セガは、2026年5月16日・17日に東京・Kanadevia Hallで「龍が如く」シリーズの音楽を楽しめるライブイベント「龍が如く THE LIVE -IKIZAMA-」を開催した。ここでは17日・夜公演の模様をお届けする。

本ライブイベントは「龍が如く」シリーズのサウンドを象徴するカラオケ楽曲を中心に、全編バンドが生演奏。ゲームの出演キャストに加え「龍が如く 極3」の主題歌「生き様 feat.N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)」のボーカルを務めたN∀OKIさんがゲストボーカルとして出演した。
出演(敬称略)
黒田崇矢(桐生一馬役)
宇垣秀成(真島吾朗役)
中谷一博(春日一番役)
伊波杏樹(不二宮千歳役)※5月16日のみ
上坂すみれ(向田紗栄子役)※5月17日のみ
ファーストサマーウイカ(ノア・リッチ&赤目役)※5月17日18時公演のみ
N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)
RYO

20周年を迎えた「龍が如く」シリーズで、定番となったミニゲームのひとつ「カラオケ」。「龍が如く3」から登場して以降、各タイトルでプレイヤーに強烈なインパクトを残している。本ライブではスクリーンへ曲のタイトルや作詞・作曲をはじめカラオケテロップ、MVパートやさまざまな映像も映し出され、ファンは合いの手も入れながらゲームさながらに楽しむことができた。
本イベントの総合プロデュースを担当した堀井亮佑氏のコメントや、これまでの歴史を振り返るような映像から、オープニングを飾ったのは黒田さん、中谷さんの「JUDGEMENT-審判-(作詞:堀井亮佑、作曲:Hyd Lunch)」。ファンはオールスタンディングで出迎え、ペンライトを振りながら大歓声を上げる。中谷さんからは去り際に錦山彰を思わせるセリフも飛び出し、会場のテンションは早くも最高潮に。
3公演のラストということもあり、並々ならぬ気合いを込めてファンを鼓舞する黒田さん。桐生の「死にてぇ奴だけ、掛かって来い!!」というセリフを放ち、その勢いのまま「MachineGun Kiss(作詞:堀井亮佑、作曲:福田有理)」、切ないシチュエーションながら一歩を踏み出す力強さも感じられる「さよならSilent Night(作詞:堀井亮佑、作曲:青木千紘)」へ。


黒田さんが会場に問いかけると、20年前から遊んでいるプレイヤーもちらほら。お互いに決して短くない年月を重ねていることもあってか、観客の体力を気遣う場面も。シリーズ作品を全て網羅できてないのはごく当然としながら、わざと凄みを利かせて「ちゃんとやれよ!」と脅し、会場の笑いを誘う。
“錦との思い出の一曲”として紹介されたのは「TONIGHT-restart from this night-(作詞:堀井亮佑、作曲:Hyd Lunch)」。楽曲中にゲーム中のイベントシーンも流れたため、やはりプレイヤーの脳裏には「置き去り事件(?)」が過ったようだ。黒田さんは、そもそも桐生のほうが酷い目にあっているのだから悪くないはずだと桐生の行動をフォロー。そうした隙のような部分も「龍が如く」シリーズが長らく愛される理由だろうと話し、ファンも笑いと拍手を送っていく。


黒田さんがとくにお気に入りで、ぜひとも歌いたかったと届けられたのは「絶望頂プライド(作詞:堀井亮佑、作曲:青木千紘)」。桐生一馬を象徴する曲のひとつ「Receive you」が生バンドらしい迫力で叩きつけられた後、ステージに「船長様のお出ましじゃ~!」という掛け声がかかり「ゴロー海賊団のテーマ(作詞:堀井亮佑、作曲:福田有理)」が響き渡る。


