WFSとビジュアルアーツがiOS/Android/PC向けに配信中の「ヘブンバーンズレッド」において、5月22日より開催予定の「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」コラボレーションイベントの先行レポートをお届けする。
2026年5月22日~2026年6月19日にかけて開催予定となっている「ヘブンバーンズレッド」と「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」のコラボイベント「Operation Takanawa Mementos ~Wake Your Heart~」。
今回はイベント開催に先駆けて、本イベントの序盤を先行体験することができた。
モナ、クイーン、ヴァイオレット、パンサー衣装のつかさがプレイアブルキャラに
4周年イベントでサプライズ発表された「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」(以下、P5R)とのコラボ。発表から期間が空いたのもあり、開始はまだかと首を長くして待っていたファンも多いかと思うのだが、筆者もその1人。元々「ペルソナ5」をプレイしていたのもあって、ワクワクしながらの試遊に臨んだ。
先にコラボの概要を簡単に説明すると、今回のイベントストーリーには「心の怪盗団」のリーダーで、本編主人公のジョーカー、人語を操る黒猫のモナ、怪盗団のブレーン的存在のクイーン、ジョーカーたちの後輩であるヴァイオレットの4人が「P5R」から登場する。

この内、クイーンとヴァイオレットはコラボ期間中の期間限定ガチャ、モナはイベントストーリーのクリア報酬としてそれぞれ獲得が可能。となると、ジョーカーはどうなのかというと、ジョーカーはプレイアブルキャラクターではなく、上記3キャラクターが発動可能な特殊専用アクション「総攻撃」発動時の演出で登場する、という扱いになっている(詳しくは後述)。


ジョーカーをプレイアブルキャラクターとして使いたかったという人も少なくはないと思うので、ここは少し残念な点かと思うが、その分演出にはかなり力が入っている。ガチャでクイーンとヴァイオレットを引けなかったとしても、配布のモナだけでもジョーカーの姿は見られるので、ハーフアニバに向けて石を温存しておかないと……という人も、しっかりと「P5R」コラボの雰囲気は楽しめるようになっているので安心だ。



また、期間限定ガチャではパンサーの衣装に身を包んだ東城つかさの新レゾナンススタイルも登場する。

何を隠そう、筆者の「ヘブバン」における最推しはサービス開始時から東城つかさなので、これにはテンションが大いに上がった。おそらくつかさが抜擢されたのには、諜報員という設定が怪盗と通じる部分があること、通常時と覚醒時の2つの人格、つまりは「ペルソナ」を使い分けているから……などいろいろ推測できるのだが、バニー衣装を筆頭にセクシーな衣装が優先的に実装されがちなキャラでもあるので、いろんな意味で納得感がある。

元のパンサー(高巻杏)も金髪で、つかさとは髪色が近いのもあって、かなり違和感がなく馴染んでいる。もし「P5R」をやったことがなくても、つかさファンなら欲しくなること間違いなしだ。
「ヘブバン」ではなく「P5R」をプレイしているような気分になる?
またプレイして感じたのが、「ヘブバン」開発陣の「P5R」への並々ならぬ愛だ。
プレイ画面を見れば一目瞭然と思うのだが、シナリオパートからバトル中のエフェクトまで、UIがすべて「ペルソナ」風のものになっている。



この画面だけでも結構「ペルソナ」っぽさは感じられるのだが、さらに大きいのが楽曲だ。今回のコラボのために、「P5R」の中から19曲もの楽曲が流れるようになっている。
とくにパーティにモナやクイーンがいる状態で、この画面UIでバトル中に「Last Surprise」や「Take Over」が流れると、もはや普通に「P5R」をプレイしている気分になり、「ヘブバン」をやっているということを忘れかけるレベルだった。

また、クイーン、ヴァイオレット、モナの3人は敵をブレイクした際に発動できる特殊な専用アビリティを所持している。
Eシールドは弱点属性で攻撃するごとに耐久値が落ちていくシステムだが、フィールドにいる敵のEシールドをすべて破壊し、ブレイクすると、「総攻撃」コマンドが使用可能に。総攻撃を発動すると、特殊な専用カットシーンが挿入され、ジョーカーを始めとする心の怪盗団の面々が敵をフルボッコにする、まさに「P5R」の総攻撃チャンスを再現した演出で全体を攻撃してくれる。



総攻撃は行動回数やゲージなども消費せず、出し得なアクションとなっているので積極的に狙いたいところ。とくに道中のザコ敵のEシールドを破壊し、総攻撃で一掃できるのはかなり「P5R」っぽいゲーム体験になっていて、今までの「ヘブバン」にはなかったタイプの爽快感を味わえた。
さらに今回実装されるキャラクターたちは、スキルで弱点属性をついた際に追加ターンを得られるアビリティを持っている。ここでも「P5R」本編のバトルシステムの要素が再現されている(総攻撃と異なり、追加ターンアビリティはつかさも所持)。



