2017年9月7日発売予定のPS4/PC向け対戦型シューティングゲーム「旋光の輪舞2」の発売決定記念イベント「Reassembly from“DUO”」が、6月9日、都内の飲食店・東京カルチャーカルチャーで実施された。
ゲストには、開発を手がけるグレフ代表取締役の丸山博幸氏、デジカにて同作のSteamセールスなどを担当するジェームス・ラグ氏、声優の荒浪和沙さん(リリ・F・レヴィナス役)、「旋光の輪舞」シリーズの楽曲を手がける作曲家の渡部恭久さんが登場して、「旋光の輪舞2」に関するトークを展開。
またイベント内では、初代「旋光の輪舞」に登場した「リリ・F・レヴィナス」と「カレル」が追加パイロットとして使用できる追加DLCも発表されるなど、ファン必見の内容になっていた。さっそく、イベントの内容をまとめていこう。
トークでは、丸山氏が「旋光の輪舞2」の裏話を披露した。同作にはボリューミーなストーリーモードがあるのだが、氏によると、当初はストーリーモードを入れる予定はなかったらしい。しかし、パブリッシャーであるキャラアニの提案もあり、相談の結果、導入することに決定。
また、「旋光の輪舞2」は、「旋光の輪舞DUO」をベースにしている作品ではあるが、ただの移植ではつまらないと、大幅に手を加えたことも明かす。
イベント会話をすべて新規収録で行ったほか、システム面も大幅に進化させた。メインショットやバリアシステムの強化を始め、弾幕の増加・強化。さらに、チャージ周りの変更やゲージ回復アイテムの導入などにより、攻防にも大きな変化が出て来るのではと述べ、本作が「DUO」の移植に留まらない内容であることを強調した。
トークがひとしきり落ち着いたところで、丸山氏から、初代「旋光の輪舞」の人気キャラクター「カレル」と、「リリ・F・レヴィナス」が、「旋光の輪舞2」にパイロットキャラクターとして参戦することが発表された。まずはキャラアニ.comでの購入特典として先行配信され、その後、一般配信されるとのこと。
丸山氏いわく、カレルとリリは初代「旋光の輪舞」を再現している部分はありつつも、あくまで新規モデルとして作られているため、当時のソースは使っていないとコメント。
その一方、当時の雰囲気を残すことにも注力しているそうで、懐かしさを残しつつ、新作として成立させるための部分が苦労したと語っていた。
リリ役の荒浪さんは、台本がしっかりしていてとても演じやすかったと、収録時を振り返る。また、リリの二面性にも触れており、繊細さと熱い部分を併せ持っているところが魅力であり、演じていて楽しかったとリリへの思いを語った。
カレル&リリ参戦発表の熱気も覚めやらぬ中、お次は渡部氏がステージに登場し、丸山氏と「旋光の輪舞」の音楽についてのトークを始めた。
丸山氏は「旋光の輪舞2」の音楽に、昔の輪舞っぽさではなく、「今の輪舞」っぽさを求めたと明かす。そんなオーダーを受けた渡部氏は、2017年の「旋光の輪舞」の音楽を作るべく作曲作業を行っていたそうなのだが、そんな中、なんとPCの故障に見舞われるアクシデントが発生。最終的にはなんとか曲を作り上げることができ、ホッとしたと語っていた。
出来上がった楽曲を聞いた丸山氏は、過去の「旋光の輪舞」をなぞったものではなく、きちんと最新型の「旋光の輪舞」になっていると絶賛。これまでとは違う技術やアプローチを経ているにもかかわらず、「らしさ」は失われていないとコメントした。
ちなみに、当初は4曲くらいのオーダーだったらしいのだが、最終的にはアルバムを作れるくらいのボリュームに仕上がっていると、物量の面でも十分な内容になっていると話していた。