「KING OF PRISM-PRIDE the HERO-」初日舞台挨拶をレポート！初の単独ライブイベントも開催決定

「KING OF PRISM-PRIDE the HERO-」は、フィギュアスケート、歌、ダンス、そして心の飛躍を型破りなイマジネーションで表現した「プリズムジャンプ」を組み合わせたエンターテインメント・ショー、すなわちプリズムショーで世界を輝かせる少年たちを描いた劇場アニメ作品だ。

前作にあたる「KING OF PRISM by PrettyRhythm」は、TVアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」に登場した男子ユニットOver The Rainbowを中心に、彼らに憧れる新入生たちの濃密な人間ドラマが描かれ、常識の枠にとらわれないライブシーンや声援を実際にスクリーンに向かって送れる「プリズムスタァ応援上映」が話題となり、多くのリピーターを生み出した。

本作では、活動休止したOver The Rainbow、そして一条シンをはじめとしたエーデルローズの仲間たちが切磋琢磨し、時にぶつかりあいながら、男子プリズムスタァの頂点「プリズムキング」を目指していく姿が、前作をはるかに上回るドキドキときらめきをもって描かれる。

ここでは、一条シン役の寺島惇太さんをはじめエーデルローズの7人のキャストと、監督の菱田正和氏のトーク、そして新情報も発表された舞台挨拶の模様をお届けする。

「KING OF PRISM-PRIDE the HERO-」公開初日の本日6月10日、新宿バルト9にて朝8時の回の本編上映後に行われた舞台挨拶。鑑賞後の輝きに包まれた場内にエーデルローズの新入生を演じる7人のキャスト、そして一輪の黄色のバラを携えた監督の菱田氏が登壇すると、再び火が付いたように大きな声援と拍手が巻き起こった。

寺島さんの「一条シン！公開初日もいっきまーすっ！」に続き、それぞれがキャラクターのボイスで挨拶すると、最後に菱田氏が「青葉譲役の菱田正和です！」と場内を沸かせるチームワークを披露。

左から永塚さん、斉藤さん、八代さん、寺島さん、畠中さん、五十嵐さん、内田さん

初日を迎えた気持ちを聞かれた寺島さんは、昨年行われた舞台挨拶より増えた観客を見たことで、この1年半の歩みと積み重ねを実感したと、喜びを噛みしめていた。菱田氏も今回初めてエーデルローズ7人が集まったことに感動、「この景色を見るために来た、本当にありがとう」と感謝を伝えていた。

公開に先駆け、全国5都市で行われた先行試写会の感想を聞かれると、斉藤さんと永塚さんは札幌のビールと弁当の鮭が美味しかったとコメント、畠中さんと八代さんは大阪の観客の熱気を感じて幸せだったと振り返る。寺島さんは、名古屋での五十嵐さんを“（マネージャーから）解き放たれた野獣”と呼び苦労を滲ませたが、五十嵐さんは「インタビュアーさんがキンプリの信者になってくれたんですよ！」と嬉しそうだった。福岡では内田さんと合流した寺島さんだったが、一緒に過ごした時間が少なかったと少し寂しそうだった。

一番右：菱田氏

トークが一段落すると、寺島さんから「みんなに言いたいことがありまーす！」との呼びかけに続き、「『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』スペシャルイベントKING OF PRISM SUPER LIVE MUSIC READY SPARKING！」と題した、初の単独ライブイベントの開催がスクリーンで発表。

さらに開催日は10月21日、菱田監督の誕生日であることが注釈で明らかになり、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

最後に一言ずつコメントを求められると、永塚さんから「今作でOver The Rainbowが卒業して、最高の虹の向こう側を見せて頂けたので、今度は僕ら7人が最高の虹になって、皆さんにプリズムのきらめきを届けたいと思います！」と力強いコメントが。

そのほかのキャスト陣からも、たくさんの応援を受けて続編が完成したことへの喜びと感謝、そして菱田氏の誕生日に開催されるライブイベントで最高のパフォーマンスをみせるとの意気込みが語られた。

そして菱田氏は本作を一言では説明できないとし、可能な限り舞台挨拶に立ち続けると宣言。最後のフォトセッションで「Ready Sparking!」を会場全体で決めて舞台挨拶は幕を閉じた。