本日6月25日に開催された「モンスターハンター頂上大会2017 決勝大会」会場において、「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」に触れることができた。本作のプレイフィールを紹介する。
先週の「モンスターハンター」界隈は、「モンスターハンター:ワールド」の話題でもちきりだった。久々の据置機での「モンスターハンター」で、これまでとは一味違ったプレイフィールを感じさせる実機プレイも生配信され、ファンの期待も高まったことだろう。
2018年の発売が待たれる「モンスターハンター:ワールド」だが、その前にこちらにも注目したい。8月25日に発売される「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」である。
Nintendo Switchは据置機か携帯機かというくくりに収まらないハードであるが、長らく携帯機で「モンスターハンター」をプレイしてきた筆者にとって、TVで狩りが楽しめるというのは、なかなかにエポックメイキングな体験であった。
とにかく、キレイで見やすい。TVモードではフルHDモニターに対応した1080pの高解像度でモンスターやハンターが描写され、皮膚や角、うろこの質感、武器のきらめきに目を引かれた。モンスターが好きなプレイヤーは、彼らをより身近に感じられることだろう。各種ムービーもじっくり見てみたいところだ。
それは携帯モードでも変わらない。携帯モードでは720pと数字こそ落ちるものの、やはり描写がくっきりとしているし、画面も大きいので見やすい。ニンテンドー3DSからニンテンドー3DS LLに替えた時と同じ感覚を味わった気分だ。特にニャンターは見やすくなったことで、その攻撃をモンスターの弱点により的確に当てやすくなったと感じた。
操作面ではどうだろう。Nintendo Switch版では、2画面から1画面になったことでインターフェイスが変更されている。特に大きく変わったのは、ターゲティングと狩技だ。それぞれ下記のようにボタンが割り当てられている。
ターゲットカメラのオン・オフ
操作タイプ1:ZLボタン
操作タイプ2:方向ボタン↓
操作タイプ3:Rスティックボタン
狩技
操作タイプ1:方向ボタン↑・→・↓
操作タイプ2:R+A+Bボタン、ZLボタン、ZRボタン
操作タイプ3:ZL+Xボタン、ZL+Aボタン、ZL+Bボタン
画面上では右上にターゲットカメラのアイコンがあり、狩技は画面下部のアイテム切替の隣に配置された。1画面になってハンター周辺に表示されるものが増えた格好だが、プレイ中はまったく気にならなかった。むしろ狩技はボタン化されたことで、人によってはやりやすくなるかもしれない。個人的には、「絶対回避」が的確なタイミングで出しやすくなったと感じた。
また、Nintendo Switch版ではコンロトーラーの振動機能が追加。モンスターの咆哮時や狩技がヒットした時に振動する。また、バルファルクの「彗星」を受けた際にも震えた。狩りの臨場感を高めるのに一役買っている機能だ。こちらはオン・オフの切り替えが可能。
※HD振動ではありません。
一方、ニンテンドー3DSのようなパネル方式がなくなったので、例えばもうすぐ乗りダウンを奪えそうな時にサインを鳴らして味方に知らせる、といったことはやりにくくなった(細かい部分ではあるが)。
また今回はNintendo Switch Proコントローラー、Joy-Con、携帯モードと3つのパターンでプレイした。最初こそニンテンドー3DSの手癖と合わずに戸惑ったが、頭を切り替えられた後はどれを用いても遜色なく動くことができた。Proコントローラーが必須というわけではないので、好きなプレイスタイルを選ぼう。
長く携帯機でプレイしてきた人にとって、Nintendo Switch版は新たな体験になるのは間違いない。Nintendo Switchを4台持ち寄って、1台をTVの大画面で映しながらワイワイとプレイするのも楽しいだろう。ニンテンドー3DSからのデータの移行も可能なので、Nintendo Switchを持っている人、購入予定の人は、ぜひ本作で新たな狩猟体験を味わってみてほしい。