ソニー・インタラクティブエンタテインメントが発売を予定している「DAYS GONE」。アメリカ・ロサンゼルスにて開催中の「E3 2017」において、メディア向けのセッションが行われた。
未知のウィルスにより、人間はおろか動物までもが血肉を貪る異形のクリーチャーと化した「DAYS GONE」の世界。先日行われた「PlayStation E3 Media Showcase」では、本作の新たなムービーも公開され、終末感の漂う世界の中で、それでも懸命に生きようとする主人公と人々の姿が垣間見れた。
今回メディア向けに行われたセッションでは、「PlayStation E3 Media Showcase」で公開されたムービーと同じストーリーを実機でのプレイが行われた。しかし、そのシチュエーションは所々異なっており、例えばムービーでは昼間だった舞台が、実機プレイでは吹雪の舞う悪天候の山の中になっていた。
サバイバルゲームの様相を呈している本作では、スニーキング要素が数多く取り入れられているようだ。ムービー同様、実機プレイでも拐われた仲間を助けるために、主人公が集落から飛び出すところからゲームが開始。山道をバイクで疾走するところまでは同じだったのだが、実機プレイでは途中でバイクを降車し獣道へと進んでいた。
ムービーでは、このあと木々の間に繋がれたロープに主人公が引っかかってしまいバイクから転倒、野党に襲われるもなんとか撃退するシーンが収録されていた。実機プレイでは、獣道を迂回して罠を見張っていた男たちを主人公が逆に襲撃し、安全に通路を確保する様子が描かれていた。
このように、本作にはただ進むだけでなく、プレイヤーの注意力と判断によって回避できる危機がいくつもあるようだ。その後の野党たちの集落に潜入した際も、休憩中の野党の一人を誘き出してトラバサミにはめるところまでは同じだったが、実機プレイでは混乱に乗じて火炎瓶と手斧によって野党たちを一網打尽にしていた。
徐々に世界観など、その輪郭が見えつつある「DAYS GONE」。生物を豹変させるウィルスとは何か、どうしてそんなものが生まれたのか、そして主人公たちが生きている世界はどうなっているのか。ヴェールを脱ぎつつある本作に、今後も注目だ。