コーエーテクモゲームスは、9月20日~23日まで千葉・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ 2012」において、PS3/Xbox 360「DEAD OR ALIVE 5」エキシビションマッチを実施した。
TGS会場にてエキシビションマッチ開催!
2012年9月27日に発売を予定しているPS3/Xbox 360「DEAD OR ALIVE 5(デッド オア アライブ 5)」。「東京ゲームショウ2012」コーエーテクモゲームスの特設ステージでは、9月23日に来場者から22名の参加を募り、トーナメント形式・1試合3ラウンド先取制で見事勝ち残った4名で勝者を決めるエキシビションマッチが開催された。
登壇した「DEAD OR ALIVE 5」プロデューサー「早矢仕 洋介」氏、ディレクター「新堀 洋平」氏は試合の見どころとして、8月4日に開催された、ゲームサマーフェスティバル会場で実施された発売直前記念大会で優勝を飾った「遊」さんが今回も勝ち残っているとのことで、その2連覇に向けた闘い方を見て欲しいと話していた。
今回の大会の賞品として、勝ち残った4名全員に発売日にゲームソフトを、決勝に残った2人にはサイン入りアートブック、そして優勝者には「DEAD OR ALIVE 5」対応スティックがそれぞれプレゼントされる。
準決勝第一試合
ジャボガン(ジャン・リー)VS ゆう(かすみ)
去年のTGSで発表され、本作の発売を待ちに待っていたという「ゆう」さんはかすみを、男性キャラクターを選択した「ジャボガン」さんは、やわらかい胸より固い胸があることを教えたい!と意気込んでいた。
髪型や衣装が選べる本作で、「ゆう」さんはかすみの髪型に、昔のファンにはたまらない三つ編みをチョイス。「かすみへの愛情を感じます」と新堀氏が喜んでいた。使用する遺跡ステージ「SANCTUARY」では、浸水しているエリアが「スリップゾーン」となっており、下段攻撃を食らうと大きくよろけてしまう。「闘っているうちに衣装が汚れたり、汗をかいたりする演出も特徴です」と早矢仕氏が解説してくれた。
一進一退の攻防で、2本ずつ取った状態で迎えた最後のラウンドでは、序盤苦戦したがラウンドを重ねるごとに動きを学習し、見事に素早い連続コンボで攻めたジャボガン(ジャン・リー)さんが勝利した。
準決勝第二試合
輝Rock(レイファン)VS 遊(あやね)
前回のエキシビションマッチで優勝した「遊」さんを相手に緊張すると話した「輝Rock」さん、今日はお酒が入っていないのでさらっと負けてしまうかもと話していた「遊」さんで、準決勝第二試合がスタート。
遊さんが優勝した8月の大会より、ゲームのバージョンが多少変わっているが、しっかり勉強してきているのでどういった戦い方をするか楽しみだと話した早矢仕氏、大会開催前に裏で練習をしていた「遊」さんをたまたま遠目で見ていたら、相手がわからないような技を使いこなしていて、末恐ろしい…と新堀氏は笑う。ちなみに新堀氏はレイファンが好みだとか。
選択されたステージはサーカスステージ「THE SHOW」。「ピエロステージ」と「火の輪ステージ」の2つで構成されており、追加ダメージを受けるギミックもさまざま。
レイファンとあやねは、本作ではおなじみのキャラクター。レイファンは素早い動きと手数の多さが魅力だが、あやねはトリッキーな技も多い。本作で初めて実装された技を難なく使いこなす2人。きわどい攻防を繰り広げ、見事「遊(あやね)」さんが勝利した。
決勝戦
ジャボガン(ジャン・リー)VS 遊(あやね)
2連覇をなんとか阻止したいという「ジャボガン(ジャン・リー)」さん、練習の時にボコボコにされたので、決勝でもボコられたい、と控えめな「遊(あやね)」さん。
使用するのは、庭園ステージ「SAKURA」。特に目立ったギミックもなく、プレイヤーのスキルが勝敗を大きく左右する。一発の威力が大きいジャン・リーとトリッキーで素早いあやね、どのような戦いを繰り広げるのか、早矢仕氏と新堀氏はモニターに釘付けだ。特に「遊(あやね)」さんは、ガードされたときは反撃されにくい技を出したり、クリティカルバーストもしっかり習得していたのに驚き。
レベルの高い戦いが繰り広げられる中、コメントもしづらくなってきた新堀氏は、細かいミスで勝負が変わってきてしまうので最後まで気を抜かず、注意したいと話す。そして、勝利をもぎ取ったのは2連覇達成の「遊(あやね)」さん!帰ったら一杯ひっかけたいと喜んでいた。
すべての試合を終えて、発売前というのにこんなに上達しているプレイヤーが多くて驚いていると新堀氏は話し、押されていくジャン・リーを見ていて格闘の気迫をゲーム画面から感じることができたと早矢仕氏は語った。
スペシャルマッチで新堀氏は前回の屈辱を晴らすことはできるのか…!?
遊(エレナ) VS 新堀ディレクター(ミラ)
前回のエキシビションマッチで遊さんと対決し、残念ながら敗退しているというディレクター新堀氏。本大会でなんとリベンジマッチが開催!早矢仕氏によると、ディレクターとしてゲームを良く理解している新堀氏が勝てないのは、知識だけでなくやはり才能も関係していると話し、「努力の男」新堀氏の実力と発売前の若干有利な状況をうまく利用して勝ってほしいとコメント。
あやねを使うプレイヤーである遊さんに対して、新堀氏はあやねに相性のいいキャラクターを選んでいたとのことだが…まさかの遊さんの土壇場でのキャラ変更(笑)。新堀氏が使うのは、総合格闘技を得意とする新キャラクター「ミラ」。ダウンした相手に組み技などで追撃できる。対する遊さんのエレナは、劈掛拳といったトリッキーで特殊な技を使う上級者向けのキャラだ。
しっかりきっちり相手を浮かしてコンボを叩きこむエレナ。ディレクターの意地をかけ、必死に応戦するミラ。ミラは一気に2本先取するが、闘いを繰り広げるたびに成長していくエレナに1本とられる。お互い間合いを気にして牽制し合う…。2本同士、苦しくもマウント状態からの攻撃を叩きこみ、、見事ミラを操った新堀氏が勝利!思わずガッツポーズも!