QuinRoseが2012年12月20日に発売するPSP用ソフト「ダイヤの国のアリス~Wonderful Wonter World~」は、「不思議の国のアリス」をモチーフにしたの恋愛アドベンチャーゲームだ。ここでは、本作のゲーム内容を紹介する。
目次
女性向けファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム「アリス」シリーズは、劇場アニメ、ゲーム関連のコミックス、小説化などの展開も行われている作品だ。その最新作である「ダイヤの国のアリス~Wonderful Wonter World~」が、2012年12月20日に発売されるぞ。
本作より、アリスシリーズのコミカライズを担当している藤丸豆ノ介が原画を担当。立ち絵も一新し、美しい絵で不思議の国での物語を引き立てている。今回は、本作の登場キャラクターやストーリー、特典情報などを紹介しよう。
あらすじ
不思議の国のアリスを踏まえつつ、まったく異なるストーリー展開の恋愛アドベンチャーゲーム。
メルヘン調な世界なのに、帽子屋がマフィアだったり銃撃戦が珍しくもなかったりと物騒な世界。現実主義で、夢見がちなところが皆無な主人公。物語は「クローバーの国のアリス」までのキャラクター全員と友人という関係から始まる。主人公はこの世界に残ることを選択し、愛着が湧いている。
突然、引っ越しが起こり、弾かれた主人公は知っている場所のほとんどないダイヤの国へ。ダイヤの城・帽子屋屋敷・墓守領・駅の4つの領地があるダイヤの国は、マフィアの抗争の激しい、より物騒な国だった。
初めて出会う人はもちろん、友人であるはずの人達まで主人公のことを知らない様子。余所者として珍しがられたり、怪しいと疑われたりと、仲良くなる前の関係に戻ってしまっている。過去の時間の溢れる国で、主人公は新しい関係を築いていく。
常識の通じない世界で、現実主義の主人公に、まともな恋愛は出来るのか――。
ゲームの流れ
基本は文章を読んで進めていくノベルゲームとなっており、序盤の選択肢で、誰のルートシナリオに分岐するかが決まる。
特定の相手とのルートシナリオの間に、他のキャラクターとの友情イベントが発生し、選択肢によって、相手との仲を深めることも可能だ。
文章の途中に定期的に現れる選択肢と、友情イベントの達成率によって、エンディングが変化していく。選択肢は大きく分けて、以下の3種類が存在する。
1:好感度にもルート分岐にも関係のないもの。(選択直後のキャラクターの行動が少し変化するだけで、大筋は変わらない)
2:特定キャラクターの好感度が増減するもの。
3:選ぶと、そのまま特定のエンディングに繋がるもの。
イベントスチル250枚以上の大ボリューム!
従来のキャラクター達と、新たなキャラクター達が藤丸豆ノ介氏により生き生きと描かれているぞ。イベントスチル250枚以上の大ボリュームとなっているので、ファンの人はコンプリートを目指してみてはいかがだろうか。
キャラクター紹介
〈帽子屋〉ブラッド=デュプレ
CV:小西克幸
帽子屋ファミリーのボス。いわゆるマフィアのボスで、部下は皆物騒な者ばかり。そのトップである彼も当然のように危険な男。
ダイヤの国における帽子屋ファミリーは成長期であり、それを率いるブラッドも、以前より余裕がないように見える。
〈三月ウサギ〉エリオット=マーチ
CV:最上嗣生
帽子屋ファミリーのNo.2。とても短気で、3秒も考えずすぐに銃をぶっぱなす。ブラッドに心酔している忠実な犬(ウサギ)だが、度々機嫌を損ね、杖で殴られている。
今までの国と同様、にんじん料理好きで、そこはブレていない。
トゥイードル=ディー
CV:福山潤
帽子屋屋敷の門番。冷めた考え方をする、クール&ドライな双子の片割れ。好きなものは休憩と休日。通称、「ブラッディ・ツインズ(血まみれの双子)」。どちらが兄か弟かあやふやで、立ち位置がころころ変わる。
ダイヤの国では常に大人の姿をしているが、中身は変わっていない。たまに無邪気な面も見せるが、だいたい悪意に裏打ちされている。
トゥイードル=ダム
CV:福山潤
帽子屋の領地の門番。冷めた考え方をする、クール&ドライな双子の片割れ。好きなものはお金。通称、「ブラッディ・ツインズ(血まみれの双子)」。どちらが兄か弟かあやふやで、立ち位置がころころ変わる。
