マーベラスエンターテイメントとヴァニラウェアのタッグが贈る完全新作ファンタジーRPG「グランナイツヒストリー」。もうすでに楽しんでいるユーザーは多いと思うが、遅ればせながら編集部からの育成モードプレイレポートを紹介しよう。

目次
  1. 「グランナイツヒストリー」とは?
  2. 広報ナカーヌからユーザーへメッセージ
  3. 覇権を争う3つの国
  4. 編集部からのプレイレポートをお届け!

「グランナイツヒストリー」とは?

プレイヤーは、はじめに「ユニオン」「ログレス」「アヴァロン」の3国から所属する国を選び、その国の騎士団長として大陸の覇権争いに終止符を打つべく戦いに身を投じる。

クエストをこなしながら自分の騎士団を成長させる「育成モード」から、所属国の勝利を目指して他国と領土争いを繰り広げる「戦争モード」まで1人でオンラインでも楽しめるファンタジーRPGである。

広報ナカーヌからユーザーへメッセージ

「グランナイツヒストリー」の特徴のひとつである暖かみのあるグラフィックは、「紙の上に描いた絵」というビジュアルコンセプトで作られました。手描きアニメのように息づく画面は、常にどこかが動いているのがとてもステキ。究極の2Dグラフィックをあなた自身の目でお楽しみください。

覇権を争う3つの国

ユニオン王国

リスティア北方の大地に広がる騎士の国ユニオン。

古くから剣の聖女を信奉するこの国は、勇敢で誠実な騎士である事を誇りとし、義に背く事を恥とする。

現在は、リスティアで最も強く気高い騎士と噂される若き王レオン・フリードが国を治める。先の動乱ではログレスの皇女セフィアを窮地から救い出し、獅子王とも呼ばれる彼の下には礼と義を重んじる騎士が集う。

ログレス帝国

深き山々に囲まれた、リスティアの古き国ログレス。

暴君アルスの圧政により、長く民が虐げられていたが、騎士ファウゼルの起こした謀反により、革命が成し遂げられた。

現在は、その功績から彼の騎士が王位を継承、ファウゼル・ウォルド・ログレスを名乗り国を治めている。疲弊した国土であったが、新王の行う正しい執政によって今、ログレスはかつての栄華を取り戻さんとしている。

アヴァロン女王国

迷いの森の更に奥、辺境に潜む魔法の国アヴァロン。

偉大なる魔女テレジアを祖とし、魔術信仰を色濃く残すこの地は、自然との調和を重んじる気風がある。

現在は、魔術の権威としてその名を轟かせる女王ミューズ・クロムウェルが国を治める。近年、建国からの悲願である「古き叡智」の研究を進めるため、他国の混乱に乗じて聖女の宝を集めんと欲している。

編集部からのプレイレポートをお届け!

所属する国を決めよう。

まずはじめに、ユニオン・ログレス・アヴァロンの3国から自分が所属する国を選ぶ。所属国は一度選択すると変更することはできないので良く考えて決めよう。編集部ではスタンダートな?ユニオン王国に決定したぞ。我はレオン王とセフィア皇女に忠誠を誓いますッ!もちろん悩まないで好きなイメージカラーで選ぶ(筆者はブルーが好き)のも可!

筆者を悩ませるキャラエディット

所属する国を選んだら、次は自分の騎士団のメンバーをセレクト。ベースとなるのはナイトに分類される「重戦士」「聖騎士」「戦乙女」タイプ、アーチャーに分類される「義賊」「狩人」「狙撃手」タイプ、ウィザードに分類される「魔術師」「聖職者」「魔女」タイプの全9種類。それぞれのタイプには覚えられるスキルやパラメータの伸び方などに差があり、得意・不得意分野も設定されている。

攻撃力だけ特化した「重戦士」「聖騎士」「戦乙女」パーティーや、バランスを重視した「聖騎士」「狩人」「魔術師」、遠距離特化型の「狩人」「狙撃手」「魔術師」などなど、悩みまくってもOK、見た目で決めちゃってももちろんOKなのだ。

そして、最も序盤で筆者を悩ませたのが「キャラクターエディット」。9種類のタイプはそれぞれボディカラー・ヘアカラー・武器・アクセサリ・性格・ボイスタイプ・ピッチなど変更できる箇所が多く、しかも男女ともに結構カワイイ!グラフィックも細かいところまで反映しているので、アレコレ迷っているうちに時間ばかりが経ってしまい、いつになっても本編を始められそうにもないので、納得できない(?)ままゲームスタート!

