千葉・幕張メッセにて9月21日より開催中の「東京ゲームショウ2017」。ここでは、21日にバンダイナムコエンターテインメントブースにて行われた「HTML5新プラットフォーム発表会 稲村亜美の新フォーム神ヒット祈願!!」のステージをレポートする。

このステージはHTML5を活用したバンダイナムコエンターテインメントのスマートフォン向け新作ブラウザゲームを紹介するというもので、「ドラゴンボールZ」、「ファミリースタジアム」、「アイドルマスター」、「金色のガッシュベル!!」の4タイトルを制作中であることが発表された。

左から坂上陽三氏、稲村亜美さん、手塚晃司氏、お笑いトリオのパンサー
お笑い芸人のキクチウソツカナイ。さん(写真左端)がMCを務めた

まずはバンダイナムコエンターテインメント NE事業部 ゼネラルマネージャー 兼 BXD 代表取締役社長の手塚晃司氏より、話題の新プラットフォーム「HTML5」の簡単な説明が行われた。

HTMLとはウェブブラウザのページを作るための言語で、HTML5はその最上位となるバージョン5というべきもの。ウェブブラウザでできることが飛躍的に向上しており、ブラウザ単体に動画や音声データを埋め込むことで、スマートフォン上でもリッチな表現ができるようになる。

さらに、通常のアプリのようなダウンロードやインストールの必要もないので、いつでもどこでも手軽かつ簡単にゲームを楽しむことが可能。オモチャやカードといったグッズ類に付いているシリアルコードを読み込むことで、そのキャラクターをゲーム上で使用できるようにしたり、特定のショップに行くとレアなモンスターがもらえたりするなど、リアルと融合したサービスも簡単に行えるので、さまざまなエンターテインメントと連動した新しいゲーム体験を提供できるようになると手塚氏は語った。

そして、このHTML5のローンチタイトルになるのが「ドラゴンボールZ」、「ファミリースタジアム」、「アイドルマスター」の3作だ。いずれも2018年春サービス開始予定で、各タイトルに連動した新たな商品も発売予定であるとのことだ。

LINEのメッセージなどに貼られたURLリンクをタップしたり、二次元バーコードを読み込むだけでゲームを始められる

ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ

各タイトルの内容も公開された。最初に紹介されたのは「ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ」。人気作「ドラゴンボール」をテーマにした対戦バトルゲームで、インストール不要なので全国のプレイヤーとその場ですぐに対戦をすることが可能。キャラクターのアクションも原作アニメそのままで、「ドラゴンボール」の世界観を存分に追体験できるという。また、「進化」の要素も取り入れられていて、バトル中に悟空たちがどんな進化をするかというのも見どころとのことだ。

プロ野球 ファミスタ マスターオーナーズ

次に紹介されたのは「プロ野球 ファミスタ マスターオーナーズ」。実在のプロ野球選手たちが実写カードとして登場する野球ゲームで、好きな選手たちを集めて自分だけのオリジナルチームを作り上げることができる。もちろん、往年の「ファミスタ」らしさもバッチリ再現。ピノやワギャンなどナムコスターズの面々も登場してくるとのことで、「ファミスタ世代も“楽しいね”と言えるものにしていきたい」と手塚氏は意気込みを見せた。

アイドルマスター

「アイドルマスター」の紹介はシリーズ総合プロデューサーであるバンダイナムコエンターテインメントの坂上陽三氏が行った。残念ながら映像は公開されなかったが、完全新作となるもので、新たなアイドルたちを軸に展開していくことになるという。坂上氏によると、これまでのシリーズ作とは一線を画するもので、特にアイドルのデザインはファンが驚くようなものになっているそうだ。手塚氏も「すっごい、かわいいですよ」と太鼓判を押していたので続報に期待だ。

現在、声優のオーディションを行っているとのこと。こちらの発表も期待して待ちたい

金色のガッシュベル!!

最後にサプライズとして往年の人気アニメ「金色のガッシュベル!!」の新作ゲームを制作中であることが発表。ゲームの詳細はまだ明かせないそうだが、本を使って魔法を発動するおなじみのバトルシーンをしっかり再現しているとのことなので楽しみにしておこう。

最後に坂上氏は「完全新作なんでよろしくお願いしまーす!」と元気よく挨拶。手塚氏も「また、いい報告を皆さんにできるようにしたいと思いますので、続報を期待してください」とメッセージを送り、ステージを締めくくった。

今回発表された新作のヒットを祈願して、稲村亜美さんがパンサーの尾形さんの腰をボールを見立てて見事なスイングを披露した

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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