バンダイナムコエンターテインメントは11月18日、東京都内にて「レイヤードストーリーズ ゼロ」のアニメ第一話完成披露試写会を開催した。

目次
  1. 声優陣もアニメのクオリティに驚き
  2. 会場のファンも参加したミュージックビデオ撮影

「レイヤードストーリーズ ゼロ」は、バンダイナムコエンターテインメントが中心となって発足された「みんなでゲームをつくろう」プロジェクトから生まれたiOS/Android向けアプリだ。本作の開発はさまざまなクリエイターの才能を発掘・活用しながらしており、出演声優や主題歌のボーカリスト、漫画家と多岐にわたる。

またひとつのアプリでアニメとゲームの両方が楽しめる点も本作の大きな特徴だ。ひとつの物語を違った角度から見ることのできるプロジェクトになっている。今回の先行上映会では、第1話のすべてを楽しめるだけでなく、出演声優やスタッフ陣のトークなど多彩な企画が行われ、会場に駆けつけたファンを盛り上げた。

声優陣もアニメのクオリティに驚き

まずはボーカリストオーディションを勝ち抜いたMIYUさんがステージ上に登場すると、早速主題歌「throw together」を披露する。このような大舞台は初めてというMIYUさんは「緊張しました」と口にするが、そんな緊張を感じさせないライブパフォーマンスを見せてくれた。

MIYUさん

続いてはイベントのMCを担当する音響監督の納谷僚介氏、クレア役として本作に出演する声優の巽悠衣子さんが登壇。2人の呼び込みによリ、総合プロデューサーの手塚晃司氏、アニメの監督を務める大橋聡雄氏が登壇する。

手塚氏は4年をかけたというプロジェクトの道のりを振り返るとともに、現在実施中の事前登録キャンペーンが好調に推移していることも明かす。イベント前日の11月17日には50万人突破が発表されたばかりだが、開発スタッフの想定を超えるスピードで「特典を準備する時間がない」と嬉しい悲鳴をあげていた。そしてこのイベントについては「今後10年間続くコンテンツにしていきたい。その記念すべき第一歩です」と位置付けていた。

イベントで上映されるアニメを手掛けた大橋氏は、CGを使って人物や街を表現していることを強くアピール。CGはゲームエンジンを使って制作しているとのことで、「作画アニメーションに勝るものを作る」と意気込みを語る。その中でも、特にキャラクターの表現にはこだわっているとのことだ。

左から納谷僚介氏、巽悠衣子さん 左から手塚晃司氏、大橋聡雄氏

そんなオープニングトークからアニメの先行上映をはさみ、続いては声優の加隈亜衣さん、佐倉綾音さん、柳晃平さんが登壇。MCの巽さんも交え、収録時のエピソードを披露することに。

アニメの舞台となるのは2037年の渋谷。この時代ではインターネットの可視化を目的としたユビキタスプラットフォーム「レイヤード」が普及しており、多種多様な自己表現が可能になっていた。しかし「レイヤード」には、相互監視による「ユーザー同士による秩序の管理」を可能にするシステムも存在し、結果として自由とは程遠い、息苦しい世界になってしまった。本作では、そんな窮屈な世界で独自の戦いを繰り広げる主人公・ユウトたちが描かれる。

映像が完成する前にボイスを収録するプレスコの手法で収録が行われたのも本作の特徴だ。そのため、「最終的な仕上がりを知らなかった」と巽さん。実際に出来上がったアニメを鑑賞して、クオリティの高さに驚いている様子だった。

加隈さんも同じく、収録時の想像より何倍も格好良くなっていたとコメント。またアニメの舞台は近未来の渋谷となっているが、「これだけおしゃれなら行ってみたい」とも話していた。佐倉さんは「青少年の夢が詰まったような映像」と、作品に対する感想を一言で表現する。これに続けて「おしゃれでスタイリッシュ、映像に対する意識が高いですね」と制作に携わったスタッフ陣を絶賛する一幕も。

そして柳さんは、声優オーディションでグランプリに輝き、ユウト役を担当することになった新人声優だ。ステージ上では緊張気味な素振りを見せていた柳さんは、収録の流れも知らず、先輩を困らせてしまったエピソードも明かす。その一方で加隈さんが「教えることがなかった」と話すなど、新人らしからぬ実力を持っていることも垣間見えた。

左から柳晃平さん、佐倉綾音さん、加隈亜衣さん

会場のファンも参加したミュージックビデオ撮影

キャスト陣によるトークショーで盛り上がりを見せたところで次のコーナー、高野麻里佳さんが歌う「君と夜のアンチノ ミー」のミュージックビデオを作る企画が始まる。この企画は作中に登場するシンガーツールACT「ミシャラ」を演じる高野さんがライブパフォーマンスを行い、それを使用してミュージックビデオを作るというものだ。

ミュージックビデオはライブ映像だけでなく、会場のファンが撮影した写真も使用して作成される。ステージにミシャラの姿に扮した高野さんが登場しダンスを披露すると、それに合わせてファンも積極的に写真撮影を行っていた。

高野麻里佳さん

高野さんによるとミシャラは作中のトップアイドルというキャラクターらしく、「それに近づけるように頑張りました」とコメント。これまでにもさまざまなキャラクターを演じてきた高野さんだが、ここまでキャラクターになりきるケースは珍しいという。「ミシャラという存在を三次元の私からも感じてもらえたら嬉しいです」とメッセージを贈っていた。

その後、本作の公式コスプレイヤーであるえなこさんも、作品の重要な役どころであるノアのコスチュームで登場。本作はコスプレも推奨していくということで、えなこさんからは「コスプレは自己満足なので、自分が楽しめればそれでいいのでは」と、コスプレをしようと考えている人へ向けてメッセージを残した。

えなこさん(写真左)

最後に本日の登壇者があらためてステージへ集結すると、会場に駆けつけたファンへ感謝の気持ちを述べていく。その中で大橋氏は「2年関わってきて、皆さんに披露できて感慨深いです。感慨に浸っている場合ではなく、これからも頑張っていきます」とコメント。そして手塚氏からは「第1話だけでなく、第2話の出来がとても良いです。ゲームも熱量高く作っているところですので、これからも応援をよろしくお願いします」とファンに伝え、イベントは幕を閉じた。

レイヤードストーリーズ ゼロ

バンダイナムコエンターテインメント

iOSアプリiOS

  • 配信日:2017年12月8日
  • 価格:基本無料

    レイヤードストーリーズ ゼロ

    バンダイナムコエンターテインメント

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2017年12月7日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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