ストーリー、ビジュアル、バトルの一端が垣間見えた「BLUE REFLECTION TIE/帝」ファーストインプレッション

プレイレビュー
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コーエーテクモゲームスが2021年10月21日に発売を予定しているPS4/Nintendo Switch用ソフト「BLUE REFLECTION TIE/帝」(Steam版は発売日未定)。同作の冒頭部分を一足先にプレイしてみてのインプレッションをお届けします。

現在、TVアニメ「BLUE REFLECTION RAY/澪」も盛り上がりを見せる「BLUE REFLECTION」プロジェクト。その一つとしてPS4/Nintendo Switch/Steam向けにリリースされるのが、本作「BLUE REFLECTION TIE/帝」です。

7月の発表から少しずつ情報が公開されていく中、8月9日に予定されている生放送ではいよいよ本作の実機プレイが披露されます。そのタイミングに先駆けていち早く本作をプレイする機会をいただいたので、前作「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」もプレイしている筆者の目線で、いくつか印象的だった点を紹介できればと思います。

非日常的なシチュエーションの中で繰り広げられる、記憶をなくした少女たちとの共同生活

前作「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」は、日常生活を下地としつつ、「コモン」と呼ばれる異世界を行き来するというゲームの流れでしたが、本作では主人公の星崎愛央(CV:柳原かなこ)が、ある日突然迷い込んだ非日常の世界で、ぽつんと漂う学校に暮らしていた少女たちとの奇妙な共同生活を送るところから始まります。

共に生活する靭こころ(CV:高柳知葉)、金城勇希(CV:芹澤優)、宮内伶那(CV:河瀬茉希)の3人はいずれも記憶をなくしていて、そんな非日常の中でも彼女たちは協力しながら生活しています。そこに愛央が加わることで物語は少しずつ展開していくことになります。

学校内では、ゲーム進行に応じて集めた素材を用いてさまざまなアイテムを作る「工作」や、さまざまな施設を作ることのできる「学校開発」が可能になっていきます。また、依頼を受けたりすることでほかのキャラクターとの絆を深めていくことにもつながり、中には「デート」という、愛央とほかのキャラクターが二人きりで学校内を探索するという要素も盛り込まれています。

4人の行動にはどこか学生ならではのノリの良さがあり、コミュニケーションの手段として、「フリスペ!」と呼ばれるチャットツールを用いる流れも自然です。置かれているシチュエーションならではの悲壮感のようなものを感じさせる場面もあまりなく、やり取り自体も楽しむことができました。

ちなみに、「フリスペ!」ではリフナビというなぞの存在が時折現れて助言を残してくれますが、生活に直接必要ないことには答えてくれなかったり、勝手に会話を聞いていたりと不気味さも感じさせることから、物語においても大きな意味を持つ存在になってきそうです。

前作とは雰囲気は異なりつつも、“実在感”を感じられるグラフィック

本作におけるグラフィック表現にも前作同様のこだわりが見えますが、その中でも筆者が変わらずに注目しているのが光と影の表現。これはいわゆる太陽光のハレーションのように分かりやすいものはもちろんのこと、時間帯による日の当たり方や光の色、室内での光の入り込み方など実に多彩なアプローチになっています。

また、キャラクターのグラフィックも本作のキャラクターデザイン・監修を手がける岸田メル氏のテイストを活かしつつ、ゲームならではの表情のバリエーションなどでも楽しませてくれます。特に口周りの表現はキャラクターの特徴を掴んでいて、とても魅力が表れていると思いました。

そして、学校の外に広がる「ココロトープ」は、元の世界の空気感を感じさせつつも、さまざまなものが無秩序に配置された、不可思議な空間になっています。現実にはありえないものの、どこか見覚えのある空間は作中の設定とのリンクと同時に、景観としても楽しませてもらいました。

前作で筆者がとても印象的だったのがこだわりのグラフィック表現が生み出す“実在感”でしたが、明確にロケーションが異なる本作でもその点はしっかりと継承されているのは嬉しいところ。特に学校の各施設内の風景については、彼女たちが生活していることもあって、生活感も少し見えてきていて、そうした部分が作品のディティールを高めてくれているように思いました。

バトルシステムはスキルの活用が大切な歯ごたえのあるものに!

