スクウェア・エニックスは、2017年秋に発売を予定しているPS4/Switch用ソフト「LOST SPHEAR」について、世界観および登場キャラクターなどの情報を公開した。
世界を創ったのは月だという……
そんなおとぎ話を聞いたのは
ずいぶん昔……
まだ母さんがいた頃だ……
世界は幾度となく消え、
幾度となく再生したという……
今でも僕は覚えている。
絵本に描かれた「お月さま」……
大きく……冷たく……
美しく……おそろしい……
でも、それはおとぎ話だ。
月はなにも言わないし、なにもしない……
そう、ずっと昔から……
「LOST SPHEAR」は、Tokyo RPG Factoryとスクウェア・エニックスが贈る、Project SETSUNA第2弾となるネオ・トラディショナルRPGだ。
「いけにえと雪のセツナ」同様、伝統的なRPGのスタイルをベースに、現代のプレイ感を融合。“これぞ、あの頃のRPG”という作品を目指して開発がすすめられている。
この白き 消えゆく世界を取り戻す
日本神話ではあらゆるものに八百万の神が宿っているように、本作の世界にある“もの”には、すべて記憶が宿っている。そして、記憶こそがこの世界のルールを形作っているのだ。すなわち、記憶の喪失は世界の消滅を意味するということ……。
プレイヤーは主人公・カナタとなり、覚醒した“記憶の力”を用いて、終末に向かうこの世界を復元し、時には創り変えることで、世界を救う旅を続けていく。
Story
この世界は記憶によって創られている。
人が生きていくことで
星の記憶となり、この世界は形作られていく。
それは、果てしなく遠い昔の記憶もあれば
今、この瞬間の記憶もある。
そして。
記憶が失われるとき、存在も消えてしまう。
それを人はロストと呼んだ。
ロストしてしまったものは、人の力で元に戻すことはできない。
それはいつの時代であっても変わらない理のはずだった。
しかし、記憶の力を使う少年が世界に現れる。
少年の名前はカナタ。
それは世界にとって、希望なのか。新たなる絶望なのか。
それは誰にもわからない。
だが、今始まろうとしている、カナタの記憶を巡る旅が、
世界に大きな影響を与えるであろうことは間違いなかった。
キャラクター紹介
カナタ
年齢:16歳
武器:剣
月鐘の街エルで育った少年。落ち着いた性格から、大人びた印象を受けるが、胸の内には熱い心を持ち、実直な子供らしさも残る。
我流ながら剣の腕前は帝国兵にも劣らず、街にときどき現れるモンスターを退治するのもカナタの役割となっている。
エルに起きた異変を機に、記憶によって世界を創り変える力に覚醒。世界中で発生しているロスト現象を調査する帝国から協力を要請されることになる。
自分の力が世界に役立つのであればと考え、幼いころに失踪した母親探しを条件に、帝国への協力を決意し、世界へと旅立ってゆく。
ルミナ
年齢:18歳
武器:格闘
幼いころにエルに流れついたカナタの幼なじみの少女。身体能力も魔力資質も人並みだが、我流の格闘術によってカナタたちとともに街の護衛を行っている。
仲の良いカナタとロックには手が出てしまうこともあるが、礼儀正しく、相手を思いやることができる優しい女の子だ。
街にやってきた当初は泣きも笑いもしない少女だったが、カナタとの出会いにより少しずつ感情が芽生えていった。それゆえカナタには深い愛情を示すが、それが友情なのか、あるいは恋愛感情なのか、彼女自身にもわかっていない。
ロック
年齢:13歳
武器:ボウガン
月鐘の街で生活するカナタの幼なじみの少年。カナタやルミナより年齢は低いが、明るくて活発な性格であり、気づいたら2人を引っ張って行動していることも多い。
手先が起用で、おもちゃ作りの気分でオートボウを作り、カナタやルミナのモンスター退治についていくうちに、気付けば上手くなっていた。
公言はしないが、死んだと聞かされている自分の父親が帝国の要職についていた、ということが密かなアイデンティティ。だが、その父親に会ったことがないというコンプレックスも抱いている。
父親がいた帝都を見てみたいという想いから帝国に協力し、街を旅立つこととなったカナタとともに行動することを選んだ。
ヴァン
年齢:20歳
武器:ビット
月鐘の街エルに突如現れた青年。エルに起きた異変について何か知っているようだが、多くを語ることはない。口では厳しいことを言うが、心優しい性格である。
魔力で操作しながら攻撃から防御まで行うビットと呼ばれる不思議の武器を扱う。誰にでも使えるものではなく、使いこなすのは相当難しい代物だが、ずば抜けた集中力によって制御し、圧倒的な戦闘能力を見せる。
カナタの覚醒を目の当たりにしてから協力的な態度となり、最終的にはカナタたちと共に帝国へ向かうことになる。
冒険の舞台とバトルシステム
ロスト現象
カナタたちの故郷、月鐘の街エルを突如として襲ったロスト現象。今はそこに存在するものが、一瞬のうちに白い霧となって消えていく。記憶の喪失によるロスト現象が今、世界のいたるところで起こりはじめていた……。
冒険の舞台
本作ではワールドマップを介して、さまざまなエリア間を移動する。記憶によって作られた本作の世界には、多彩な文明が入り混じった、バラエティに富んだ舞台が多数存在している。
また、本作ではシナリオ進行によって発生するイベントに加え、ワールドマップやエリアマップ上でいつでも仲間と会話できるパーティトークも実装されている。
バトルシステム
本作でも「セツナ」同様、「クロノ・トリガー」のATB2.0をベースにバトルシステムを設計。エリアマップからシームレスにバトルへと突入する。
刹那システム
キャラクターが行動を開始する際に、タイミング良くボタン入力を行うことで追加効果が得られる“刹那システム”も継承している。上手く使いこなせば、バトルを有利に進められるだろう。
バトル中の移動が可能に
本作では、バトル中に任意のキャラクターを移動させることが可能となった。これにより、使用する武器や魔法の特徴を活かした、より一層戦略的なバトルが楽しめるようになっている。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by Tokyo RPG Factory.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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