ミクシィのXFLAGスタジオは、新作のスマートフォン向けゲーム「ファイトリーグ」のメディア向けイベント「記者発表会~開幕宣言イベント~」を、6月22日(木)に東京・秋葉原のベルサール秋葉原B1Fで開催した。今回は、そちらの模様をお届けしたいと思う。
いよいよ「ファイトリーグ」の全貌が明らかとなった、この日のイベント。会場全体を利用した大がかりなセットのためか、定刻の14時を15分ほど過ぎてのスタートとなった。最初に登場したのは、「ファイトリーグ」のコミッショナーを務める楠井大地氏だ。
楠井氏から「ファイトリーグ、ここに開幕します!」と高らかな開幕宣言がされ、同時に会場全体をプロジェクションマッピングで覆った演出が行われた。
続いて登場したのは、津軽三味線の兄弟奏者・吉田兄弟である。会場で本作のメインテーマ曲である「BE THE BEST TOGETHRE」を生演奏で披露。演奏の和のイメージと合わせるように、こちらもプロジェクションマッピングで鯉が泳ぐような演出で、一気に独特の世界へと引きずり込んでいた。
同曲はこの日よりiTunesやレコチョク、moraといったサイトで配信されることもアナウンスされた。
見ている人たちも熱狂できる競技として成長させていきたい!
派手目なオープニングに続き、先ほどの楠井氏とXFLAGスタジオ総監督の木村こうき氏が登壇。実はこのふたり、「モンスターストライク」の初期の開発メンバーである。当時は木村氏がプロデューサー、楠井氏がメインディレクターという立場で企画開発を狭い部屋にこもって行っていたのである。
「モンスターストライク」のビリヤードのようにモンスターを引っ張ってぶつけるといったアイデアも、楠井氏が考えたものだという。その楠井氏がプロデューサーではなく、コミッショナーという肩書きにしているのは、野球やサッカー、プロレスといったプレイヤーだけではなく見ている人たちも熱狂できる競技として成長させていきたいという思いからだそうだ。
続いて、「ファイトリーグ」のゲームの紹介が行われた。本作のコンセプトは、「友達とわいわい熱くなれる対戦ゲーム」である。ひとりで戦う対戦ゲームとは異なり、最大で2対2で戦うことができる。そのため、友達同士で協力したり励まし合って遊べるというのが特徴だ。
ゲームのルールは至ってシンプル。画面上部にある敵リーダーのHPを、先に0にしたほうが勝ちというものだ。プレイヤーは、ファイターと呼ばれるキャラクターを盤上に置いていく。各ファイターはそれぞれ異なる矢印を持っており、その矢印の方向にいる敵を攻撃することができる。
また、「チェインアーツ」という要素もあり、矢印の先に味方のファイターがいる場合は、その方向にコンボとして繋げていくことができる。ゲームとして複雑そうだが、基本的には矢印の方向に敵か味方がいればいいというだけのルールとなっているので、1度覚えてしまえば誰でも気軽に楽しむことができるのだ。
楠井氏からは先ほどもこの「ファイトリーグ」を競技として成長させたいという話があったが、プレイヤーだけではなくお客さんも一緒になって熱狂できたり、よく知らない人でも楽しめるような大会を築き上げていくのが目指すべき未来だと語った。
寝ずに練習したGACKTさんvs8キロの減量に成功したタカさん!?
ゲームに登場する5つのブランドの紹介に続き、いよいよ全世界に向けての開幕戦としてデモプレイが行われた。ここでスペシャルゲストとして登場したのは、お笑いコンビのタカアンドトシのふたりと、GACKTさんだ。
この日のために、この1週間ほとんど寝ずに練習してきたというGACKTさん。その成果をしっかり見せたいと意気込みを語っていた。続いて、タカアンドトシのタカさんが「5月24日から本日の約1ヵ月間。8キロの減量に成功しました」とボケると、すかさずトシさんから「関係ねーじゃねーかよ!」という突っ込みが入っていた。
この「ファイトリーグ」は2対2で戦うゲームだが、すでにコンビのタカアンドトシのふたりとは異なりGACKTさんはひとりだ。そこで、事前登録キャンペーンで一般からタッグを組むプレイヤーを募集。応募総数なんと4404人の中から選ばれたのが、ヒロミスさんだ。
緊張しているが、GACKTさんに力強い握手をしてもらい勇気づけられたというヒロミスさん。それを聞いてたタカさんは、自分たちもGACKTさんに握手してもらい、より緊張感が増したと語っていた。
トシさんが「十八番街」、タカさんが「アスリートクリーチャーズ」、ヒロミスさんが「GGG」、GACKTさんが「Justice Professionals」というブランドで対戦がスタート!
なかなかの白熱した対戦だったが、最後はGACKTさんがチェインを繋げて一気に勝利を決めていた。見事本作の初陣を飾ったふたりには、ファイター100体分の1000ファイトマネーが贈呈された。
試合中、タカアンドトシのふたりがほとんど練習してないと確信したGACKTさん。これは楽勝だなと、2手目ぐらいでわかったという。GACKTさんをサポートしたヒロミスさんは、「GACKTさんの徹夜の徹夜の努力と知識のおかげで勝てました。そこに、僕がサポートできて光栄です」と勝利を味わっている様子だった。
最後にファンへのメッセージとしてトシさんからは「GACKTさんほどのやりこみはたりませんでしたが、非常に簡単な操作でやりこめばやりこむほど楽しさがわかってくる」と、タカさんからは「正直全く練習してなかったんですが、なんとなく戦えたので初心者でも簡単にできるのでみなさん始めてください」と、それぞれから語られた。
またGACKTさんからは、「ひとりでゲームを遊ぶのが主流ですが、コミュニケーションを取りながらゲームができるのは、今の時代に必要なことだなと思うんです。彼女や家族や仲間など、自分の周りにいる人たちと一緒になって同じように成長して楽しめるのは、僕は素敵なんじゃないのかなと思います」とアツイメッセージが語られた。
ここ第1部が終了。最後に楠井氏から、本作のリリース日がこの日に開始されたことが明かされた。
続いて第2部では、特別ゲストとしてYouTuberのHIKAKINさんが登場。こちらは第1部とはがらりと違った感じで、ざっくばらんな雰囲気のなか対戦が行われた。こちらもHIKAKINさんのパートナーとして、一般の応募者の中から選ばれたまさひろさんが登場。メディア側の代表などと対戦を楽しんでいた。
大規模な発表会とともに、無事リリースを迎えた本作。はたして、今後どのような盛り上がりを見せていくのか今から楽しみである。