KONAMIが発売を予定している「METAL GEAR SURVIVE」。現在開催中の「E3 2017」にてメディア向けのデモプレイが行われたので、そのプレイフィールをお伝えする。
「METAL GEAR SURVIVE」は、「METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN」の世界観・アクションをもとにしたスピンオフ作品だ。ストーリーとしては、マザーベース崩壊時に発生した巨大なワームホールにより、知性を宿さないクリーチャーが徘徊する異世界に転移してしまった一般兵たちによるサバイバルが描かれることとなる。
本作には、シングルプレイとCO-OPプレイの2つが用意されており、今回の試遊では4人1組でチームを組んでCO-OPプレイに挑戦。CO-OPプレイにはさまざまなルールのゲームが用意されているが、今回は迫りくるクリーチャーの群れから拠点内の特殊ユニットを守る防衛戦をプレイすることができた。
本作の基本的なゲームサイクルは、各種モードでミッションの攻略やミッション中に探索を行ってさまざまな素材を回収し、自身の装備品の強化・拡充を繰り返していくことになる。素材や武器などの装備品はモード共通で使用可能となっている。例えば、シングルプレイで製造した銃や弾薬は、CO-OPプレイに持ち込んで使用することができるというわけだ。
今回プレイした防衛戦は、3つのwaveで構成されていた。wave毎に設置した柵やタレットなどの置物はリセットされるので、物資に余裕がない場合はチーム内で相談し合って節約することが重要になる。敵の数も少ない前半のwaveで装備を出し尽くしてしまうと、後半戦を凌ぎ切ることが難しくなるためだ。
拠点へと襲来するクリーチャーの出現位置や進行ルートは予め決まっており、地面に表示された矢印に沿って進行してくるので、それに合わせてインターバル中にトラップなどを設置しておこう。クリーチャーの侵入経路が多い場合は、チームメンバーの誰がどの方角を監視しておくかなど、事前に打ち合わせておくと良いだろう。
本作では、PS4用コントローラーのタッチパネルを用いて、チームメンバーと簡単なコミュニケーションを交わすことができるので、特にオンラインプレイ時には有用になりそうだ。また、ミニマップ上にもクリーチャーの位置が赤点で表示されるので、自身の持ち場にクリーチャーが見えない時は、ミニマップを確認しつつ近くの味方を援護して上げよう。
各waveを乗り切ると、5分ほどのインターバルがあるので体制を立て直すことができる。拠点の中には工房があり、武器の開発や修理、弾薬やトラップの生成などが可能。足りなくなった弾薬はもちろん、クリーチャーを足止めして時間を稼げる柵系の設置物はぜひとも補給しておきたい。素材は現地で調達したものも使えるほか、予め所持していた場合は即座に制作することができる。
また、インターバル中はサブミッションが発生することもある。ミニマップ上にサイドミッションの範囲が表示されるので、指定地点に向かって物資を回収すればクリアとなる。サイドミッションをクリアするとリザルトにボーナスが付くほか、素材が手に入ったりそのミッション内で使用可能な特殊兵器を入手できる場合も。今回の試遊では、大口径のガトリング砲などを搭載したD-Walkerに搭乗することができた。
無事にすべてのwaveを乗り切ることができればミッション達成だ。ミッション中に獲得した素材やクリアしたサブミッションの有無などによって評価が決まり、高評価になるほど多くの報酬を獲得できる。
今回は防衛戦ということでステルス要素よりもチームとの連携が肝になったが、防護柵による敵の足止めやトラップを用いた効率的な敵の排除など、本作ではこれまでの「METAL GEAR」では味わえなかった戦闘が楽しめるようになっていた。冒頭でもお伝えした通り本作にはいくつかのルールが用意されているので、今後どのようなルールが発表されるのか、またシングルプレイではどのような遊びができるのか、続報にぜひ注目しておこう。