「龍が如く7 光と闇の行方」体験版の配信がスタート！堤真一さん、安田顕さん、中井貴一さんも登壇した完成披露会レポート

今回の完成披露会では、「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏（セガゲームス・取締役CPO）が、いよいよ発売の迫る「龍が如く7 光と闇の行方」の魅力について紹介。また、ゲストとして出演陣より、主人公・春日一番役の中谷一博さんをはじめ、堤真一さん（沢城丈役）、安田顕さん（ナンバ役）、中井貴一さん（荒川真澄役）が登壇し、本作の出演についての感想や収録のエピソードなどが語られた。

まずは名越氏が壇上に登壇して挨拶。今回の完成披露会ではドラマにフィーチャーするかたちで届けていくと話し、10分超えとなる長尺のストーリートレイラーを上映。映像では壮大なドラマの一端が描かれたほか、これまでの「龍が如く」シリーズで主人公として登場した桐生一馬が一番の前に立ちふさがる場面も。

名越稔洋氏

トレイラーの上映終了後、映像内でお披露目となった湘南乃風と中田ヤスタカ氏のコラボによるテーマ曲「一番歌」を紹介。名越氏自身が心臓の手術で入院した際にお見舞いに来てくれたというエピソードとともに、楽曲に対する思い入れが語られた。

ここで中谷さん、堤さん、安田さん、中井さんの4名と、「龍が如く最新作」助演女優オーディションでグランプリを受賞した鎌滝えりさん、同オーディションで審査員特別賞を受賞した沢すみれさん、柳いろはさんが壇上に登場。それぞれのキャラクターを演じての感想などが語られた。

中谷一博さん	堤真一さん
安田顕さん	中井貴一さん

主人公の春日一番は人間らしさを意識したキャラクターになっているということだが、演じた中谷さんは、ゲーム内の一番と同様、名越氏をはじめとした龍が如くスタジオの開発陣という仲間とともに収録に臨めたと振り返る。難しい役どころだという沢城丈を演じた堤さんは、普段はゲームをプレイしていないことから最初は困惑したものの、中井さんも出演するという話を聞いてすぐさま快諾したそう。

春日一番	沢城丈

安田さんが演じたナンバについては、ホームレスという立ち位置から飄々とした雰囲気を持ったキャラクターになっているそう。ゲーム内のキャラクターモデルの出来栄えに驚きつつ、愛くるしさがあるキャラクターで嬉しかったと話す。中井氏が演じた荒川真澄は一番にとっての恩人という役柄ということだが、義理や恩といった“任侠道”が大事だったかつての任侠映画に触れつつ、荒川自身もその任侠道を持ったキャラクターだとその印象を語った。

ナンバ	荒川真澄

オーディションで助演女優として出演を掴み取った3人については、作中で表現されたキャラクターモデルの出来栄えに関するトークに。また、一番をサポートする役割を担っているということで、演じる上で意気込んだことも語られた。

そのほか、本作で大きなテーマになっている“成り上がり”に関する話題も。中谷さんは、北海道から上京して声優を目指して上京し、主役として壇上にいる今がそう感じると話す一方で、俳優の3人はそれぞれの観点から、いずれも役者としてのゴールはないと話す。その中でも、中谷さんがコンビニ、中井さんが牛丼屋でそれぞれお金を気にせず購入・注文した時や、堤さんが上京した際に焼肉屋に行ったその美味しさに驚いたエピソードを話すなど、トークは和やかに進行した。

その後の質疑応答では、作品に対する印象として、中谷さんは一作目から今作に至るまで、作中の表現が時代を反映していっている点に言及。そして俳優の3人はいずれも台本の厚みに驚いたそうだが、堤さんや中井さんからはその面白さに自身が出演する部分だけでなく、全ての部分を読破したという、ゲームのストーリーへの期待を抱かせるコメントも。安田さんも映画やドラマでは難しい、ゲームならではのスケール感がある点に触れていた。

出演陣の降壇後、名越氏から本作の体験版が本日11月13日より配信されることが明らかに。体験版では、熱いドラマが繰り広げられる序盤のストーリーや、リアルタイムコマンドRPGバトルが楽しめるようで、バトルでは東京ゲームショウ2019でプレイ可能だった内容に加えて、コマンドRPGでありながらもアクションゲームのようなスリル感が味わえる「ジャストアクション」、そして「紗栄子」が新たにパーティーメンバーに加わっているそうだ。

また、初回限定版の特典として同梱される抽選券で当たる、人気ブランドと「龍が如く」とのコラボグッズの内容が公開。コラボグッズは主人公「春日 一番」をはじめとした各キャラクターや「龍が如く」をイメージした、限定のレアグッズとなっている。

会の最後には名越氏から、本作のキーワードである“成り上がり”に込めた想いが語られる。名越氏自身は、いろいろなものが便利になる一方で、物事に対して無責任になってしまっている昨今の世の中において、“どうせ…”という気持ちを抱いてしまう人に向けて応援できるのが、ゲームを含むエンターテイメントメディアの役割のあり方の一つだと思っているそう。

その上で、一人ひとり目指すものがあって、それは自分次第であるということを、本作ならではの表現として提案できていると話し、実際にゲームをプレイして声を届けてほしいとアピールして締めくくった。

龍が如く7 光と闇の行方

セガ

PS4パッケージ

• 発売日：2020年1月16日

• 17歳以上対象

(C)SEGA

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