ケースなどのゲーム関連製品を開発する際のこだわりとは―サイバーガジェットで企画開発を担当する小野氏へのインタビューを敢行!

ケースなどのゲーム関連製品を開発する際のこだわりとは―サイバーガジェットで企画開発を担当する小野氏へのインタビューを敢行!

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ニンテンドー3DSやPS Vitaなど、携帯ゲーム機を持ち歩く際に利用している方も多いケースをはじめ、様々なゲーム周辺機器の販売を行っているサイバーガジェット。今回、同社ではどのように製品が生み出されているのかについて、企画開発一課 課長の小野昭弘氏にインタビューを行った。

――製品の企画から開発、販売までの大まかな流れを教えてください。

小野昭弘氏
小野昭弘氏

小野氏:まずは企画開発課の中で「こういう製品がいけるのでは?」といった素案をまとめた後に、各部署からの意見を取り入れていきます。さらにユーザーさんの声を一番多く聞いている販売店様などからの意見も伺い、最終的な製品の方向性が見えてからようやく製品化が進んでいきます。あとは製品の案内をして、数量を確定して発売という流れですね。

企画開発のメンバーは全員ゲームが大好きな人間なので、どの企画も自信を持って立てているのですが、逆に常に製品のことばかりを考えているがゆえに製品の良し悪しが見えなくなってしまうことがあります。こういうときは、他部署や販売店様からの意見というのは非常に参考になるところがあります。

――様々なケースやカバーを販売されていますが、どのような製品が人気があるのでしょうか?

小野氏:衝撃吸収に優れたEVA素材を使ったセミハードケースは人気がありますね。価格的にも比較的安価で購入できて、ゲーム機本体をしっかりと保護する非常にコストパフォーマンスに優れた製品だと思います。

現在は老若男女問わず多くのユーザーさんがゲームに親しまれていますが、それでも中高生以下の層が非常に大きなウエイトを占めているので、そのあたりの層が購入しやすい価格で製品を出せるようにしています。また、小さいお子様だとゲーム機を乱雑に持ち歩くこともありますが、セミハードケースであれば耐久性もあるので、その点でもマッチしています。

――色のラインナップは本体色に合わせて増やしていく感じでしょうか?

小野氏:ハードウェアの期待度によりますね。3DSの発売時は期待度がすごく高かったこともあり、初めから多色展開でいくことが決まり、一気に10色のラインナップを発売しました。実際に10色も出すと人気の偏りが出てくるんですが、やはり多色展開することでユーザーさんの選択肢も増えますからね。

――定番のアイテムがある中で、一風変わった企画が実現したり、逆に没になってしまったアイディアがあれば教えてください。

小野氏:実現した企画ですと「CYBER・3in1ゲームセレクター(DSi用)」辺りでしょうか。3ヶ所のゲームカードスロットに好きなDS用ゲームを差し込んでおけば、いつでもスイッチひとつでプレイするゲームを切り換えられるという、画期的な気がしなくもない製品です。逆に没になった製品ですとDSマイクスイッチ(仮称)というのがありまして……。DSのミニプラグ部分にスイッチ型の製品を接続して、ポチッと押すとDS本体に「フッ」と息を吹きかけたのと同じ効果が得られるというものです。DS発売当初ってマイクに息を吹きかけるゲームがやたら多かったじゃないですか、あれを電車の中でやるのは無理だなぁ……あぁそうだスイッチにしちゃえ、ということで上がった企画です。個人的にはすごく気に入ってたんですけどね。売っても数十円程度の値段しか付けられそうになくて、価格の折り合いがつかず没になりました(笑)。

――定番製品を開発するにあたって気を付けていることは何でしょうか?

