ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、1月11日に東京・麻布十番のコロッケ・ミミック東京でメディア向け発表会「パズドラプロジェクト2018」を開催した。今回はそちらの模様をレポートする。
今回の発表会は2部構成になっており、「新発表パート1」ではゲームに関する情報を、「新発表パート2」ではメディアミックスなどの展開について発表が行われた。
始めにガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長CEOの森下一喜氏と「パズドラ」シリーズプロデューサーの山本大介氏が登壇。赤と青のおめでたい紋付き袴姿で会場に現れ、華やいだ雰囲気の中でイベントがスタートした。
始めに森下氏から発表されたのは、「パズドラ」の新たなロゴだ。これは「パズル&ドラゴン」や「パズドラレーダー」などの「パズドラ」シリーズを総称するときに使われるもので、今後はゲーム以外に展開するときにも活用していくとのこと。
誰でも参加可能なプロ認定大会からプロ専用の大会まで3つのクラスで実施
先日、「パズドラ」がeスポーツの競技に認定されたというニュースが話題になったが、同社ではeスポーツ始動という形で、本年度から本格的にプロゲーム大会にも取り組んでいく。
実は同社では、2004年に「ラグナロクオンライン」の世界大会行うなど、10年以上もゲームの大会に携わってきたという実績がある。
eスポーツに関しては、いろいろと整備されていないなかでやっていくことになるのだが、「パズドラ」の競技性をより高めてプレイヤーの腕前を競い合うということをやり、ゲーム業界の未来を盛り上げていきたいと考えているそうだ。
昨年「パズドラレーダー」に追加されたリアルタイム対戦バトルモードだが、これを正式種目として今後のゲームの大会にも応用していく。
続いて、実際にどんな形で大会を実施するのか紹介が行われた。まず「パズドラチャレンジカップ」。こちらは誰でも参加可能な「プロ認定大会」として行われるものだ。
その上のクラスが「パズドラオープンカップ」だ。こちらは認定プロと一般プレイヤーが参加して、競技が行われる。ゴルフでいうところの、プロアマ選手権に近い形だ。さらにその上位として、認定プロのみが競い合う「パズドラチャンピオンズカップ」が用意されている。こちらは、2019年に開催される予定である。
第1回目の大会として開催されるのは、「闘会議2018」で行われる「パズドラチャレンジカップ」だ。予選はオンラインで行われ、上位入賞者は「闘会議2018」に招待される。そこで上位1位~3位に入賞すると、パズドラ プロライセンス認定の権利が授与されるとのこと。これらの詳細については、後日発表される予定だ。
さらに、オフィシャル大会の「パズドラチャレンジカップ2018」の開催も決定。こちらは、決勝大会を5月27日に幕張メッセで実施する。それと同日に、「パズドラオープンカップ」も開催される。こちらは4月8日の九州地区を皮切りに、5月6日の東海地区まで全国5ヵ所で開催。その最終予選が幕張メッセで行われる予定だ。こちらの詳細についても、後日発表される。
「パズドラ」で金メダルを獲得する選手が現れる未来も?
「闘会議2018」の話題になったということで、続いて「闘会議2018」エグゼクティブ・プロデューサーを務める浜村弘一氏が登壇した。
最近は、コロコロコミック的に「ご意見番長」と呼ばれているという浜村氏。こちらのセッションでは、eスポーツに関するトークが行われた。
――「パスドラ」がeスポーツの認定大会に選ばれ、「闘会議2018」で初の大会が行われることについてどう思われますか?
浜村氏:じつに感慨深いですね。日本ではこれまでeスポーツの団体は3つありました。それが早春の段階でひとつに集まり、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)という団体から支援を受け唯一の団体となり、プロライセンス発行と日本オリンピック委員会(JOC)の加盟を目指していきます。
これまでプロゲーマーがお金を稼ごうとした場合、海外に渡航する必要がありました。今回はそれを日本で行いたいというところから話が始まっています。
eスポーツはいろんな形があって、世界ではPCが中心です。日本には日本なりのeスポーツがあり、その中で今回は格ゲーなどにまざってちゃんとモバイルゲームも入っています。その中でもナンバーワンの「パズドラ」が入っていることが、意義深いかなと思っています。
森下氏:ゲームの大会をずっとやってきましたが、それが広く一般的に認知度が広がっていくなかで、土壌が広がって世界と戦えるようになるといいですね。
浜村氏:今年は「アジア競技大会」がジャカルタで行われますが、そこでゲームが参考種目として採用されることが決定しています。4年後の中国・杭州は、正式種目としてゲームが扱われます。
IOCのトーマス・バッハ会長は、若い10代、20代の世代にはゲームは競技になりえるとして、パリで行われる2024年のオリンピックでは、ゲームが正式な競技になるかを検討しています。
eスポーツというと、「カウンターストライク」や「リーグ・オブ・レジェンド」などが想起されますが、アジアではモバイルの伸びがすごくて、モバイルのeスポーツを専門にやる大会も結構行われています。競技者の人口や国の数などを考えると、モバイルが今後eスポーツで使われる可能性が十分高いです。
今回の「闘会議2018」からステップアップしていき、オリンピックの競技に「パズドラ」が選ばれ、今遊んでいる人が将来金メダルを取る可能性も十分にあります。
コロコロ3月から新連載がスタート!テーマはプロゲーマー!?
