイルド」デビュー・トレーラーもあわせてチェックしよう。
「The Lost Child」概要
無限なる混沌の中
神は光を定義、宇宙の中心に天動説を司る惑星セタとルシフェルを創造、しかし彼の目に自我を見た神はメタトロン計画を画策。
義人イーノックによりその計画は遂行され惑星セタは消滅した。
その後、神は地動説を司る惑星リュタを創造、そこは遍く星々の一つ地球となった。
役目を終えたイーノックは余り有る力を72個の欠けらとしルシフェルは深い眠りに落ちていく中、地球を彷徨う夢を見た。
この物語は地球に落ちた、そんな欠けらの物語。
登場人物紹介
主人公:伊吹隼人
現代神秘を取り扱う雑誌「LOST」のライター。
現実的な考えの持ち主ではあるが、仕事柄か、未知の存在を許容する側面を持つ。そんな彼は都内の随所で噂される”紫の女”を取材していた。
ある日取材中に地下鉄で謎の女に命を救われる。そして託されたガンゴール、それは悪魔を捕縛する魔銃だった。ガンゴールを手にしたその日から彼の選民としての運命が始まる。
その銃の名は「ガンゴール」アストラルを捕縛して使役する魔銃
下位3隊・第7位階権天使 ルア(CV:山口立花子)
地上階で伊吹隼人とともに行動する天使。バルシアとは双子であり、自ら妹であると位置付けている。
ミカエルの指示を忠実に執行する一方、天界の任務を快諾した裏には、地上界で行方不明となったバルシア捜索を目的としていた。
支援能力に長けており、戦闘では伊吹隼人のサポートに力を発揮する。
「神の使命より優先することなんてないんだから!」
中位天使 バルシア(CV:沢城みゆき)
ルアと同じ力を持つ天使。ルアとは双子であり、姉として慕われてる。
ミカエルに信頼されており、伊吹隼人へガンゴールを授ける任務を引き受ける。
しかしながら地上界において自身に芽生えた感情と迷いから、任務途中で行方をくらましてしまう。
世界の鍵を握る女性。
「わたしが堕ちれば、救える世界がきっとある。」
時の旅人ルシフェル(CV:竹内良太)
かつて神の右座に座りし大天使。
今は役目を終え(エルシャダイ原作小説より)夢心地でこの世の中を彷徨う“時の旅人”。
現代(西暦2000年代)的な服装を好む。この世には干渉はしない。基本的にはフランクで砕けた人物。
能力に起因するのかどこか超然とした物言いをすることがある。物語の要所で重要な働きを見せる。
「よければ、話をしようか。私の名前はルシフェル」
物語
雑誌ライター伊吹隼人は、新宿駅で続発する飛び込み自殺の件を追っていた。
その最中、謎の黒い影に押されるように、隼人自身もホームに転落してしまう。
間一髪で救った謎の美女“バルシア”が隼人に手渡したのは、トランク。それは開けてはいけないパンドラの箱。
「この箱を預けるわ。できれば使ってほしくない……でも――生きて……」
トランクの中にあったのは、魔銃「ガンゴール」。悪魔や堕天使らを捕縛して使役する道具だった。この能力を使い、隼人は悪魔をみずからの手下とすることに成功する。隼人はガンゴールを手に、天使と名乗る女性・ルアとともに、各地に起こる謎と、あのときの美女の行方を追うことになる。闇の支配者たちの野望と、堕天使や天界の思惑の間で揺れ動くことになるとも知らずに……
舞台
本作の舞台は、現代。今回紹介した場所以外にもこの国には、アストラル世界とのはざま、「レイヤー」と呼ばれる空間が存在します。
秋葉原
日本を代表する電気街を有する街。観光地としても有名となり、一際賑わう繁華街のすぐそばにレイヤーが存在しており、地下まで続いている。黒い影がマンホールの中に入りこんで行くところを見た、地下に秘密の駅があるなどという噂がちらほら囁かれているが、ゲームやネットの世界の話だと思い込んでいる人がほとんど。
新宿
隼人が取材に訪れる、昼夜問わず人の波が絶えることのない日本一の繁華街。学生からサラリーマン、観光客と老若男女さまざまな人が行き交うため、首都圏近郊に留まらず全国各地の情報を得られることが多く、取材にはうってつけの場所。不気味な事故から幻のお菓子の噂まで多種多様の話を聞くことができる。
新宿地下
