バンダイナムコゲームスは、9月23日、千葉・幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2012」において、PS3「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」を紹介するトークイベント「オラオラオラオラステージ~ディ・モールト ディ・モールト 良いぞッ!~」を実施した。
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このステージでは、「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」のプロデューサー・新野範聰氏、制作を担当したサイバーコネクトツーの代表取締役で開発プロデューサーの松山洋氏、さらに本作で主人公のひとり・空条承太郎のCVを担当する声優・小野大輔さんが登壇した。
松山氏が原作マンガ「ジョジョ」シリーズ25年の歴史をアツく解説!
今回も9月21日に実施された「ジョジョの奇妙な冒険(以下、ジョジョ)」連載25周年記念発表会レポート同様、「ジョジョ」を愛してやまない松山氏が岸辺露伴のコスプレで登場。これまで連載された「ジョジョ」第1部~第8部を、かなりのハイテンションで一気に説明した。松山氏いわく、「ジョジョの話ならこのまま12時間くらいできる!」とのこと。
しかし、まくし立てるような説明の中でもジョースター家の血筋や各部のポイントを的確に伝えている様子には観客から「おぉー」という声も上がり、さすがにジョジョ好きを公言するだけあると感じられた。
また、小野さんもジョジョシリーズが大好きらしく、松山氏の説明の合間にファンにもおなじみの名台詞を挟むなどして、会場を盛り上げていた。ちなみに小野さんは学生時代、ブチャラティから人生の教訓を得たことがあるそうで、一時期ブチャラティと同じオカッパの髪型にしていたことを告白。松山氏から、少々心配気味に「似合うの、それ?」とツッコミを入れられていた。
この原作マンガ説明では作中で重要キャラクターが死亡することなどもガンガン明かされてしまったわけが、登壇者全員の一致した意見として、「今、ここにいる人にジョジョシリーズを読んでない人がいるわけがない!よってネタバレなど存在しない!」ということであった。
それぞれの好きな名台詞は…?
続いては、3人の好きな台詞を発表するコーナー。小野さんは、やはり自らが演じた空条承太郎の台詞「テメーはオレを怒らせた」を選択。これがとにかくカッコよくて好きだ、と感想を語っていた。
また、新野氏は第4部に登場する虹村億泰の「ンまぁーーーーいッ!!」をセレクト。第4部の舞台となる杜王町のレストラン「トラサルディー」で出されていた料理が本当に美味そうに感じられる台詞だったようだ。
松山氏の好きな台詞は、第5部の「ジョルノ・ジョバァーナには夢がある!」。その理由は、自分がゲームを開発する人間として、これからもずっと夢や目標を持ち続けないといけないと常日頃から考えていて、それをいつでも思い出させてくれるセリフだから、だそうだ。ずっとハイテンションだった松山氏が多少マジメなことを言ったところ、会場からは拍手が巻き起こっていた。
小野さんには、さらに「欲しいスタンドは?」という質問が投げかけられると、すかさず「ウェザー・リポートですね」と一言。この日も残念ながら雨天だったことや、自身が出演するイベントが雨になることが多いことから、ぜひ天気を自在に操ってイベントの日を晴れにしたいのだそうだ。
松山氏vsケンドーコバヤシさんによる名台詞対決も!?
また、イベントではお笑い芸人「爆笑コメディアンズ」から会場に秘蔵VTRが届けられるという一幕も。そのVTRには、吉本興業随一のジョジョ好き芸人・ケンドーコバヤシさんが登場。吉本興業を訪れた松山氏とケンドーコバヤシさんは、コアすぎる名台詞対決を繰り広げ、会場の笑いを誘っていた。
また、爆笑コメディアンズによるジョジョ関連のコントも披露された。こちらは少々スベり気味ではあったが、去り際には大きな拍手が送らてた。
小野さんが「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」を初プレイ!
ここからは、小野さんが「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」の初プレイに挑戦。キャラクターには、もちろん空条承太郎を選択した。初プレイということでなかなかプレイ感がつかめないのではと思われたが、プレイを始めると、なんと次々にコンボやド派手な技をキメるのだ。
松山氏によれば、これは本作に搭載された「イージービート」システムによるもので、□ボタンを連打するだけで、とにかく爽快かつ気持ちのよいプレイが行えるらしい。また、スタンド「スタープラチナ・ザ・ワールド」による時間を止める技も発動。こちらもかなり簡単なコマンドで出せるそうで、格闘ゲームが苦手な人でも気軽にジョジョの世界が堪能できそうだ。
また、小野さんはキャラクターがアクションを行うたびに表示される、ジョジョならではの擬音とおなじみの字体をかなり気に入ったようで、表示される擬音を何度も口ずさんでいた。
その他にも、バトルステージに選んだ「カイロ市街」は原作第3部の舞台の1つでもあり、バトル中に一定の条件を満たすと、原作中で描かれたエピソードをモチーフにした「ディオの乗車したクルマが突っ込んでくる」演出もあるそうだ。他にステージギミックはたくさんアルトのことなので、原作ファンにはたまらないだろう。
イベントのラストには、同時刻に決定した「日本ゲーム大賞 2012 フューチャー部門」の受賞が伝えられる一幕も。
松山氏からは「開発陣一同、このゲームを作るために生まれてきたと思っています!ファンと一緒に作っていきたいです」、小野さんからは「開発スタッフのアツすぎる熱意に負けないように演技も頑張ります!」、そして新野さんからは「とにかく良いゲームを皆さんにお届けできるように頑張ります」という言葉が来場者に送られ、イベントは終了となった。
(C)荒木飛呂彦&LACKY LAND COMMUNICATION/集英社 (C)2012 NBGI
※画面は開発中のものです。
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