小野氏:製品の品質にはすごく気を遣っています。とにかく製品の検品を徹底して行い、歩留まり(生産性)を悪くしてでも、質の良いものをユーザーさんに届けられるように気を遣って作っています。

それから、製品自体のバランスにも気を遣っていますね。細かい話になりますが、例えばケース開閉用のファスナーなどはケース開閉時に側面のかなりキツいアール(ケース側面の角の部分)を通ります。ここでファスナーの号数(ファスナーの目の粗さ)を高いものにしてしまうと、アールの部分をファスナーが通るときに非常に硬くなってしまい、使いづらくなってしまいます。目の荒いファスナーは格好良く見えるので見た目だけで考えると採用したいところなのですが、私達が考えるべき最重要ポイントは、ユーザーさんにいかに長い間弊社製品を使い続けてもらえるか、なんです。

――ポーチの内側に小物が入れられるようになっている製品が多いですが、それらも要望が強かったためでしょうか?

小野氏:そうですね。大人の方ですと、ゲーム機とそれに差さっているソフト1本だけで持ち歩く人も多いのですが、特に低年齢のお子様の場合はゲームソフトをたくさん入れたいという要望が多いんです。

――ケース系にもセミハードケースやソフトタイプなど複数の種類がありますが、製品ごとの特徴を教えてください。

小野氏:ゲームハードやゲームソフトなどを色々持ち歩き、なおかつ製品を強固にガードしたい方はセミハードのケース、もっとスリムに持ち歩きたい方は、コットン素材のケースというのが基本ですね。あと、近々セミハードケースのスリムタイプ(3DS用)を新たに発売する予定です。

このスリムタイプは今まで出したことがないものでして、3DSの本体だけしか入らない代わりに、従来の半分ぐらいの薄さにできました。スーツのポケットに入るようなものとして作っていますので、基本的には大人の方をターゲットに考えています。

――パッケージにもこだわりはあるのでしょうか。

小野氏:そうですね。お店ではやはりパッケージの表面が目につくので、対応製品と、個々の製品の特徴が一目で分かるようにしています。パッケージの表面を見れば基本的な要素が分かるような作りにして、裏面でさらに細かな特徴を説明しているので、お店で気になる製品がありましたらぜひ裏面もチェックしてみてほしいですね。

――パッケージにもありますが、カバーやジャケットとケースを併用したいという意見は多いのでしょうか?

小野氏:非常に多いですね。弊社の製品では、基本的にカバーやジャケットを付けたままケースに入れられるようになっています。最初の頃は併用できると記述していなかったんですが、問い合わせが多かったこともあり、分かりやすいように後からシールを付けました。そちらがご好評いただけたので、最近の製品ではパッケージ製作段階から併用できる旨を入れたものが多くなりました。

――「ガチャピン」「ムック」を中心に、いろんなキャラクターとのコラボ製品も出していますが、コラボ製品の企画提案はどちらから話を出すことが多いのでしょうか?

(C)2011 FUJITV KIDS
(C)2011 FUJITV KIDS

小野氏:基本的には弊社から提案させてもらいますが、逆のパターンもあります。キャラクターとのコラボをする場合は、なるべく幅広いユーザー層の目にとまるものを扱わせてもらっています。「ガチャピン」「ムック」は長い間ご好評いただいて、本当に多くのユーザーさんに親しまれていると感じています。

――キャラクター製品を扱うとき、通常の製品と比べて特に気を付けていることは何でしょうか?

小野氏:キャラクターのイメージを損なわないように、というのはもちろんですが、それ以外ですと色ですね。工場から上がってくるものが、こちらの想定しているものと結構違っていることも多いので、試作サンプルを何度も出してもらい、イメージとしっかり合うように気を付けています。

――ほかにも人気の商品はありますか。

小野氏:3DSのスライドパッドカバーは、発売当時他社さんが出していなかったので人気が出ましたね。

――これがどこからも発売されていなかったのは意外に感じますが。

小野氏:PSPのときは「モンスターハンター」の影響もあって発売されていたんですが、3DSの場合、カバーを付けたときに本体が閉じられなくなってしまうのが一番の課題だったんです。この問題を解決するために、ストラップホルダーを付けることで製品化することができました。

――なるほど、本体を閉じている間はストラップにカバーを収納できるんですね。スライドパッドカバー自体のアイディアは早くから出ていたんでしょか?