隼人が取材に訪れる場所。さまざまな人が思い思いの速度で素通りしていく都心の主要駅。近頃たびたび事故が起きることから憶測が飛び交い、一部の利用者の間では魔の駅と囁かれ不気味がられている。飛び込む人の背中に悪魔のような黒い塊が張りついているのを見たという噂もあるが、真偽は不明のようだ。
銀座
多くの人が集まる繁華街だが、現在は不気味な空気を放つ異様な場所と化している。現実世界にレイヤーが浸食してきており、境界が曖昧となっているため、人間が立ち入ることのできない領域に近づきつつある。大通りを歩く人が突然失神したり、悪魔の影を見たりと、じわじわと人々に影響が出始めている。
都庁
高層ビルが立ち並ぶオフィス街。オフィス街とあって昼間は比較的人通りは少ない。大通りを外れた閑静な路地のところどころにレイヤーが出現しており、行き交う人が気づかないうちに迷いこんでいることがある。不思議な光を見た、寒気がするなどと違和感を感じても、そのまま通りすぎてしまう人が多い。
深遠なる闇 深きものども
地下にそびえる4本の柱”オベリスク”を護る邪神たち
「はらからたちよ、また天界の薄汚い気配が地上階に増えたようだな」
隼人とルアの前に立ちはだかる悪魔“アストラル体”
ショゴス
”太古に飛来した宇宙生物のひとつである、古(いにしえ)のもの達によって作られた、知性の低い粘液状生物。
燐光を発しており、用途に応じて手や足などの器官を自由に発生させることができる。
可愛らしい見た目をしているが、クトゥルーの眷属が唯一恐れる生物とされており、未知の可能性を秘めた、危険な種族である。
ディープワンズ
クトゥルーに仕える眷属の一つ。悪臭を発し、ペタペタという足音をたてて歩く。
地球上のほとんどの生物と交配することができるが、特に人間との交配を好むという。
彼らの血を引く者ははじめ人間の姿をしているが、同族と接触したりストレスを受けたりすると<インマウス面>と呼ばれる特有の顔に変化するという。
オールドワンズ
いずれとも知らぬ場所から飛来した旧支配者の眷属。
唸るような鳴き声でコミュニケーションを取り、飛び跳ねるようにして移動する。
人と交配することで種族を増やし、老化で死ぬことは無く、外的要因でしか命を落とす事がないと言われている。
主に海底で生活しており、クトゥルーを崇拝している<超自然的な存在>。
ゲーム概要
「こいつは魔銃だ。天界ですら持て余した代物だぞ」
本作では、プレイヤーは敵対する悪魔や堕天使、天使などをガンゴールによる攻撃で捕縛することで、自分の味方として使役し操ることができるようになります。
ガンゴールの能力は、進めていくにつれて開放され、攻撃方法にもさまざまなタイプが追加されていきます。
探索
記者である隼人にとって、まずやるべきことが”取材”だ。本作では現実世界のように日常的に色んな噂話が飛び交っている。各地を飛び回り、現地でさまざまな人に話しかけ、自分の足で情報を集めよう。何気ない噂話が悪魔に関係していたり、大きな事件に発展していくことも。取材を進めて物語を進行しよう。
タブレットメニュー
本作の魅力のひとつである、アストラルのステータスが確認できる神が授けた神秘のタブレット。アストラルのパラメータやアストラルが持つスキルなど、さまざまな情報が閲覧可能だ。アストラルごとに特性があり、中には高いパラメータや強力なスキルを持つアストラルも存在する。強力なアストラルを捕縛すれば、心強い味方になってくれることだろう。
戦闘
本作の戦闘は、アストラルを状況に応じて入れ替える、ターン制のコマンドバトル。戦闘では、捕縛・使役し、味方となったアストラルの力が大いな助けとなる。アストラルを操って攻撃しよう。レイヤーには、天使、悪魔、堕天使、さまざまなアストラルが潜んでいる。新たなアストラルと出会ったら、ガンゴールで捕縛しよう。
スキル
アストラルが持つ”スキル”を使えば、戦闘をより有利に運ぶことができる。攻撃スキルで弱点を突けば、敵に大ダメージを与え、一気に戦力を削ぐことも。スキルには回復や魔法、防御など、さまざまな効果・種類が存在する。状況に応じてスキルを使い分けることが勝利の秘訣。スキルを大いに活用しよう。
スタッフ
ゼネラルディレクター:安田善巳(角川ゲームス)
プロデューサー、キャラクターデザイン:竹安佐和記(角川ゲームス)
作画、キャラクターデザイン:高橋成之
開発ディレクター:長谷川仁(角川ゲームス)
開発・発売:角川ゲームス