スクウェア・エニックスが本日7月13日より全国のアミューズメント施設にて稼働を開始したアーケードタイトル「ロード オブ ヴァーミリオン IV」。本日、タイトーステーションBIG BOX高田馬場店にて、オープニングセレモニーが開催された。
「ロード オブ ヴァーミリオン IV」は、2008年6月より稼働を開始した「ロード オブ ヴァーミリオン」シリーズの最新作。
リアルカードを使って遊ぶ操作感はそのままに、システムの改変やそれに伴う新ステータス・機能も実装され、9年という長寿タイトルながら新規ユーザーでもより遊びやすい調整が施されている。
今回行われたオープニングセレモニーでは、本作をプロデューサーを務める平田重之氏と、スクウェア・エニックス 代表取締役社長・松田洋祐氏が登壇。同社のアーケードタイトルを牽引してきたと言っても過言ではない、「ロード オブ ヴァーミリオン」シリーズ最新作の門出を祝した。
冒頭、平田氏は「ロード オブ ヴァーミリオン」シリーズの歴史を解説。本シリーズは、2008年6月より、同社初となるアーケード参入タイトルとして稼働を開始。これについて平田氏は、「シリーズ10年目の橋渡しとなる今年に、シリーズ最新作の『ロード オブ ヴァーミリオン IV』を稼働できたことを本当に嬉しく思います」とコメントした。
平田氏は、本作の開発の中期から参入。大筋のコンセプトなどはその段階で決まっていたが、各種項目を調整したり、新たな要素を追加するなど、作品をより良くするためのブラッシュアップに大きく関わってきたとこれまでの状況を振り返った。
また、本作の魅力を訊ねられると、「1つはやはりカードですね。実際にカードを集め、それをゲーム中に操作するというのは特徴だと思っています」と語り、「また、本作から世界観が現代へと移りました。美麗なビジュアルと新たな世界観が融合した、“エクストラコスチュームカード”にはぜひ注目して頂きたいと思います」と続けた。
さらに、会場ではLive2Dによる新たなプロモーション映像も公開。今回は、メインキャラクターである神名千尋と白木優羽莉にフォーカスした2本の映像がお披露目された。こちらは7月下旬より順次公式サイトにて公開されていくとのことなので、そのほかのキャラクターも含め、今から楽しみにしておこう。
続いて松田氏が、「『ロード オブ ヴァーミリオン』シリーズは、スクウェア・エニックスのアーケードタイトルの歴史を築いてきた重要なタイトル」だと言及。「本シリーズに続く形で、『ガンスリンガーストラトス』や『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~』、そして『ディシディア ファイナルファンタジー』など、多くの好調なアーケードタイトルが生まれてきた」と、同社のアーケード部門における「ロード オブ ヴァーミリオン」の重要性を語った。
また松田氏は、同社のビジネスにおいて、アーケードタイトルは非常に重要なポジションにあるとコメント。コンシューマーやスマートフォンゲームなどを含めても、アーケードゲームが持つ価値というのは非常に高いと考えているようで、今後も積極的に新規タイトルの投入など、市場の活性化を狙っているようだ。
最後に、本作の稼働開始を祝したテープカットが行われ、平田氏が「本作は非常に歴史の長いタイトルでもあります。その名前を汚さないように、これら先も5年、10年とサービスが続けられるよう頑張りたいと思います」とコメントし、本イベントを締めくくった。