コーエーテクモゲームスは、2018年2月22日発売予定のPS Vita用ソフト「遙かなる時空の中で Ultimate」について、新たなイベントスチル、および恋愛対象キャラクター8名のキャストインタビューを公開した。
今回公開されたのは、「永泉」と「アクラム」のイベントスチル2枚と、「千年の時を越えるBOX」同梱アイテム「水野十子描き下ろしイラスト複製原画~四神相応図~」より「朱雀」のイラストにくわえ、追加イベント2件。また、合わせて公開された三木眞一郎さんや関智一さんらへのキャストインタビューにも注目だ。
永泉
龍神の「力の具現化」により、周囲に大輪の花が咲き誇る。
赤い椿を見て、隣にいた永泉の顔がほころんだ。永泉「椿は、私が特に好きな花なのです」
椿の花に歩み寄り、手を伸ばす。
一枝手折った椿を持って、主人公を振り返った。永泉「雪の中に咲く椿の花はまるで心にともる明かりのようで…」
恥ずかしそうに言葉を切り、俯く永泉。
言葉を選ぶように迷っていた永泉は、意を決したようにゆっくりと顔をあげる。永泉「あなたの姿のように優しく温かく思われるのです」
アクラム
アクラム「良い子だ」
強い風の中、耳元で声がはっきりと響いた。
不思議なその声に、逆らうこともできず引き寄せられる。アクラム「さぁ、目覚めるがいい。私の手の中で」
金糸のような髪をなびかせ、圧倒的な空気をまとう姿。
仮面で隠された目元に吸い込まれるように、目が離せない。主人公「………あなたは……?」
美しいその顔が不敵な笑みを浮かべる。
その瞬間、周囲の景色が歪んだ。主人公「だめ、引きずりこまれ…る」
強い力に引かれ、主人公たちは時空を越える――。
「鷹通」追加イベント
ウグイスの声を聴きながら、ゆっくりと廊下を歩く主人公。
春の陽気が心地いい。庭に咲く花に目を向けていると、焦ったような鷹通の声が耳に飛び込んできた。
鷹通「――み、神子殿!?危ない!!」
主人公「えっ!?」
意識が現実に引き戻された途端におとずれる衝撃。
何が起きたのかわからずキョトンとして前を見ると、そこには大量の巻物が……。そして巻物の向こうから、鷹通が心配そうに主人公を見ていた。
鷹通「すみません。両手がふさがってて前が見えなくて」
鷹通「転んでしまわれましたか。お怪我はありませんか?」
「友雅」追加イベント
友雅「みちのくのしのぶもぢずり 誰ゆえに乱れそめにしわれならなくに……」
昔は栄えていた屋敷が今は廃墟となり、淋しい雰囲気を漂わせる河原院。
歌を呟く友雅の表情にも陰りが見えた。主人公が歌の意味を尋ねても、友雅は微笑むだけ。
友雅「歌の意味を聞くのは無粋というものだよ。自分で考えてごらん」
主人公「きっと、友雅さんに似合う歌ですよね」
友雅「はは、神子殿は面白いね」
笑顔を浮かべた友雅が、ぐっと主人公の頭を引き寄せた。
ふっと笑む息が耳をくすぐる。
直接耳に吹き込むように、低く色気を纏った声が囁きかけた。友雅「これは、恋に乱れる男心を歌った歌だよ」
友雅「神子殿…君が、私の心を乱してくれるかい?」
キャストインタビュー
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| 三木眞一郎氏(源 頼久役) | 関智一氏(森村天真 役) |
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| 高橋直純氏(イノリ 役) | 宮田幸季氏(流山詩紋 役) |
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| 中原 茂氏(藤原鷹通 役) | 井上和彦氏(橘 友雅役) |
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| 保志総一朗氏(永泉 役) | 石田彰氏(安倍泰明 役) |
――アフレコを終えられての感想をお願いします。
三木眞一郎氏:とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
関智一氏:懐かしく、楽しかったです。
高橋直純氏:大きな達成感に包まれています。そして改めて「遙か」に出会えたことが嬉しくて仕方ないです。遙かってやっぱりいいな、と改めて感じて。そしてまたこうしてイノリを演じ、イノリとして生きることができて幸せだなと思いました。
宮田幸季氏:たくさん喋りましたねー。またこうして詩紋を演じることができて嬉しかったです。ああ、こういうシーンあったなぁと懐かしかったり、今だからこそ改めて発見できたり…いろいろと思うところがありました。
中原 茂氏:いやぁ大変でしたが遣り甲斐がありました。そして鷹通に再び会えたのがとても嬉しかったですねぇ。フルボイスなので、言っていないセリフも一杯喋らせていただきましたし。あの世界はやはり何かホッとしますし、懐かしいホームタウンに帰ってきたような心持ちになりますね。
井上和彦氏:久しぶりに友雅を演じることができて幸せでした。しかもたくさんのセリフ。どっぷり友雅でいられました。17年前から時間は経ちましたが、また新たな友雅に出会えた気がしました。
保志総一朗氏:感慨深さと懐かしさと喜びで、何日間か収録させていただきました。たっぷりのボリュームで達成感もひとしおでした。ゲームの完成か楽しみですね!