小野氏:PSPで人気が出たように、「モンスターハンター」をプレイする人がスライドパッドのカバーを好むというのは分かっていましたので、3DSでも出そうと案は上がっていましたが、フタが閉じられなくなることへの対策でずっと悩んでいましたね。そのため、発売にこぎつけたのは3DS発売からしばらく経ってからになります。どういう形で出そうかというのは、本当に何度も何度も協議しました。

――ほかにも企画や協議期間が長かったものはありますか?

小野氏:5月下旬に発売を予定している新製品で、「セミハードチャージケース」というものがあります。これは乾電池を使って3DSを充電できるチャージャーをセミハードケースの中に埋め込んだ製品でして、スリムタイプとは逆に、ケース自体は従来よりも若干大きくなってしまうのですが、ケースを持ち運びながら充電できるようになっています。乾電池を使って充電をする際は、電池の出力を最適化しないと、なかなか効率よく3DSを充電できないという問題がありましたので、その辺りの調整をするため、工場とは非常に長い時間やり取りを重ねました。企画としては、去年の秋ごろから動いていましたね。

――今出ている製品などに対して、ユーザーさんから指摘や意見が欲しいというのはありますか?

小野氏:PS Vita関連の製品でどういったものが欲しいか、というのは正直聞いてみたいところですね。今のところはPS Vitaの動きが大きくないので、どういう製品を出せばユーザーさんに喜んでもらえるのか分からないところがあります。画面フィルムひとつとっても、どんなタイプを付けているのか、どんなものを求めているのかは気になっています。

――確かに画面だけの人や本体までカバーするものを貼っている人もいますね。

小野氏:あとは何をというよりも、弊社で製品を検討するうえでのポイントになるところなんですが、ユーザーさんがゲーム機のどういった部分を不便に思っているのかが知りたいところですね。例えば、大人にとってはDS Liteが小さくて持ちにくい、持ちにくいなら持ちやすいようにグリップを開発すればいい、といった流れになりますので、新製品の企画をするうえで“不便なところを解消する”という考え方は常に意識するようにしています。

あとは、突飛なものでもいいので、とにかくほしいと思うものを聞かせてほしいですね。例えば「3DSの視野角を広げてほしい」ですとか、我々の中では「まず無理だろう」と思い、そこで思考が止まってしまう部分もあるんですよ。ユーザーさんの方が、そういった意見をポンと出せるところがありますので、現状出ていない商品でどういったものが欲しいか、ぜひ聞かせてほしいですね。

――実際にユーザーさんの意見が反映された製品があれば教えてください。

小野氏:ゲームコントローラ型のグリップですね。DS Liteの頃からだったと思うんですが、携帯ゲーム機が小さくて、大人の方だと持ちにくいといった意見がありました。それから「モンスターハンター」の影響も大きく、PSPユーザーさんからもゲームコントローラ型のグリップが欲しいという意見は非常に強かったので製品化に至りました。

――最後に製品開発への取り組みの意気込みをお聞かせください。

小野氏:より自分が満足できるものを作っていきたいですね。先ほどお話ししたスリムタイプのセミハードケースもその一例です。だんだんとユーザーさんの意見や希望が細分化されてきていますので、万人が満足できる製品から、さらに個々のユーザーさんがより満足できるような製品を開発していきたいと思います。

インタビュー内容は以上となる。ゲーム関連製品という、普段何気なく使っているものがどのように作られているのか、その一端を感じ取っていただけたら幸いだ。

また今回、3DS用のアクセサリー9種セット5名様分と、PS Vitaアクセサリー9種セット4名様分をご提供いただいたので、読者の皆様にプレゼント!募集期間は5月6日から5月20日までとなっているので、ぜひご応募ください。

賞品
3DS用アクセサリー9種セット 5名様

「CYBER・セミハードケース(3DS用)」シルバー
「CYBER・低反発ポーチ(3DS用)」ブルー
「CYBER・シリコンジャケット(3DS用)」クリアブルー
「CYBER・液晶保護フィルム [指紋防止タイプ]」(3DS用)
「CYBER・メタルタッチペン(3DS用)2本セット」ホワイト
「CYBER・スライドパッドカバー(3DS用)」ブルー
「CYBER・乾電池アダプタ(3DS/DSi/DSi LL用)」ブルー
「CYBER・マルチカードケース16(3DS用)」クリア
「CYBER・巻き取りイヤホン」グリーン

