Nianticとポケモンは本日6月19日、iOS/Android向けアプリ「Pokémon GO」について、ゲーム内における「ジム」の新機能をリリース、併せて新たな協力プレイ機能である「レイドバトル」の近日中の導入を発表した。
新たに生まれ変わった「ジム」は、より多くのプレイヤーが訪れる機会を増やすことを目的に、プレイヤー同士がより協力しながら「ジム」の取り合いを楽しめる仕様にアップデートしている。「ポケストップ」のように、「ジム」に表示されている“フォトディスク”を回転させて道具を入手できるほか、「ジム」を訪れると、それぞれの写真がついた「ジムバッジ」を得ることができるなど、さまざまな形であらゆるプレイヤーが「ジム」に参加し、より多くの報酬を得ることができる。
また、今回のアップデートにより、今までの「ジム」における名声、ジムレベル、トレーニングという仕様がなくなる。新たな「ジム」では、ポケモンを6匹まで配置できるスロットが定常で用意され、そこには同じ種類のポケモンを配置することができない仕様になる。そのため、プレイヤーはそれぞれ異なる種類のポケモンを1体ずつ配置する必要がある。「ジム」にバトルを挑んだチームは、その「ジム」に配置された順に登場するポケモンとバトルする設計になっている。
さらに今回のアップデートにより、「ジム」を守るために配置されたポケモンのCPに影響する、「やる気」という新たな要素が追加される。「ジム」に配置されたポケモンは、時間の経過や、ジムバトルを重ねることにより、「やる気」が低下。「やる気」の低下によりポケモンのCPも下がるため、相手チームにとっては、ジムを攻略することが容易になる。「やる気」は、味方チームのプレイヤーがポケモンに「きのみ」を与えることにより、回復することができる。
近日中にリリース予定の新しい協力プレイ機能「レイドバトル」は、一時的に「ジム」で発生するゲーム内イベント。この「レイドバトル」では、所属するチームの枠を超えてプレイヤー達が協力し、「ボスポケモン」として出現する強力なポケモンに勝利することで、新たな道具を獲得し、そのポケモンを捕まえるチャンスを得ることができる。「レイドバトル」に参加するためには、新しい道具「レイドパス」が必要になる。「レイドパス」は、「ジム」のフォトディスクを回転させることで、1日1枚入手できるほか、ゲーム内のショップでポケコインと交換することもできる。
「レイドバトル」が始まる「ジム」には巨大な「タマゴ」が出現し、カウントダウンタイマーが表示される。その時間がゼロになると光とともにタマゴから強大な「ボスポケモン」が姿を現す。「レイドバトル」には、1グループあたり最大20 名のトレーナーが同時に参加でき、他のプレイヤーと協力して「ボスポケモン」へ挑むことができる。
友人や親しい人とともに「レイドバトル」に参加したいプレイヤーは、「プライベートグループ」を作成することもできる。これにより、プレイヤーは友人を特定のグループに招待して、一緒にレイドバトルに挑戦することができる。
また先日、「Pokémon GO」の1周年に向けて、今夏に開催を予定する欧米でのリアルイベントに関しても発表。世界初の「Pokémon GO」イベントとなる「Pokémon GO Fest シカゴ」は、7月22日にアメリカ・シカゴのグラントパークで開催される。「Pokémon GO Fest シカゴ」のチケットは、2017年6月20日午前2時に販売開始予定だ。