ちなみに個人の各能力(キャラエディットでランダムで決められる)は、武器やスキルの装備条件にもなっているので、高いパラメータであるほど、装備できるアイテムが増えるのだ。

クエストをこなして騎士団を育てよう

フィールドはスゴロク盤のようにルートでさまざまな施設がつながっている。移動には1コマ進むごとにコストを1消費する。このコストを全消費すると強制的に帰還となるので注意。点在する「クエスト」と書かれたポイントに移動すると依頼を受ける事が可能だ。また、チュートリアルや騎士団のお世話をしてくれるのは、従者「リーシャ・ステイレーク」となる。ちょっとオッチョコチョイだが、しっかりと騎士団をサポートしてくれ、冒険に同行する。

また、フィールドにはいたるところに宝箱が落ちており、赤色の宝箱は常に同じ場所に置いてあるが、青い宝箱はある程度話が進行すると消滅してしまうのでさっさと回収してしまおう。途中出会った人に頼まれごとをされたり(戦闘も発生)、道具や武器を扱う店も存在する。消耗品はしっかりと補充しておきたい。できるだけ依頼をこなしていけば必ず騎士団の経験になるだろう。

また、戦闘を繰り返していくと「Brave」値が減少していく。この値は低くなると戦闘で不利になることもあるので、そのキャラクターの好きな食べ物やアイテムを使って回復させたり、帰還して休憩すれば回復できる。

ヴァニラウェアの本気を垣間見る、スフィアリール・バトル

フィールドを移動していると、突然黒い影が襲ってくる。戦闘は地平線をほうふつとさせる、大胆に湾曲したバトルステージで戦う「スフィアリール・バトル」で展開する。ヴァニラウェア独自の2D技術により、キャラクターが細やか且つ大迫力のアニメーションを見せるのが特徴だ。

また「陣形」も戦闘で重要なファクターとなっており、うまく使いこなせば戦闘で無駄な消耗をせずに勝利することも可能になる。ゲームスタート時には1種類しか覚えていないが、宝箱や報酬などでゲームを進めれば種類も増えていく。ただし、敵の強力な吹っ飛ばし攻撃などで陣形が崩れると、本来の効果が発揮されないので注意!急いで立て直すのだ。

スキル次第で戦況はガラっと変わる

それぞれのタイプによって使いこなせるスキルの種類が変わることはすでに記述したが、武器の種類もかなり重要。選んだ武器を使い込んでいくことで「熟練度」が上がっていき、その熟練度と引換えで手に入る「秘伝書」を使うことで初めて新しいスキルを身につけることができる。

つまり、武器をいろいろ持ち替えて戦うと、広く浅くスキルを覚えることができ、1つの武器を極めていくとものすごく強力なスキルを覚えることができる。まずは目的のスキルを目指して計画的に熟練度を貯めてもいいかも知れない。筆者は意外と同じ武器を使い込んでいったので、一撃必殺で攻めまくったぞ!

スキルも魅力的なものが多く、やはりライン攻撃をできる剣技や、魔法も範囲攻撃ができるものが役に立ったと感じる。弱い敵でも群れで襲われるとそれなりにダメージを食らってしまうのだ。

騎士団詰所で騎士団を強化

本作は戦闘だけではなく、「訓練」で狙ったパラメータを強化できる。引いたカードの結果により影響を受ける。クエストを重ねるごとに訓練の種類は増えていくので有効に活用しよう。

育てた騎士たちは叙任を受けて戦場へ赴いていく…

プレイヤーのもとでさまざまな経験を積んだ騎士たちは、王から「叙任」を受けて、他国との戦争の最前線へ送り込むことができる。手塩にかけて育てた騎士団を戦場に赴かせるのは少々ツラいが、彼らが国のために戦えるよう、万全の状態で送ってあげよう。筆者はとりあえずすぐに送ってしまったが…。

また、戦争へ送り出した騎士を育成モードに戻すことはできないので、しっかりと考えて決めよう。入手した武器やアイテムは戦争・育成どちらのモードでも共有することができる。中には戦争でしか手に入らないレアな武器も存在するとか。

そして…戦争へ!オフでもオンでも戦える

ここまでで、一旦筆者のプレイレポートは終わりとなるが、この先には「戦争」が待ち受けている。ストーリー上でどんなキャラクターと出会って別れるのか、自分の育てた騎士がどんな働きをしているのか、オンラインで全国のプレイヤーと対峙する戦争とはどのようなものなのか…??

育成モードだけでも限りなく遊べそうな本作は、緻密に描かれた職人芸の2Dドットグラフィック、キリがないキャラエディット、スゴロク感覚でやめてもまた遊びたくなる中毒性、などなど…個人的に気に入ったところばかりを羅列してしまったが。発売後ではあるが、この冬以降もまだまだたっぷり楽しめそうな「グランナイツヒストリー」をぜひ、アナタの手にひらに!さあ、世界の頂点を奪い取れ。

グランナイツヒストリー

マーベラスエンターテイメント

PSPパッケージ

  • 発売日:2011年9月1日
  • 全年齢対象
  • 先着購入特典:秘蔵ヴィジュアルブック「グランナイツクロニクル」(豪華ハードカバー)
グランナイツヒストリー

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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