「新発表パート2」のトップバッターとして登壇したのは、月刊コロコロコミック編集長のまこ殿氏。同氏からは、新シリーズの連載についての発表が行われた。その名もズバリ「パズドラ」。こちらは2月15日発売の3月号より連載が開始される。作家は引き続き井上桃太氏が担当する。
今回の主人公・明石タイガは、なんと手にスマホを持っている。小学生向けにスマホというとまだまだ早いという印象だが、まこ殿氏によると、日々雑誌の編集をしている中でアプリゲームを遊んでいる子供たちが増えてきていると実感しているという。
ちなみに今作の舞台は現代劇。そして「プロゲーマー」をテーマに物語が描かれていくそうだ。
アニメ版「パズドラ」は泊明日菜さんと柿原徹也さんがCVを担当
続いて、テレビ東京執行役員アニメ局長川崎由起夫氏と、ぴえろ代表取締役社長の本間道幸氏が登壇。4月からテレビ東京系で放送される新アニメ「パズドラ」について、トークセッションが行われた。
――アニメで「プロゲーマー」が取り上げられますが、どう思われていますか?
川崎氏:テレビ東京として、eスポーツもプロゲーマーも必ずくると思っていますので、どうやればいいのかずっと考えていました。なので、今回の「パズドラ」は、願ったり叶ったりです(笑)。
森下氏:こういうのをやりたいんですけどといったら、ひと言返事で(OKを)頂きましたね。
――本間さんは「パズドラ」の新シリーズで、2作目のタッグとなりますが意気込みをお聞かせください。
本間氏:僕も楽しみですね。2016年から「パズドラクロス」を、2シリーズまでやりました。またこうして3期ができるのも、「パズドラクロス」を楽しんで頂いた皆様のおかげだと思います。そして、「パズドラ」という本タイトルを頂いたので、スタッフ一同力が入っています。
森下氏:「パズドラクロス」のアニメは、ゲームのシナリオありきという形でした。今回のアニメに関しては、完全にオリジナルでゼロから1を作っていくことになります。ゆくゆは、プロゲーマーやeスポーツという世界の想像をかき立てる作品になればいいなと思っています。
――ゲームの「パズドラ」との繋がりはありますか?
森下氏:漫画やアニメと連動したものが、ゲームに登場しますので、楽しみにしてください。
本間氏:より一層「パズドラ」というゲーム本体とのリンクが、アニメで表現できます。観ているお客さんも、身近に感じて感情移入できると思います。
続いてアニメ版のキャストが発表に。主人公明石タイガの声を演じるのは、泊明日菜さん。その相棒となるトラゴンを演じるのは、柿原徹也さんだ。
泊さんは、「これから楽しみなアフレコが始まると思いますが、とにかくタイガくんとトラゴンくんと、アツクアツク。アツい作品にしていこうと思います」と元気よくメッセージを語った。
また柿原さんは「こんな熱血で最高の相方が僕にはできたということで、彼女の、いや、彼の人生だったりこれから上を目指していく熱量とかを、影ながら支えながら……影にばっかり居続けるつもりはないですけど、ちょいちょい自分を出していきながら切磋琢磨しながら頑張っていきたいと思います」とその意気込みを語っていた。
この漫画やアニメと連動する形で、タカラトミーから連動グッズ「モンスターメモリー」が発売される。ちなみに、「パズドラクロス」と連動した「アーマードロップ」は、なんと累計434万個も出荷するという、大ヒット商品となった。今回の「モンスターメモリー」では、「アーマードロップ」以上にアプリ連動の強化やメディア連動強化などが図られている。
ゲームと漫画、そしてアニメ。さらに、それらと絡めたリアルなeスポーツ大会の開催という包囲網で実施される、今年の「パズドラ」シリーズ。今後どのような盛り上がりを見せていくのかに期待しよう!
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