PS Vita用アクセサリー9種セット 4名様

「CYBER・セミハードケース(PS Vita用)」シルバー
「CYBER・キャリングケースF(PS Vita用)」レッド
「CYBER・プロテクトケース(PS Vita用)」クリア
「CYBER・フロントカバー(PS Vita用)」クリア
「CYBER・保護フィルム [キズ修復タイプ]」(PS Vita用)
「CYBER・保護フィルム [ハードコートタイプ]」(PS Vita用)
「CYBER・セミハードカードケース(PS Vita用)」レッド
「CYBER・マルチカードケース(PS Vita用)」クリア
「CYBER・巻き取りイヤホン」パープル

提供

株式会社サイバーガジェット

応募期間

2012年05月06日~2012年05月20日

アクセサリー9種セットプレゼントへ応募する

なお、Gamerでの読者プレゼントとは別に、サイバーガジェットでは同社製品を購入して必要なバーコードをハガキに貼り付けて送ると、現金や3DS本体などの賞品が合計で999名に当たるキャンペーンを実施している。応募する賞によってバーコードの必要枚数が異なるが、1枚からでも応募可能だ。上記の9種セットプレゼントが当たった人は、あと1つバーコードを入手すれば特賞にも応募できるぞ!

詳細については以前のニュースでもお伝えしたが、ここでキャンペーン情報を再度掲載するので、こちらも併せてチェックしてほしい。

「サイバーガジェット“999” プレゼントキャンペーン」概要
実施期間

2012年3月17日(土)~2012年6月30日(土)

概要

サイバーガジェット製品を購入してバーコードを送ると、抽選で999名様に現金99,999円や3DSなどのステキなプレゼントが当たります。

対象製品

すべてのサイバーガジェット製品

賞品
特賞

バーコード10枚で応募可能
・おこづかい99999:「現金99,999円」 1名様

A賞

バーコード3枚で応募可能
・たのしさ99999:「ニンテンドー3DS」 2名様

B賞

バーコード2枚で応募可能
・しょくよく9999:「駄菓子999個」 3名様
・うんのよさ9999:「スクラッチくじ99枚」 3名様
・おこづかい9999:「現金9,999円」 10名様

C賞

バーコード1枚で応募可能
・ぼうぎょ999:「3DS用アクセサリーセット」 20名様
・ぼうぎょ999:「PS Vita用アクセサリーセット」 20名様
・たのしさ999:「DS用&Wii用コードフリークセット」 20名様
・おこづかい999:「現金999円」 20名様

Wチャンス!

各賞にはずれた方の中から抽選で900名様に、サイバーガジェットオリジナルデザインのクリアファイルをプレゼント!

応募方法

対象製品のパッケージのバーコードを専用応募はがきに必要枚数貼り付け、住所、氏名等の必要事項をご明記のうえ、50円切手を貼ってご応募ください。お一人様何口でもご応募いただけますが、応募はがき1枚につき1口とさせていただきます。

※専用応募はがき付キャンペーンチラシは、サイバーガジェット製品取り扱いの家電量販店やゲームショップ等で配布しています。また、公式WEBページ(http://www.cybergadget.co.jp/topics/campaign/999c.html)からも、PDF版の専用応募はがきをダウンロードできます。

当選発表

厳正なる抽選のうえ、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。

キャンぺーン公式サイト

http://www.cybergadget.co.jp/topics/campaign/999c.html

※ご応募は日本国内にお住まいの方のみに限らせていただきます/ご住所・転居先がご不明などの理由により賞品のお届けができない場合や、バーコードの貼付枚数が不足している場合は、当選を無効とさせていただきます。
※応募はがきの受付・ご当選の確認に関するお問い合わせにはお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
※キャンペーン対象製品はサイバーガジェットのオリジナル製品であり、任天堂およびソニー・コンピュータエンタテインメントのライセンス製品ではありません。

Copyright (C) 2012 CYBER Gadget Corporation. All Rights Reserved.

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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