アークシステムワークスは、2012年5月31日に発売を予定しているPSP用ソフト「ファイ・ブレイン ~絆のパズル」において、ストーリーモードの流れや登場キャラクターの情報を公開した。
本作は、パズルを愛する高校生・大門カイトの活躍が描かれるテレビアニメ「ファイ・ブレイン ~神のパズル」を題材としたパズル・バトルアドベンチャーゲーム。原作の世界設定を活かしたゲームオリジナルのストーリーが楽しめるほか、テレビアニメ版に登場したパズルや、ゲームオリジナルのパズルが多数収録されている。
本作に収録された2つのゲームモード
ストーリーモード
プレイヤー自身がゲームオリジナルの主人公となり、アニメの世界観を基にした“if”のストーリーを楽しめる、原作ファン必見のモード。
プロローグ
古代より、権力者達は「財」を結界の中に封じてきた。
その結界こそが、パズル。
それらのパズルを生み出してきたのが、全世界に支部を持つ巨大な頭脳集団POG。
彼らが創り上げた結界は「賢者のパズル」と呼ばれている。
POGでは日々、次代のギヴァー(出題者)を育成し世に送り出していた。
そんな育成員の中に、ソルヴァー(解答者)の特殊訓練を施された一人の少年がいた。
POGジャパン総責任者、ルーク・盤城・クロスフィールド。
彼の元にその少年は呼び出された…。
アーカイブモード
設定資料をはじめ、ストーリーモードで出てきたグラフィックの閲覧、出題されたパズルの別問題を遊ぶことができる。
ステージ1に登場するストーリーモードのポイントを紹介
全7ステージあるストーリーモードでは、各ステージごとに1画面で解けるオーソドックスな「ノーマルパズル」、複数画面を使ったり複数段階にわたって解く「セミパズル」、各ステージの最後に出てくる3Dで表現された「ボスパズル」の計3種類のパズルが楽しめる。
また、その時に同行しているキャラクターからは、様々なヒントがもらえるぞ。解き方のコツを教えてくれたり、マス目を埋めてくれたり、残り時間を延ばしてくれたりと、ヒントで得られる効果は様々だ。どのキャラクターがヒントを出してくれるかは、その時の運と友好度次第なので、普段からキャラクターとの絆を深めておこう。ヒント以外にも、何気ない日常の会話やプレイヤーへの励まし、パズルへの思いが聞けることも…!?
ステージ1のストーリー
ルークに呼び出された主人公を待っていたのは、POG幹部ギヴァー達による「最終試験」だった。大門カイトを苦しめたというパズルを解き、最終試験をパスした少年には、ルークからとある密命が伝えられた。
それは、√学園に特待生として転入し、大門カイトとその仲間達と接触を図ること。そして、POGから届いた招待状に沿って、大門カイトの仲間達をパズルへと導くことだった。
出題パズル
ナンプレ(ノーマルパズル)
1~9の数字を縦列、横枠、太枠の中にある9マスの四角に入れていくパズル。縦列9マス、横列9マス、太枠内の9マスごとに同じ数字を入れてはいけないのがポイント。
巨大迷宮(セミパズル)
巨大な迷宮の出口を目指していくパズル。正しいルートを通らないと落とし穴にはまってしまい、落とし穴に3回落ちるとゲームオーバーに。迷路のどこかにあるパズルを解かないと迷宮を抜けることはできないので、パズルを探し出すのも忘れずに。
巨大滑車(ボスパズル)
最下層と最上層の滑車が連動して回るように、真ん中の空白部分に滑車をはめ込んでいくパズル。滑車は大、中、小の3段階構造の歯車になっており、最大この3段階の滑車を同じますにはめることができる。
登場キャラクター
新キャラクター(主人公)
POG内部でソルヴァーとして育てられた少年。ルークの密命を帯びて√学園に編入し、カイト達に接触を図るが…。
大門カイト
原作アニメの主人公。心からパズルを愛する「生粋のソルヴァー」。オルペウスの腕輪を解放したことで「アインシュタイン」の称号を得る。「パズルの作者の思い」を感じ取り、パズルを悪用することが何よりも許せない。
井藤ノノハ
カイトの幼なじみで、誰よりもカイトを信じている。スポーツ万能で記憶力も抜群。しかしパズルだけはまったくといっていいほど苦手。趣味はお菓子作りで評判も良いが、カイトだけはこれにトラウマを持っている。
逆ノ上ギャモン
「ガリレオ」の称号を持つ、カイトのライバル・ソルヴァー。「俺の頭脳は金になる」と言ってはばからない自信家で、金のためにパズルを解く。カイトとは何かと張り合う仲である。
キュービック・ガロア
「エジソン」の称号を持つ発明の天才。研究室にこもり実験と研究を行っている。カイトは格好の研究材料として追いかけているが。
アナ=グラム
「ダ=ヴィンチ」の称号を持つ芸術の天才。旧校舎の第2美術室にこもり絵画やオブジェの創作に勤しんでいる。鳥やネコと会話したり、独自の言葉を使ったりと不思議な言動が多い。実は男の子である。
軸川ソウジ
√学園生徒会長兼パズル部部長。カイト達を心配そうに見守るも、言葉巧みにカイトを賢者のパズルに導くなど、その真意は謎が多い。
解道バロン
√学園学園長。世界各地から才能ある少年少女を集め、歴史上の天才にちなんだ「称号」を与えている。何か秘密を知っているようだが、その真意は読めない。
ルーク・盤城・クロスフィールド
若干10代で、POGジャパン総責任者となった天才ギヴァー。主人公に√学園潜入と大門カイトへの接触を命じた。その真意は謎に包まれており、側近の幹部達も知らない謎が多い。