バンダイナムコエンターテインメントは、本日7月15日にアーケードゲーム「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブーストON」の全国大会「プレミアムドッグファイト2017」を開催。ここでは、ディファ有明にて行われた激闘の模様を紹介していく。

目次
  1. 激闘のその前に!「G-セルフ(パーフェクトパック)」参戦発表を含む新情報が発表!
  2. ベスト16決定!決勝トーナメントがついに開幕
  3. 王者はやっぱりこのコンビ!白熱した決勝戦の行方はいかに

全国オンライン対戦が実装され、より遊びやすく極限進化した「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」シリーズの最新作「マキシブーストON」。全国各地で行われた予選大会を勝ち抜いた猛者たちが、“全国一位”の座をかけてディファ有明の大舞台に集結した。

本大会では、椿姫彩菜さんが総合司会役を担当。ゲストとして石井マークさんと荘司勝也さん、そして本作のプロデューサーを務める大石勇気プロデューサーと大久保人プロデューサーが登場。ゲーム実況は、公式大会の実況役でおなじみの店員Aさんと黒日さんが担当した。

本大会には、前大会同様、香港・台湾予選を勝ち抜いた海外選手も出場している。誰もが各地の激戦を勝ち抜いてきた猛者揃いとあって、決勝ブロックへと駒を進めるための予選ブロックから熱戦の数々が繰り広げられていた。会場も大いに盛り上がっており、モニターに映された試合の状況に合わせて観客も一喜一憂。時には大きな声を上げて激闘を讃え、時には驚嘆した声が会場に響いていた。

「プレミアムドッグファイト2017」公式ページ
http://gundam-vs.jp/extreme/acmb-on/news/2017/07/03/101/

激闘のその前に!「G-セルフ(パーフェクトパック)」参戦発表を含む新情報が発表!

決勝ブロックが始まる前に、大石プロデューサーより新情報が発表された。まずは、漫画「ガンダムEXA」シリーズの完結と、最新刊「ガンダムEXA VS」第7巻が本日発売されることを記念して、レオス・アロイ役の岡本信彦さん、セシア・アウェア役の竹達彩奈さんからのボイスメッセージが到着。岡本さんからは、いよいよ決勝ブロックが開始される会場に向けて、レオスによる熱い応援メッセージが送られた。

続いて機体の新情報として、「ダブルオーガンダム セブンソード/G」に新たにチャージ格闘が追加されることが明らかとなった。チャージ格闘は一出撃につき一回限りで、事前に体験していたという黒日さん曰く「起き攻めに有効」とのこと。

さらに、7月下旬に追加される「ガンダム・バルバトスルプス」と共に、「G-セルフ(パーフェクトパック)」の緊急参戦も発表された。「G-セルフ(パーフェクトパック)」はコスト3000で、原作にあったような数々の特殊な武装を有している。中には、正面からの照射ビームを物ともせずに弾き飛ばすリフレクターモードの様子も明らかになり、会場から大きな歓声が上がっていた。

ベスト16決定!決勝トーナメントがついに開幕

決勝トーナメントは、基本的には予選ブロックとルールは同じだが、時間無制限の一本勝負に変更される。なお、ベスト4からは3本勝負の2本先取したチームの勝利となる。ここでは、ベスト4からの試合の模様をお伝えする。

準決勝(チームA/B):やっぱりぱんみねね vs FB全8@覚醒抜け

組み合わせ
リボーンズガンダム×ガンダム試作3号機(Aチーム)
ホットスクランブルガンダム×ガンダムAGE2-ダークハウンド(Bチーム)

注目のベスト4初戦では、互いに高コストが射撃戦の得意な機体同士のマッチアップに。リボーンズガンダムはキャノン形態時のレバー入れ特殊射撃で、ホットスクランブルガンダムはレバー後ろ入れサブ射撃で、それぞれファンネルを射出して照射ビームを放つことができる。

時間も無制限なので、互いにじっくりとこれらの武装を飛ばし合うのかと思いきや、序盤からリボーンズガンダムが積極的に攻勢を仕掛ける展開に。みねね選手の駆るリボーンズガンダムの勢いは終盤まで止まることなく、そのまま「やっぱりぱんみねね」チームが1本先取した。

しかし、どちらも決勝ブロックまで勝ち残った猛者だ。このままで終わるはずがなく、続く2本目では先ほどとは打って変わって神経が擦り減るような射撃戦が繰り広げられた。互いにコストを削り合いながら、終盤ではホットスクランブルガンダムが執念の粘りを見せ、「FB全8@覚醒抜け」が流れを断ち切ることに成功。勝負は最終3本目に持ち込まれた。

雌雄を決する最終3本目。ステージもおそらく全プレイヤーが一番戦い慣れているであろうサイド7に決定し、両チーム共に100%の実力を発揮できる環境が整った。互いに死力を尽くしてきた両チームだが、ここにきてリボーンズガンダムが動かした相手の隙に、ぱん選手の試作3号機が照射ビームをねじ込む場面が何度かあり、体力的に大きくなリードを作る。このダメージの差が終盤まで響いたのか、最後は「やっぱりぱんみねね」チームが一歩地力の差を見せつけ、勝利をもぎ取った。

準決勝(チームA/B):嵐月おたく vs シマミネシンワ

組み合わせ
ガンダムAGE-FX×ラファエルガンダム(Aチーム)
リボーンズガンダム×ガンダムAGE-2 ダークハウンド(Bチーム)

2試合目では、決勝トーナメントにてその活躍ぶりから話題を呼んだラファエルガンダムに注目が集まった。機体性能自体高いものの、ダークハウンドや試作3号機などの方が使用率が高い分、本大会では珍しい存在となる。

