バンダイナムコエンターテインメントが2017年6月29日より配信を開始したiOS/Android向けアプリ「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」。“アイドルライブ&プロデュース”という「アイドルマスター」シリーズの持つ魅力を多彩に表現したゲームの特徴を紹介していこう。

目次
  1. アイドルとのコミュニケーション要素が満載
  2. ライブパートはプレイヤーのスタイルに幅広く対応
  3. ライブができない時には“お仕事”を!アイドルの育成要素も紹介
  4. スマートフォンに詰め込まれた“アイドルプロデュース”

2013年2月にGREEでのサービスを開始して以降、CDやライブなど、ゲームに留まらないさまざまな展開を見せてきた「アイドルマスター ミリオンライブ!」。同作にとってのひとつの集大成である、日本武道館でのライブ公演「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!!」にて発表されたのが、本作「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」、通称「ミリシタ」だ。

2017年4月末に事前登録が開始されると、瞬く間に登録者数が100万(ミリオン)人を突破するなど、大きな反響を呼んだ「ミリシタ」。いよいよ6月29日に配信を迎えた本作を、わずかな時間であったが一足先にプレイする機会が得られたので、ゲームの各要素を筆者の感想とともに触れていく。

アイドルとのコミュニケーション要素が満載

「ミリシタ」では、765プロライブ劇場(シアター)を舞台に、765 ミリオンオールスターズのアイドルたちをプロデュースしていくことになる。アイドルの行動の方針を示すのはもちろんプロデューサーとなるわけだが、まずはアイドルとふれあえる多彩な要素について紹介していこう。

劇場内にいるアイドルとのコミュニケーションは、「ミリシタ」ならではの魅力のひとつ。劇場はエントランス、事務室、ドレスアップルーム、控え室の4つの部屋に分かれており、それぞれの場所に移動すると、ひとりで何かに没頭していたり、数人で会話をしていたりと、アイドルたちのさまざまな日常の姿を垣間見ることができる。

アイドルをタッチすると反応を返してくれるほか、アイドルの頭上に出現している吹き出しをタッチすると、そのシチュエーション下でのプロデューサーとの会話を楽しむことができる。これだけでも十分楽しめる内容となっているが、劇場内での一場面をずっと眺めていると、時折ほかのアイドルがその場所を横切ったりするのも個人的に嬉しく思ったポイント。多くのアイドルたちがともに過ごす、劇場という空間を感じさせる演出だ。

余談だが、劇場事務員である青羽美咲(CV:安済知佳)も随所に登場し、ナビゲートしてくれる。

もちろん、ゲーム内でのストーリーや、アイドルたちとの出会いを見ることのできるコミュも豊富に用意されている。メインコミュはゲーム進行に応じて楽しむことができ、メモリアルコミュはアイドルとの親愛度が一定になると解放されていく。ゲーム開始時にはプロデューサーとの出会いから初ステージまでが描かれることになるが、今後も随時追加されていくそうなので、そちらにもぜひ注目してほしい。

ライブパートはプレイヤーのスタイルに幅広く対応

そうしたコミュニケーションを楽しみつつ、これまでに「ミリオンライブ!」から生まれた楽曲の数々をリズムゲーム形式で楽しめるライブパートも大きな魅力のひとつだ。まずはゲーム内に用意された2つのゲームモードについて触れておこう。

5人組のアイドルユニットを編成して楽しむ「ユニットライブ」は、3DCGで表現されたアイドルたちがステージを幅広く使ってのパフォーマンスを見せてくれる。楽曲の難易度はMIXでわかれており、2、4、6MIXがある。最高難易度は6MIXをクリアした後に解放されるMillion MIXだ。

楽曲ごとのMVは、難易度に関わらず、クリアすることで開放される。

縦持ちで、レーン数は2のみという片手でプレイできる仕様の「ソロライブ」は、センターに設定している、お気に入りのアイドル1人をじっくりと堪能できる点が魅力。そして何より、シンプルな構成で初心者が楽しめること、そして空き時間などでも手軽に楽しめる設計になっていることが特筆すべきポイントではないだろうか。

曲のコスト分だけ“元気”というゲージを消費し、この2つのモードのいずれかをプレイするというのがライブパートの基本となるのだが、ゲームを楽しむ上で2点加えて紹介しておきたい。