石田彰氏:ここに来ての原点回帰は、勝手知ったるキャラクターであるからこそ、向き合い直すのにはいい機会だったと思います。
――対の八葉についてはどのように思っていますか?
三木氏:時に天真爛漫、時にあまりに不器用。
関氏:真面目!
高橋氏:今回収録していて「あ、また怒鳴っちまって、ゴメン…」そう何度も思いました。最初は京にいる鬼に似たその見た目から戸惑って、恐怖や怒りなど鬼に持っていた感情に振り回されて自分でもどうつき合っていいのか、きっと分からなかったと思う。敵に対する考え方も正反対でわかり合えないんじゃないかと感じたんじゃないかと思う。だけどその優しさや思いに触れていくうちに、信頼と友情が生まれて。無いものを持っているからこそ、お互いに成長しあえるんだなと思いました。自分個人としても詩紋、大好きです!
宮田氏:イノリは素直で良い子ですよね。詩紋にないものをたくさん持ってるし。ある意味性格的に真逆の2人。だからこそ足りない所を補い合い協力することによって、より成長できるんだと思います。
中原氏:大人の余裕と色香がある友雅と、不器用で頑固一徹な鷹通。この2人の対比が絶妙で、それが又それぞれのキャラクターを際立てているのだと思います。友雅はまさに太陽で。反発しながらも、月でしかない自分はいつも太陽に憧れているのに、きっと素直に言葉に紡ぐ事ができないんでしょうね。
井上氏:じれったいくらいに真面目だな~と、でもそれが魅力なんですね。
保志氏:泰明と永泉の関係は、はじめはこんなだったんですね〜。思い出しつつ凄く新鮮でした。泰明の口数は相変わらず少ないですが、徐々に永泉との絆みたいなものが深まっていくのを感じました。
石田氏:潜在能力は高いのに、引っ込み思案が玉に瑕というのが永泉のキャラクターだと思っています。そこは多くの人に共感してもらえるのではないでしょうか。
――本作の舞台は平安時代ですが、もしタイムスリップするとしたらいつの時代に行きたいですか?また、そこでなにがしたいですか?
三木氏:ルネッサンス期のイタリア・フランス。
関氏:江戸 幕末期。見物したいです。
高橋氏:江戸時代に行って、少しでいいので大奥を覗いて見てみたい。できることならば体感してみたい。想像するにきっと絢爛豪華な世界なのだろうな、と。まず体験できないだろうから、きっととてつもない刺激で、人生観が深くなりそう。そういう意味では、行けるとしたらいろんな時代に行きたいな。
宮田氏:治安の悪い時代&衛生面の悪い時代には行きたくないですね。……そう考えると現代で留守番してます。(笑)
中原氏:「雅」というのが本当はどういうものだったかというのが知りたいので、本作の舞台である平安時代に行ってみたいですねぇ。空気感は全く違うと思うので、そういったものも体感してみたいです。きっとカルチャーショックばかり受けると思うので。ただし物騒な事には関わりたくはないのですが…
井上氏:石器時代に行ってサバイバル生活!あ、でも1日でめげそうだな~。とりあえず、頭と体を目一杯使って生き残る事に挑戦したいな。
保志氏:昭和時代に戻って、少年時代をのんきにやり直したいですね~(笑)。
石田氏:縄文時代に行ってそこで目立つ土器を作っておいて、後々発掘されて国宝として国立博物館に保存されたい。
――本作の豪華版早期予約特典には「現代編」ストーリーが収録されますが、キャラクターへの印象やご自身の演技などについて、普段の収録となにか違いはありましたか?