ダイヤの国では常に大人の姿をしているが、中身は変わっていない。たまに無邪気な面も見せるが、だいたい悪意に裏打ちされている。
〈ダイヤの女王〉クリスタ=スノーピジョン
CV:小林沙苗
ダイヤの女王。平和を象徴する白い鳩のような名前と、清楚な外見だが、その嗜好は平和とは程遠い。気に入ったものは、凍らせてコレクションにしている。
今一番凍らせたいものは、ナイトメアと主人公。あるときは子供、あるときは大人の姿で現れる。
〈黒ウサギ〉シドニー=ブラック
CV:鳥海浩輔
主人公のことが大嫌いな、黒ウサギ。神経質で、いつもイライラ。
白が大嫌いで、すべてを黒く塗りつぶしたいと思っている。白が好きなダイヤの女王は嗜好的には当然苦手だが、彼女の忠実な部下であり、ダイヤの城の宰相でもある。ストレスで白髪の出来そうなことに、更なるストレスを感じている。
〈墓守〉ジェリコ=バミューダ
CV:小山力也
美術館の館長であり、墓守頭でもある、ドードー鳥さん。
さらに、帽子屋ファミリーと対立するマフィアのボスでもあるため、非常に多忙。周りからは、すでに死んでいる男、と言われているが……。
〈チェシャ猫〉ボリス=エレイ
CV:杉山紀彰
シニカルな笑みが特徴のチェシャ猫。引越しで弾かれた主人公の状況を理解し、フレンドリーに接してくれる。
ダイヤの国では駅に滞在しており、列車を改造したり、病弱な駅長の世話を焼いたりしている。
ナイトメア=ゴットシャルク
CV:杉田智和
列車事故が頻発する、危険極まりない駅の駅長さん。主人公の知っているナイトメアとは違い、子供の姿をしている。
頻繁に吐血する、病弱な夢魔。病院嫌い。注射が嫌。人の心を読み、夢に入りこめる能力を持つ。これまでと根底は同じだが、まったく違うともいえる。
〈トカゲ〉グレイ=リングマーク
CV:中井和哉
主人公の知っているグレイとは、違うグレイ。暗殺者時代に戻っており、ナイトメアを狙っている。
しかし、いつも具合が悪く、ちまちましている相手に、機を逸したまま仕事を完遂できていない。それどころか病院へ行くよう世話を焼いている。これまでと根底は同じだが、まったく違うともいえる。
エース
CV:平川大輔
主人公の知っているエースとは、違うエース。極度の方向音痴は健在で、旅に出たまま帰ってこないことも。ハートの騎士ではないらしく、子供の姿をしているが、大人の姿を見かけることも……?
〈時計屋〉ユリウス=モンレー
CV:子安武人
時計屋、別名葬儀屋と呼ばれており、時計を直す仕事をしている。根暗な機械マニアで、皮肉屋。仕事以外では滅多に外に出ない。物事を悪いほうへ悪いほうへ考え、人間不信気味。
ダイヤの国では子供姿のエースの保護者をしている。
〈白ウサギ〉ペーター=ホワイト
ウサギ耳をはやした、ハートの城の宰相。主人公を不思議の国へ導いた(ひっぱりこんだ)、案内人。
主人公が大好きで、その他のものは大嫌い。主人公の前だと真っ白、その他に対するときは真っ黒。冷酷で非情な(そして非常識な)行動が目立つものの、偏愛する主人公の前でだけは人(ウサギ?)が変わる。
特典情報
本作の予約特典は、40分~50分の内容を収録した本格的なドラマCDとなっている。
キャスト
シドニー=ブラック(CV:鳥海浩輔)
トゥイードル=ディー、ダム(CV:福山潤)
エース(CV:平川大輔)
豪華版特典
豪華版には予約特典とは別に、下記キャスト出演のCDをプラス!内容は、こちらも40分~50分の内容となっているぞ。また、描き下ろし漫画、書き下ろし小説を掲載した小冊子も付属される。こちらはほぼ書き下ろしの内容で、100Pと分厚く、読みごたえのある豪華本だ。
豪華版特典ドラマCD・キャスト
ジョーカー(CV:石田彰)
ブラッド=デュプレ(CV:小西克幸)
エリオット=マーチ(CV:最上嗣生)
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※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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