そんなラファエルガンダムの特徴である、合体したセラヴィーガンダムを切り離して遠隔操作する戦い方は、序盤から猛威を振るった。相手側も警戒はしていたものの、死角から放たれる照射ビームはなかなかに避けることが難しく、早い段階から和田選手のダークハウンドがこのビームをもらってしまう。しかしこの一発を契機に、「シマミネシンワ」チームはどちらか一方が必ずラファエルをマークすることを徹底。その動きを制限させにかかる。

これが功を奏したのか、「嵐月おたく」チームが徐々にダメージレースで負けてきてしまう。最終的にガンダムAGE-FXが落ちた時、2vs1の状況になった瞬間に2体から距離を詰められてしまい、まずは「シマミネシンワ」チームが1本先取した。

2セット目、「嵐月おたく」チームは積極的に前に出てきたダークハウンドを先に落とすことに成功するも、SHO∞選手のリボーンズガンダムはあらかじめこの状況を想定して耐久値を十分に残していたため、試合はほぼイーブンの状態に。

前のセットから引き続き、やはりラファエルガンダムは警戒されているようで、SHO∞選手のリボーンズガンダムは常にステージの全景が見える後方に位置し、ラファエルガンダムと分離したセラヴィーの位置を確認。照射ビームにだけは当たらないよう、立ち回りを徹底していることが印象的だった。

大きくダメージを稼げない状況での射撃戦となると、やはりリボーンズガンダムに分があるのか、「嵐月おたく」チームはジリジリと体力を削られてしまう。「嵐月おたく」チームもガンダムAGE-FXが先、ラファエルガンダムが後という、理想通りの落ち方にはなったものの、EXバーストを使ったリボーンズガンダムの勢いを御しきることができず、「シマミネシンワ」チームが2本先取し決勝戦進出を決めた。

王者はやっぱりこのコンビ!白熱した決勝戦の行方はいかに

準決勝が終わり、決勝戦の対戦カードがぱん選手とみねね選手の「やっぱりぱんみねね」チーム対、和田選手とSHO∞選手の「シマミネシンワ」チームに決定。試合前、以前からSHO∞選手に憧れていたと語ったぱん選手は、今日この場所でその憧れの存在と対決できることに喜びを露わにすると共に、憧れを超えるべく闘志を漲らせているようだった。

決勝戦(チームA/B):やっぱりぱんみねね vs シマミネシンワ

組み合わせ
リボーンズガンダム×ガンダム試作3号機(Aチーム)
リボーンズガンダム×ガンダムAGE-2 ダークハウンド(Bチーム)

自然と緊張が高まる1セット目。互いにゲームメイクを担う高コストがリボーンズガンダムということで、試作3号機とダークハウンドに分かれた低コスト側がどう動くかに注目が集まった。

ステージはニュータイプ研究所ということで、開幕は試作3号機が目立つ建物を徹底的に破壊。照射ビームを流し込み、あわよくば事故当たりを狙っていた。見通しが良くなってからは、互いにリボーンズガンダムを高コストに据えているということもあり、やや引きながらの射撃戦が展開。

こうした試合展開では、広く拡散するミサイルや照射ビームなどを持つ試作3号機のほうにやや分があるのか、要所要所で照射ビームが火を噴く場面が見受けられた。とにかくこの試合は戦況を良く見ていた試作3号機の援護が光る場面が多々あり、蓋を開けてみると「やっぱりぱんみねね」チームが危なげない勝利を勝ち取っていた。

後がない状況の「シマミネシンワ」チームだが、こうした大舞台には慣れているのか焦りは見えず、続く2セット目では序盤から優勢を保っていた。和田選手とSHO∞選手双方共に理想的な体力の削れ方をしており、特に和田選手のダークハウンドは余裕を持ってEXバーストを2回使えるくらいの体力調整だった。

流れが変わったのは中盤、みねね選手のリボーンズガンダムが撃墜された直後だった。

相方と離れた状況で、和田選手のダークハウンドの近くにみねね選手のリボーンズガンダムが復帰。EXバーストを溜めていたみねね選手は即座に使用してダークハウンドを落としにかかった。この時点ではまだEXバーストが溜まっていなかった和田選手は、リボーンズガンダムの格闘攻撃を食らってから即座に使用したものの2回目のEXバーストが使用できるか怪しい体力になってしまう。

不意にプランを崩される形となった「シマミネシンワ」チームは、さすがと言うべき粘り強さを発揮するものの、この時のダメージが大きな痛手となり、「やっぱりぱんみねね」チームが勝利。予選大会が開始された4月から数えると、約3ヶ月間にもおよんだ激闘の「プレミアムドッグファイト2017」の優勝を手にした。

試合後、優勝したぱん選手とみねね選手は感想を訊ねられると、互いにただ一言「本当に嬉しいです」とコメント。惜しくも敗れてしまった和田選手とSHO∞選手は、悔しさを滲ませつつも「楽しかった」と語り、会場からは熱戦につぐ熱戦を繰り広げた両チームに対して惜しみない拍手が送られた。

表彰式では、優勝・準優勝などの表彰のほかに、特別賞として椿姫彩菜賞や、石井マーク・荘司勝也賞などが該当の出場チームに贈呈された。各々の所感によって選定された特別賞の授与は大きく盛り上がり、中でも椿姫彩菜賞を授与されたナスタン選手と練馬戦車選手は、発表当初会場にナスタン選手しかいないというちょっとしたハプニングも。買い物に出かけていたらしい練馬戦車選手が後から壇上に駆けつけ、椿姫さんと固い握手を交わしていたのは印象的だった。

最後に、大石氏と大久保氏による優勝チームへの表彰が行われると共に、本大会に参加したすべての参加者の健闘を称え、「プレミアムドッグファイト2017」の幕は閉じた。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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