ロックスター・ゲームスは、2011年7月7日発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト「L.A.ノワール」において、物語を進める上での事件の流れや刑事の仕事、また、ランクの昇進と直感ポイントに関する情報を公開した。
Detective Cole Phelps
1947年はロサンゼルスの歴史の中で最も荒れた時代のひとつであり、過去に例を見ない数々の暴行事件、強盗、殺人が横行していた。
その1947年を舞台にした「L.A.ノワール」の物語は、主人公コール・フェルプス(Cole Phelps)を中心に展開する。彼は、第二次大戦で受勲しながらも自らの人生を振り返り、その行いを償うためにLAPD(ロス市警)の刑事になることを決意した男だ。
刑事として手柄を立て昇進を重ねるうち、自分の手には負えない事件に巻き込まれながら自らの深い闇にも向かい合うことになるフェルプス。もがきながらも、戦後のロサンゼルスが抱えていた闇の真実に一歩また一歩と近づいていく。
フェルプスは、巡回を行う制服警官としてそのキャリアをスタートする。最初に所属する「パトロール課」でいくつかの功績をあげると、「交通課」の刑事へと昇進することができる。以降、「殺人課」「風紀犯罪課」「放火特捜課」と、ロス市警内のさまざまな部署へと配属されていく。
各課では、それぞれの課で担当する独立した特有の事件に向き合うことになり、課ごとに異なる相棒と捜査を共にすることなる。彼らはストーリー展開に絡んでくるだけでなく、必要に応じ、各事件で手掛かりをたどる方法のヒントを与えてくれる。時には、運転を代わってもらうのも良いだろう。
事件はいくつかの要素で構成されている。犯罪現場における手掛かりの捜索、目撃者への聴取、参考人の尾行、そして、尋問だ。
時には、協力的でない容疑者との格闘や、激しいカーチェイス、銃撃戦などが展開されることもある。各ケースごとに多様で緩急のある展開を楽しんでもらえるだろう。
刑事の仕事
刑事の仕事は前述のように非常に多岐にわたる。各ケース(事件)を解決に導くには、容疑者や目撃者から話を聞き、彼らの嘘と真実を見分けなければいけない。的確に容疑者を疑い、信用し、そして証拠を提示して事件の真相に迫ることで、新たな手がかりや、質問事項が追加されていく。
刑事には銃の腕や車の運転能力だけでなく、直感や推理力が求められる。プレイヤーは尋問相手の反応や表情を観察し、事件の捜査方針を的確に判断する必要がある。
尋問パートには「MotionScan」と呼ばれる革新的な新技術を採用しており、ゲームのリアルさを飛躍的に向上させている。これによって全く新たなゲームプレイを実現し、プレイヤーは本当の意味で刑事となってプレイを体験できるようになった。
不適切な質問をすると貴重な時間や手がかりが失われるほか、間違った追求をすれば容疑者は完全に口を閉ざしてしまい、重要な情報まで逃してしまうだろう。こうしたゲームプレイを可能にしたのがMotionScan技術であり、様々なチャンスをどれだけ活かせるかはプレイヤーの腕にかかっている。
ランクの昇進と直観ポイント
「L.A.ノワール」では、ゲーム中に各行動の成功報酬としてEXPを獲得できます。尋問で正しい対応を選択する、路上犯罪を解決する、隠されたオブジェクトやランドマークを発見するなど、EXPを獲得できる要因は様々です。
EXPを獲得すると、「直観ポイント」が与えられます。直観ポイントは尋問や犯行現場で使用できますが、 使用するとなくなります。EXPをたくさん獲得するほど、直観ポイントも多く獲得することができます(最大5ポイントまで貯めておくことが可能)。
直観ポイントの使い方
直観ポイントは、以下に役立てることができる。
尋問の選択肢を1つ減らす:尋問中にポイントを使うと、「信用する」「疑う」「反証する」の3つの選択肢のうち、誤りの選択をひとつ消すことができる。また、反証の際に提示する証拠のうち、間違ったものもひとつ消してくれる。
コミュニティーに聞く:関係者への質問中にポイントを使うと、「L.A.ノワール」のプレイヤーたちの間で交わされた回答のうち、最も多く選ばれた回答を知ることができる。
全ての手掛かりを表示する:犯行現場でポイントを使うと、全ての手掛かりの場所を一定時間ミニマップに表示する。