EXスキルの演出にはかなり力が入っており、「ペルソナ」シリーズさながらのオシャレでスタイリッシュなカットインが挿入される。クイーン、ヴァイオレットはもちろんながら、パンサー衣装のつかさにも「ペルソナ」っぽい専用カットインが用意されており、ファンとしてはたまらない。



「ディアラハン」「ガルダイン」「マハラクカジャ」など、使えるスキルの名前がきちんと「ペルソナ」シリーズ仕様になっているのも嬉しかった点。「ヘブバン」はKey作品以外とゲーム内での本格的なコラボはほぼ実施してこなかったタイトルなのもあって、他のゲーム作品のスキルが使えるということ自体が新鮮で楽しかった。
「探偵」であるアイリーンの抜擢に納得。あのキャラクターのシャドウも登場!?
なお、以降はイベントストーリーDay2までのネタバレを含む内容となるので、実際にプレイするまで少しでも内容を知りたくないという方は注意して欲しい。
今回のイベントストーリーでは、「ヘブバン」からは、茅森、つかさ、アイリーンの3人がメインキャラクターとして登場。
茅森たちが高輪ゲートウェイ駅に発生した謎の空間を調査中、普通のキャンサーとは明らかに異なる異質なキャンサー(シャドウキャンサー)と遭遇。同じ頃、メメントスを調査していた心の怪盗団メンバーが転移に巻き込まれ「ヘブバン」の世界へとやってきて、元の世界に戻る手がかりを探すため、共に高輪メメントスを調査することになる……というのが大まかなストーリー序盤のあらすじだ。


筆者はDay2終了時までプレイすることができたが、おなじみのKeyのシナリオチームが担当しているのもあって、当然のことながらクオリティは高い。今回の試遊はWFS本社にお邪魔させていただき、複数のスタッフ陣に見守られる中でプレイしていたのだが、シナリオを読んで何度もプレイ中に吹き出してしまい、傍から見るとただゲームを遊びにきただけの人にしか見えなかったことだろう。
何しろ、イベントストーリーが始まっていきなり目にするのが、「P5R」におけるベルベットルームのパロディシーンで、イゴールのポジションによりにもよってタマが据えられている。おタマルームと呼ばれる場所らしい(ジュスティーヌとカロリーヌは、いちごとすももが担当)。威厳のある風に喋ろうとしてまったく威厳が出ておらず、元ネタを知っているとこの配役の時点でめちゃくちゃ面白いのだからズルい。

一方、「ヘブバン」側のメインキャラクターが、茅森・つかさ・アイリーンという組み合わせなのも新鮮だった。
とくにアイリーンが抜擢されたのは、“探偵”というポジションが「P5R」ではいろんな意味で重要な意味を持つから……という意味でも納得しかないが、やはり心の怪盗団の面々の方が常識人ではあるため、普段はツッコミ役に回りがちなアイリーンでも、メンバーによってはボケ役に回ることになるんだな、という新しい発見もあった。


「P5R」側で「いい味出してるな」と感じたのがモナで、今回はユッキーが不在のシーンが多いのもあって、1人でハイテンションなツッコミ役を見事にこなしており、元々「ヘブバン」にいたのではないかと思えるくらい馴染むのが早い。とあるシーンでは、あのおなじみの台詞も披露してくれるファンサービスもあった。


面白かったのは、「ヘブバン」の世界に転移したあとは、怪盗団のメンバーは怪盗服が脱げない状態となっており、日常シーンも怪盗服姿のままで過ごすことになる点。クイーンにはあの肩スパイクをつけたままベッドに横にならないといけない無理難題が課されたり、怪盗服姿ならではのコミカルなシーンも描かれている。

また、今回のストーリーでは、敵は通常のキャンサーではなく、「P5R」の敵であるシャドウと混ざった「シャドウキャンサー」と呼ばれる存在なのだが、なんとセラフ部隊を模した存在も登場。今回プレイした範囲では、キャロルの姿をしたシャドウキャンサーとのバトルが発生した。

どうやらシャドウとはあくまでも別存在で、「P5R」本編のように、本人の歪んだ心の一部の具現化というわけではないようなのだが、キャロルの姿で攻撃的かつネガティブなワードがガンガン飛び出すのは普段とのギャップでゾクっとくるものがあった。この先のストーリーでは、他の隊員の姿をしたシャドウキャンサーも現れるのでは…? と期待が高まる。

シナリオパート以外でも、基地内を回る時に茅森の後をモナがついてきたり、ペルソナを呼び出す掛け声がセラフ部隊の中でじわじわ流行り始めている様子が垣間見えたり、ジョーカーの存在をシャロがめちゃくちゃ警戒していたり(今回ばかりは正しい危機感かもしれない)と、両方の作品を知っていると「おっ」と思える小ネタがいろいろ仕込まれている。


イベントストーリーを読むだけでも楽しいが、制作陣の細かなこだわりまで目を向けながらプレイして欲しいと感じたコラボイベントとなっていた。5月22日と、開催が間近に迫るイベントが待ち遠しい。

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