一体感あるコールや「船長ー!」の歓声に満足げな様子の宇垣さんは、会場へ真島単独主演「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」は買ったかと問いかける。3公演参加しているファンのために、この回だけのモノマネを披露して優しさをアピールしていた。
往年のアイドル路線を引き継いだ「36.5℃の太陽(作詞:堀井亮佑、作曲:吉田沙織)」を熱唱し、歌は嫌いだと言いつつも3回目ともなると余裕が出てきたと宇垣さん。ファンの礼儀正しさに感謝しながらも「全員、俺の社員にしたる!」とくれば、披露されるのは当然「真島建設社歌(作詞:堀井亮佑、作曲:福田有理)」だ。会場の観客も社員の一員として歌い、さらに軽快なトークを重ねて宇垣さんはステージを慌ただしく去っていく。


「春日BGMメドレー(Knavish~Kooky~Viva La Vida!)(作曲:花田 啓太朗、青木千紘)」から、中谷さんが春日一番そのままの空気でステージへ。桐生や真島の気合いに気圧されないようにと、さっそく「悪魔の地獄鍋(作詞:堀井亮佑、作曲:庄司英徳)」で会場内をカオスな空間へと塗り替えていく。“親っさんや若に届けたい曲”として挙げられたのは、春日の素直な心情を綴ったような「夢見た姿へ(作詞:堀井亮佑、作曲:福田有理)」だ。
少ししんみりとした空気を吹き飛ばすように現れたのは、向田紗栄子そのものといった様子の上坂さん。ステージ上のRYOさんをスジモン扱いする一幕で会場を爆笑の渦に包んだり、春日からの「(会場のファンと同様にさっちゃんが)大好きです!」を引き出したりと、同じ作品ファンとしての心情を理解し尽くしたやりとりで大盛り上がり。


「AWAKE(作詞:堀井亮佑、作曲:庄司英徳)」を力強く歌い上げ、水分補給を兼ねた「この最高の宴に乾杯!」を挟んで「harukaze(作詞:堀井亮佑、作曲:季世)」でファンへの感謝も伝えていく。「紗栄子!!」コールもばっちり決まり、上坂さんは軽やかにステージを降りていった。
そこへ宇垣さんが真島ばりに乱入し、ここだけの「GO! 愁傷SUMMER(作詞:堀井亮佑、作曲:青木千紘)」が始まる。タオルもしっかり振り回して再現し、会場には割れんばかりの歓声が降り注ぐ。自分の歌じゃないとボヤく宇垣さんだったが、堂々とした歌いこなしだったと中谷さんは大絶賛していた。

そんな会話の中に「船長!」と飛び込んできたのは、ノア・リッチを演じたファーストサマーウイカさん。ゴローも急遽登場(?)する場面も交えながら「旅立ちの歌 -Journey to the new world-(作詞:堀井亮佑、作曲:福田有理)」を歌唱する。

そこへ桐生も現れ、ノアを紹介するはずが……その場にいたのは何故か赤目。ここでファーストサマーウイカさんがノアのような茶髪のウイッグや白いショールを脱ぎ捨て、真っ赤なドレス姿にステージ上で早替えを行っていたのだ。演じたキャラクターのみならず、同じシリーズファンとしての愛も感じられるパフォーマンスに会場からは悲鳴のような歓声が上がり続けていた。
こうして赤目となり「ジョーリュー!」と桐生に声をかけるファーストサマーウイカさん。この2人が揃ったとなれば、歌うのはもちろん「Like A Butterfly(作詞:堀井亮佑、作曲:Hyd Lunch)」。嵐のように去っていく赤目を、桐生たちは笑いながら見送っていた。
最後の曲は「パラリライ -しあわせが咲くように-(作詞:堀井亮佑、作曲:福田有理)」。まだ終わってほしくないと口々に思いの丈をぶつけるファンを慰めるよう、穏やかな沖縄らしいリズムが会場を包み込んでいく。

鳴りやまないアンコールに応え、堀井氏がステージに登場。カラオケが実装された当時は内部でも色々とあったそうだが面白さを信じ、コツコツと積み重ねてきた結果が今日のライブに繋がったとお礼を述べる。
その後、バンド・IKIZAMASと共に奏でられたのは、峯義孝を象徴する「FLY(作曲:庄司英徳)」。バンドメンバーからも熱い「龍が如く」への愛情が語られ、いよいよN∀OKIさんがステージへ。“拳で刻むは生き様”とコールを重ね「生き様 feat.N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)(作詞:堀井亮佑、作曲:吉田沙織)」を浴びせていく。


