任天堂が2017年6月16日に発売する、Nintendo Switch専用タイトル「ARMS」。本作の先行オンライン体験会のプレイレポートをお届けする。

目次
  1. 左右別々に装着できるアームで自分らしさを演出!
  2. サムズアップでイイネ!
  3. 多彩なルールでバトル!
  4. のびーるウデで勝利をつかめ!
  5. 「ARMS」先行オンライン体験会 のびーるウデだめし

のびるウデ「アーム」で戦う格闘スポーツ、それが「ARMS」だ。ウデがバネのように伸び縮みする個性的なファイターたちに、これまた個性的な「アーム」を装備することでカスタマイズ。のびーるウデでパンチを繰り出し相手をノックアウトしよう!

本作を発売に先駆けて体験することができる、「『ARMS』先行オンライン体験会 のびーるウデだめし」が5月27日、5月28日、6月3日、6月4日の日程で実施されている。本稿では5月の体験会をプレイして感じた、本作の魅力を紹介しよう。

左右別々に装着できるアームで自分らしさを演出!

本作の魅力は、何といってもプレイヤー毎に個性が光るカスタマイズ性にある。プレイヤーの分身となるのは、個性豊かな10人のファイターたち。ファイターにはそれぞれ特徴があり、ピンチになると強力なパンチを放つことができる「スプリングマン」や、空中ジャンプを何度も行える「リボンガール」、キックで相手のパンチを撃ち落とせる「ミェンミェン」に、ウデだけでなく身体も伸び縮みする「DNAマン」など様々。今回は体験版ということで、7人のファイターから選択することができた。

さらに、ファイターは個性的な“アーム”を装備することができる。アームにも様々な種類が存在し、ブーメランのように円を描きながら飛んでいくものや、3方向に拡散して飛ぶもの、はたまた時間差でレーザーを放射するものまである。アームは左右別々に装備することができるので、色々な組み合わせから自分だけのカスタマイズを探す楽しみを味わえる。

両手に広範囲を攻撃できるアームを装備してコンスタントにダメージを与えたり、
時間差で攻撃できるアームで相手を動かし、本命のドデカイアームをぶち当てる作戦も面白い。

今回の体験版では、ファイター標準の3アームから好きな組み合わせを選択する方式だったが、それでもプレイヤー毎に違ったアームを装備しており、自由度の高さを裏付けていた。製品版では、さらにたくさんの種類から選択することが可能なので、体験版以上の組み合わせを楽しむことができるだろう。

サムズアップでイイネ!

本作をプレイする上で気になるのは、その操作方法ではないだろうか。「ARMS」で推奨されているのはJoy-Conを90度傾けて持つ“いいね持ち”だ。

LボタンとRボタンが押しやすいこの持ち方をすると自然とサムズアップの形になる。

この持ち方での操作方法を説明しよう。Joy-Conを左右に傾けることで移動し、Lボタンでダッシュ、Rボタンでジャンプだ。この状態で左手を前に出せば左パンチ、右手を出せば右パンチを繰り出せる。Joy-Conを“ハの字”に構えればガードをすることができ、ガード状態の相手は両手を同時に前に出す“つかみ”で崩すことができる。

“パンチ”、“ガード”、“つかみ”は、それぞれが3すくみの関係になっているので、じゃんけんのようにシンプルな駆け引きを楽しむことが可能だ。ファイターやアームが個性的なので、操作の部分がスッキリしているのは本作の敷居を下げるのに一役買っている。

慣れない操作方法なので、Proコンなどを使って普通のアクションゲームのように遊ぶのももちろんアリだが、できれば本作特有の“いいね持ち”でファイターを動かすのが理想だろう。というのも、この“いいね持ち”はジャイロ機能を使用することが可能で、パンチの軌道を曲げたりといった細かい操作ができるからだ。なにより実際に自分が体を動かすことで得られる没入感は中々に爽快だ。

“いいね持ち”を使いこなせればファイターを自分の手足のように動かせる……かも?

多彩なルールでバトル!

本作のバトルは、シンプルな1vs1以外にも様々なルールがある。1vs1vs1といった変則的なものから、のびーるウデを利用したバレーボールなんてルールも。これらのルールは、それぞれ有効な戦略が違ってくるのでファイターとアームの組み合わせに注意しながら柔軟に戦おう。特に1vs1vs1のバトルでは、他の2人から集中攻撃を受けないように上手く立ち回ることが勝利のカギなので、戦いの裏で心理戦が発生することもあるのだ。

シンプルな1vs1 チーム戦が楽しめる2vs2
変則的な1vs1vs1 爆発するボールを使用するバレーボール

今回はオンラインモードの「パーティマッチ」が体験可能だったが、このモードではプレイヤーがルールを選択することはできない。だが、それ故にマッチングが高速で行われ、非常にテンポよく対戦を楽しむことができた。カジュアルな対戦ではむしろこれがベストなのではと思うほどだ。

また、複数人での対戦時に自分が先にやられてしまっても、そのバトルを抜けてすぐに次のマッチングに参加することもできる。バトルとバトルを繋ぐ部分がストレスにならないので、気がつくとあっという間に体験会の1時間が終わってしまうのだ。

マッチング画面が可視化されているのも面白い。 わずかな待ち時間もトレーニングモードで時間を潰せる。

のびーるウデで勝利をつかめ!

「ARMS」は、シンプルな操作で誰でも直感的に遊ぶことができるのが何よりの魅力だ。ではゲームの底が浅いのかというと、決してそのようなことはなく、ファイターとアームの組み合わせによる多彩なカスタマイズ性がプレイヤーの探究心をくすぐる。

格闘ゲームは“人”対“人”という構図になる以上、どうしても最初のハードルが高くなりがちだが、本作はのびーるパンチを相手に当てるというシンプルな駆け引きが軸にあるので、すぐにゲームの本質にたどり着くことができるはずだ。それこそ「スプラトゥーン」がFPSやTPSが苦手なプレイヤーでも楽しめたように、今まで格闘ゲームに苦手意識を持っていた人の受け皿になり得る作品といえるだろう。

体験をしている人にしか伝わらないとは思うが、本作のタイトル画面で流れる
「おおおおおおおーおおーおお、おおおおおおおー。」という曲が耳にこびりついて離れない。
BGMも面白いものやカッコいいものまで色々あるので、注目してみて欲しい。

「『ARMS』先行オンライン体験会 のびーるウデだめし」は、6月3日・4日にも開催される。この体験会では、新たに「バスケット」と「マトアテ」というルールが追加されるので、既に体験済みの人も新鮮な気持ちでプレイできるだろう。5月の体験会に乗り遅れた人もまだ間に合うので、ぜひ一度、新感覚の“のびーる”格闘スポーツを体験してみてはどうだろうか。

「ARMS」先行オンライン体験会 のびーるウデだめし

ダウンロードURL
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000000501

開催日

  • 6月3日 土曜日
  • 6月4日 日曜日

開催時間

  • 9時00分~9時59分
  • 21時00分~21時59分
  • 27時00分~27時59分

必要な容量

1.4GB

プレイ人数

1~2人

ARMS

任天堂

Switchパッケージ

  • 発売日:2017年6月16日
  • 全年齢対象
ARMS

ARMS

任天堂

Switchダウンロード

  • 発売日:2017年6月16日
  • 全年齢対象
ARMS

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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