三木氏:現代に来ても変わらない頼久らしさがありました。
関氏:普段通りの天真です。
高橋氏:ことあるごとにイノリを長年させていただいてきますが、最初に触れたゲームの中のイノリをまたやれるということで、当時のハツラツとしたイノリを…と意識しました。その上で、イノリは変わらなくても、生身の人間の自分は時空をこえているので、その中で経験してきたさまざまなことを持ったままやらせていただいたので、少しでもより立体的な、より魅力的だと言っていただけるような、深みのあるイノリになったらいいなと、心の隅に置いて今回も気合い入れて演じました。
宮田氏:この度、新しいエピソードが追加されました。ここでの詩紋の印象はいろいろと経験をつみ、精神的にも大人っぽくなりましたね。
中原氏:違いは特にはなかったと思うのですが、やはり現代に来てしばらく生活するというシチュエーションだったので、その間の現代に慣れてきた感じ等が少しでも滲んでいたらいいなぁとは思っていました。ただ、まぁ、鷹通は鷹通なのですが…
井上氏:特に変わりはないんですが、はたから見ると面白いんじゃないかなーと思いました。だって、髪型がそのままなんです。超ロングヘア。目立ちますね(笑)
保志氏:実際は当たり前に知っていることを、さも初めて目にする感動や驚きといった芝居をしなきゃいけないんですが、それが可笑しくもあり微笑ましくもあり、とても楽しかったです。
石田氏:自分の感覚がもう現代とは相容れない、というかついて行けないことになっている自覚があるので、泰明のタイムスリップ異邦人的な感覚を表すにはかえって都合が良かっとと思います。
――最後に、読者・ファンの方々へ一言メッセージをお願い致します。
三木氏:時を経てフルボイスになった「遙かなる時空の中で」。発売当事にプレイされたかたも、そうでない方にももちろん、楽しんでいただける内容になっております。多くの方に楽しんでいただけましたら、嬉しいです。ヨロシクお願いいたします。
関氏:楽しみにして下さった皆さん。ありがとうございます。そしてお待たせしました!隅々までお楽しみくださいませ。
高橋氏:シーンも追加されてスチルも台詞も増えているので、一度触れたことのある方も、またさらに楽しんでいただける作品になっていることと思います。きっと新たな魅力にトキメいたりどきどきしたり、「やっぱり好き」「懐かしい!」という気持ちになったり。体感したことのない方にも是非この機会に触れて、感じていただけたらと思います。援してくださいね!
宮田氏:いつも「遙かなる時空の中で」を応援して下さり、ありがとうございます。こうしてまた新たにPS Vita用ゲームとして発売されます。一生懸命音声収録させていただきましたのでプレイして楽しんで下さいね。
中原氏:「遙かシリーズ」の最初の物語がこうしてフルボイスとして蘇った事にとても感動しています。これもひとえに長きに渡り「遙か」を愛し続けて頂いたファンの方達の御蔭だと思っております。これからの「遙かなる時空の中で」も皆さんとともにまだまだ成長していく事が出来ればこんなに嬉しい事はありません。是非何度でも味わって頂きたいです。そしてこれからも「遙か一座」を宜しくお願い致します!
井上氏:本当に皆様に愛されているおかげで、また友雅を演じさせていただくことが出来て嬉しいです。生まれ変わった「遙かなる時空の中で」を思いっきりお楽しみください。
保志氏:遙かなる時空の中で…「遙か」の歴史はここから始まりました。そしてここからまた新たな「遙か」が始まります。是非楽しみにお待ちくださいね。
石田氏:「遙かなる時空の中で」が初めて世に出てから充分な時間が経ったので、今、新たなユーザーにアピールするのに相応しいタイミングが来たのではないかと思います。こうして新鮮な気持ちで作品に触れてもらえる機会が得られるのは嬉しいことです。改めて皆さんに「遙か」の世界を楽しんでいただきたいです。
イラスト/水野十子
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