セガは、PS3向けゲームソフト配信サービス「PlayStation2アーカイブス」にて、本日11月21日より「スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~」の配信を開始する。また同時に、ニンテンドー3DS向けに「3D スペースハリアー」を配信することを明らかにした。

「スペースハリアー」は、1985年にアーケードゲームとして登場し、熱狂的なファンを生んだタイトルで、いまだ高い人気を誇るシューティングゲーム。本作、「スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~」では、アーケード版「スペースハリアー」をはじめとしたシリーズ作品、移植バージョンなどのタイトルを1つのパッケージでまとめて楽しめるミュージアムソフトだ。

また、今回発表した「3D スペースハリアー」は、初代アーケード版「スペースハリアー」をニンテンドー3DS向けに最適化したタイトルとなる。新たに3D立体視に対応したことで、擬似3Dで表現されていた「スペースハリアー」を本物の3D体験として楽しむことができるぞ。さらに、グラフィックやプレイ感覚はそのままに、ワイド画面への対応を行うなど、さまざまな調整を行った決定版タイトルだ。

セガは、「3D スペースハリアー」以降も過去の名作タイトルを続々と3D立体視対応して提供していく予定とのことだ。

「スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~」公式サイト
http://ages.sega.jp/vol20/

「スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~」収録タイトル概要

「スペースハリアー」(アーケード版)

1985年稼働のアーケード作品です。ドラゴンランドの危機を救うため、ハリアーとドラゴン・ユーライアの冒険を描いた、セガ体感ゲーム第2弾タイトルです。プレイヤーの操作に合わせてゲーム筐体自身が前後左右に動くという画期的なプレイスタイルと、鮮やかなグラフィック、ステレオサウンドなど、これまでのTVゲームの常識を覆す多数の要素が話題を呼びました。

洗練されたグラフィックとゲームシステムは1作目にして完成されており、当時としては圧倒的なハードスペックで表現された色彩とスピード感は、現在でも尚、新鮮さを感じさせます。

「スペースハリアー」(セガ・マークIII版)

1986年発売の家庭用ゲームタイトルです。アーケード版との圧倒的なハードスペックの差をアイデアと技術力で補い、当時のファンに驚きを与えました。また、当時としては大容量である2M bitのロムカートリッジを使用したことでも話題になりました。

家庭用ゲームではこれまでなかった巨大なキャラクターが縦横無尽に動き回る本作のプログラムは、後にソニックシリーズを生み出した中裕司氏 (現・株式会社プロペ代表取締役社長) が手がけたことでも有名です。

「スペースハリアー3D」(セガ・マークIII版)

1988年発売の家庭用ゲームタイトルです。前作のヒットを受けて発売された、初の続編となるシリーズ第2弾タイトルです。前作の物語よりも前の話、ハリアーとユーライアの出会いを描いた作品です。ステージやエネミーも一新した完全新作で、立体的な表現を生かした敵キャラクターの独特な雰囲気やモーションが話題となりました。

※本作はアナグリフ方式(赤青方式)の3D立体視に対応しています。(3D対応テレビの立体視には非対応です)

「スペースハリアーII」(メガドライブ版)

1988年発売の家庭用ゲームタイトルです。シリーズ第3弾となる本作は、初代「スペースハリアー」の後のエピソードを描いた内容となっています。シリーズ1作目のボスがザコキャラクターとして登場するなど、初代タイトルとの繋がりを強調しつつ、新たな解釈と個性豊かな敵キャラクターが続々と登場します。

ステージセレクト機能により、最初から多数のステージをお楽しみいただけるようになりました。また、本作はメガドライブ発売当時のローンチタイトルとして発売された記念すべきタイトルでもあります。

※画面は開発中のものです。

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