ここで、改めて出演者がステージに集合。黒田さんは感慨深そうに振り返りつつ、カラオケ実装当時は最初に聞いていた話と全く違うと非常に戸惑ったそうだ。桐生がどうカラオケを歌うのか、不器用に歌えばいいのか迷ったと話しながら、四苦八苦した合いの手もしっかり聞いてほしいと訴える。シリーズの途中からは、カラオケに通い続けているんだから上手くなるはずだと解釈して歌っているという。全てはファンの応援のおかげだと、何度も感謝を伝える。
宇垣さんは、こんな風に支えるつもりはなかったと笑いながらコメント。宇垣さんも当初は戸惑いつつも一曲で終わるだろうと考えていたが、どんどん曲が増えていきライブに来るハメになったという。中谷さんは「夢見た姿へ」について「龍が如くスタジオ」の代表・横山昌義氏から掛けられた言葉が嬉しかったことや、自身の心情も重なったことも語りながらファンへのお礼を伝える。
上坂さんはファン目線も交えて毎年やりたいと叫び、カラオケも合いの手が非常に気に入っていた様子を見せる。「刹那の人魚姫 ~Heart break mermaid~」や「loneliness loop」など、披露されなかった曲や新たな参加キャストへの展望に胸を膨らませていた。ファーストサマーウイカさんも、まだシリーズファンとしては新参者だとしながらも愛の深さを感じられるコメントを寄せる。今度はナンバにも会いたいと夢を語り、会場からも同意の拍手が送られた。
アンコールの最後は、これを聞かずには終われない「24時間シンデレラ(作詞:堀井亮佑、作曲:ZENTA)」と「ばかみたい(作詞:堀井亮佑、作曲:福山光晴)」で締めくくられる。散々ライブを渋っていた宇垣さんだったが、曲中にノリに任せて東京ドームでの開催を願う場面も。最後に決めセリフをという流れになり「四代目桐生一馬」や「ボンボヤージュ!」などが挙げられた中、春日の「なかよし!」コールで会場は一体となり、出演者たちはステージを去っていった。

「龍が如く the LIVE -IKIZAMA-」夜公演セットリスト
01.JUDGEMENT-審判-/黒田崇矢(桐生一馬)、中谷一博(春日一番)
02.MachineGun Kiss/黒田崇矢(桐生一馬)
03.さよならSilent Night/黒田崇矢(桐生一馬)
04.TONIGHT-restart from this night-/黒田崇矢(桐生一馬)
05.絶望頂プライド/黒田崇矢(桐生一馬)
06.Receive you/RYO
07.ゴロー海賊団のテーマ/宇垣秀成(真島吾朗)
08.36.5℃の太陽/宇垣秀成(真島吾朗)
09.真島建設社歌/宇垣秀成(真島吾朗)
10.春日BGMメドレー
11.悪魔の地獄鍋/中谷一博(春日一番)
12.夢見た姿へ/中谷一博(春日一番)
13.AWAKE/上坂すみれ(向田紗栄子)
14.harukaze/上坂すみれ(向田紗栄子)
15.GO! 愁傷SUMMER/中谷一博(春日一番)、宇垣秀成(真島吾朗)
16.旅立ちの歌 -Journey to the new world-/ファーストサマーウイカ(ノア・リッチ)、宇垣秀成(真島吾朗)
17.Like A Butterfly/ファーストサマーウイカ(赤目)、黒田崇矢(桐生一馬)
18.パラリライ -しあわせが咲くように-/黒田崇矢(桐生一馬)
19.FLY/RYO
20.生き様 feat.N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)/N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)
21.24時間シンデレラ/宇垣秀成(真島吾朗)
22.ばかみたい/黒田崇矢(桐生一馬)
オフィシャル写真
撮影:江隈麗志(YourAgentTOKYO)
(C)SEGA
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