「ココロトープ」は、ゲームの進行においても大きな役割を担っています。愛央たちは目的に応じてココロトープを探索することになるのですが、食材や工作の材料などを探すことはもちろん、点在している「記憶の欠片」の回収に加え探索を進めていくことで、少女たちの失われた記憶の一部を垣間見ることもできるのです。

ココロトープの探索中はいろんなギミックも用意されています。

すでに情報としても公開されていますが、ゲームの最序盤では「記憶の欠片」に触れたことをきっかけにこころの記憶が呼び戻されていきます。そしてこころ自身が大事なことを思い出したとき、春日詩帆(CV:陶山恵実里)がこの世界に姿を見せます。詩帆の登場をきっかけに、また新たな展開が愛央たちを待ち受けることとなります。

詩帆はプロジェクトの1作品である「BLUE REFLECTION SUN/燦」にも登場予定です。

ココロトープの探索中にはモンスターの姿も。愛央たちは指輪から与えられた“リフレクター”としての力を用いて立ち向かいます。なぜか勇希などリフレクターとしての力が使えない仲間もおり、バトルは変身できる少女3人で挑むことになります。

バトルシステムは前作とは大きく異なるものになっています。大まかなバトルシステムとしてはリアルタイムでのターンバトルではあるのですが、戦闘中に時間経過で溜まっていくエーテルを消費することで行動を選択できるというのが大きな特徴です。

スキルによってはより多くのエーテルを必要とする、といったシチュエーションが発生するのですが、もちろんモンスター側も行動を待ってはくれないため、いつ行動するのかといった駆け引きが出てきます。その上で、スキルを発動すればするほどエーテルの回復速度は早くなるので、自然とスピーディなバトルになっていくと思います。

スキルはキャラクターごとに特徴があり、回復やバフ・デバフなどのスキルもあります。また、基本はセンターに居るキャラクター以外はAUTOで行動してはくれるものの、プレイヤー側が行動を指定することも可能です。

そして、エーテル回復速度を上げてギアを3にするとリフレクターに変身できます。攻撃のバリエーションも増えていくので、ボスモンスターなどの強力な相手に対峙する際には、ぜひ役立てていきたいところです。

ちなみに、詩帆が仲間になった後もバトルに参加するのは3人ですが、残る1人はサポーターとしてバトルに介入できました。サポーターは一定周期で固有のサポートオーダーを発動してくれるほか、ほかのキャラクターと交代することもできます。これにより、格段にバトルの幅が広がりました。

さらに、ゲームが進むと「インファイトバトル」という1対1の攻防を楽しめる要素も用意されていました。こちらでは一定時間内にさまざまなスキルを重ねてコンボを稼ぐことで、最終的に強力なフィニッシュ技を繰り出すことができます。敵と直接対峙するというだけあって攻撃や回避のタイミングがよりシビアになってきますが、それだけに歯ごたえのあるバトルにもなっています。

そのほか、少し面白い要素として、探索中は「サーチモード」という仕組みが用意されていて、フィールド上の敵に見つからないように行動するステルスミッションが発生することがあります。また、同モード発動中に敵に気づかれずに武器を当てる「バックアタック」を行うと、敵がノックダウンしやすい状態で戦闘を始められる恩恵も得られます。

バトルについて一通りの要素を体験してみた感触として、緊張感を味わえた点が個人的に面白かったです。敵の攻撃を受け続けるとこちらのHPがすぐに危なくなってしまうので、アイテムなどの回復手段は常に用意しておきたいですし、一度の戦闘でも強力な敵に相対するときには戦闘前・戦闘中ともにそれなりの備えをする必要があるなと思いました。

「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」の流れを汲んでいる部分も随所に感じられたものの、こと世界観やゲームシステムに関しては独自のものになっていることを今回のプレイで十分に理解できました。気になる人は実機プレイの様子もぜひチェックしてもらえればと思います。

細かいところですが、本作ではフォトモードが実装されていました。
行動中、すぐに移行できるのは嬉しいところです。

■8/9(月・祝)20:00~
実機プレイ初公開!「#ブルリフT」夏休み特別生放送【BLUE REFLECTION TIE/帝】
https://youtu.be/tNm-N5QA0cA

※画面は開発中のものです。

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