ひとつはライブ設定について。ここまでで紹介している通り、「ミリシタ」ではアイドルや背景が3Dで表現されているが、端末などのプレイ環境に応じて、2Dモードへの切り替えも可能になっている。2Dモードでは背景を暗くするフィルターも用意されているので、プレイしやすい環境を自分で色々と試してみるのもいいだろう。

また、楽曲をクリアする上で大事なノーツのバリエーションに関しては、通常のものに加えて、フリックやスライドなどの操作が盛り込まれている。楽曲ごとに譜面は変わってくるとは思うが、フリックに関しては下方向は用意されていないということなので、操作自体はプレイを重ねることで馴染んでくるはずだ。

サービス開始時にプレイできる楽曲はテーマソングの「Brand New Theater!」をはじめ、ソロ曲、ユニット曲と多彩に取り揃えられているが、その中でも「ミリシタ」で新たにミリオンスターズのアイドルとして加わった桜守歌織(CV:香里有佐)、白石紬(CV:南早紀)のソロ曲はゲーム内で初お披露目となる。プレイする際はそちらにもぜひ注目してもらえればと思う。

ライブができない時には“お仕事”を!アイドルの育成要素も紹介

“元気”を使ってライブパートをプレイ、その合間にアイドルたちとコミュニケーションをとるというサイクル。外出時などどうしてもライブパートをプレイできないタイミングもあるだろう。そんな時に活用したいのが、お仕事だ。

これはライブと同じく“元気”を消費して行うもので、プロデューサーLvの経験値やマニー、ライブチケットなどを獲得できる。お仕事をするアイドルはランダムになるようだが、もちろんその活動によってファンも増えていく。さらに“チャンス!”と表示されるとそのアイドルごとのストーリーも見ることができるので、そちらも要チェックだ。

ミリオンジュエルかガシャコインで回せるプラチナガシャや、ライブ・お仕事の報酬としてアイドルを増やしていくと、編成とともに意識するのがアイドルたちの育成要素。「ミリシタ」では、同一のアイドルカードを入手した際には、自動的にそのレアリティに沿ったレッスンカードとマスターピースに変換されるので、それを用いてカードのLvを上げていく。

今作では、アイドルたちはPrincess、Fairy、Angelのいずれかの属性に分類され、それぞれ赤、青、黄の3色で表示されている。楽曲にも属性が設定されており、同一の属性のアイドルカードのユニットがより得点を稼ぎやすい仕組みになっているので、バランス良く成長させておくのがいいだろう。

Princess
Fairy Angel

さらに、マスターピースというアイテムを用いて行うマスターレッスンでは、カードをさらに強化することが可能。各カード4回までマスターレッスンが可能だ。

そして、最高レアリティのSSRを獲得するとそのカードで描かれているライブ用衣装が入手できる。新たな衣装はアイドルに着せることができるのはもちろんのこと、ファンに向けて765プロライブ劇場のオフィシャルブログで報告するなどのアクションをとることも。逆にプロデューサーとのやり取りではメールを使うということで、アイドルたちがさまざまなかたちで発信する様子も楽しめるというわけだ。

スマートフォンに詰め込まれた“アイドルプロデュース”

これらの要素を体験してみて筆者が感じたのは、「ミリシタ」が“スマートフォンで楽しめる”アイドルプロデュースゲームということだ。リズムゲームを楽しむライブパートはあくまでゲームを構成する要素のひとつでしかなく、その本質は総勢50名を超えるアイドルをプロデュースしていく過程であり、それこそが本作ならではの魅力と言えるだろう。

また、プロデューサー同士でコミュニケーションができる機能としてラウンジも用意されている。こちらは今後実装予定ということなので、プロデュースの輪を外に広げていく要素として期待しよう。

これだけの要素が盛り込まれた「ミリシタ」で、わずかな時間でプレイできる要素は限られてくるとは思っていたが、今回の記事を書く上で筆者が特に心残りだったのは、七尾百合子(CV:伊藤美来)でプレイできなかったこと。配信直前に公式サイト上で公開された「透明なプロローグ」のMVで、期待を膨らませる日々だった。この記事が掲載されている今頃は筆者も全力でプロデュースしているはずだが、ぜひ同僚のみなさま方も担当のアイドルをプロデュースする楽しさを感じてもらいたいと思う。

アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ

バンダイナムコエンターテインメント

iOSアプリiOS

  • 配信日:2017年6月29日
  • 価格:基本無料

    アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ

    バンダイナムコエンターテインメント

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2017年6月29日
    • 価格:基本無料

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