KONAMIは2月13日、東京・港区「246COMMON Food Carts&Farmer’s Market」にて、PS3「メタルギア ライジング リベンジェンス」発売記念イベント「METAL GEAR RISING REVENGEANCE WORLD TOUR 2013 LAUNCH PARTY」を開催した。
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「METAL GEAR RISING REVENGEANCE WORLD TOUR 2013 LAUNCH PARTY」は、「メタルギア ライジング リベンジェンス」の発売を記念して開催を予定している「ワールドツアー」に先駆けたイベントとなっており、小島秀夫監督をはじめとする開発メンバーの登壇、ゲストに「メタルギア」シリーズの「スネーク」役でおなじみの大塚明夫さん、「雷電」役の堀内賢雄さんを迎え、新情報の発表なども公開された。
会場には、コラボレーションしているフードのポスターや、ショウケースに飾られた「METAL GEAR RISING REVENGEANCE 斬奪 PACKAGE」やゲームソフトのパッケージ、サウンドトラックCDなどが展示、そして何気なく置かれていたパネルにはなんとこのパーティーのためにアートディレクターの新川氏が書き下ろした超カッコイイ雷電が!
登壇者
株式会社コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクション
「小島 秀夫」監督
アートディレクター「新川 洋司」氏
プロデューサー 「是角 有二」氏
株式会社プラチナゲームズ
プロデューサー「稲葉 敦志」氏
スペシャルゲスト
大塚明夫さん
堀内賢雄さん
開場前からたくさんのファンが行列を作った!
会場となったコミュニティ型商業施設「246COMMON Food Carts&Farmer's Market」の前には、入場時間前からたくさんのファンが行列を作り、初めに登壇した小島プロダクション「小島 秀夫」監督、アートディレクター「新川 洋司」氏、プロデューサー「是角 有二」氏、プラチナゲームズ「稲葉 敦志」氏の4人の開発陣が登場すると大きな拍手が。
すでに公式サイトやメディアのニュースなど公開されているゲームの簡単な概要を、プロデューサーの是角氏が紹介すると、小島監督が「さすが発売前だけにしゃべりがキマっている!」と褒めるシーンも。
また、今回のローンチパーティを皮切りに、国内、北米、中南米、欧州の世界各地を回るワールドツアーを開催することが発表。開催時間、場所などの詳しい情報、開催の模様は公式サイトにて公開予定となっている。ちなみに欧州は小島監督と新川氏、北米・中南米は是角氏と稲葉氏がそれぞれチームに分かれて会場を回るとのことだ。世界で一番最初に発売されるロサンゼルスではカウントダウンパーティーも開催される。
会場爆笑のTVCMや初公開のPVも!
発売を一週間後に控え、今回2月15日から放映されるTVCM「受験生編」「OL編」の2種類が公開。日頃のうっぷんを「斬る」イメージの爆笑CMに会場は大盛り上がり。そして、世界同時発売ということで北米で放映予定のCMも特別に公開!コンセプトは同じだが、国民性の違いで「キレ方」が違うCMは今後Webで見れるかもしれないぞ。
さらに、今までテーマ別に特別編集されたプロモーションムービーの新作となる「ドラマ編」が公開。手がけたのはカットシーンディレクター「小林 政哉」氏だ。小島監督によると、最終トレーラーの制作に関して、小林氏と齋藤氏(ディレクター)の3人でコンペを実施したが、監督がちょっと出遅れたそうで今回は公開できなかったと話していた。
開発秘話で貴重なデザイン画も公開
新川氏は、メタルギアシリーズでは「白」がイメージカラーだった、本作の雷電のデザインについて「黒くてダークヒーロー的」なコンセプトをもらって作ったと話しており、「ブレードウルフ/LQ-84i」は簡単なラフをメカニックデザイナー「柳瀬 敬之」氏にクリーンアップしてもらったと明かす。ボツになったアイデアとして、MGS4に登場したウルフにまたがる「ウルフ・ライド」という戦い方もあったとのことだ。
敵として登場するメカニックやサイボーグなどは「斬って楽しい」コンセプトで、小島プロダクションでの企画時にできたキャラクターもいるようだ。「グラート」はデザインも込みでゲームに落とし込んだときにとても面白いキャラクターになったと新川氏が語った。巨躯で襲いかかる「マスティフ」はMGS4の際に登場させたかったキャラクターらしい。
雷電とともに行動することが多い「コートニー」「ボリス」「サニー」「ケヴィン」「ドクトル」のうち、ボリスは小島プロダクション、その他は現在フリーランスとなった「吉村 健一郎」氏が担当している。稲葉氏によると当初吉村氏に依頼した際に「メタルギアシリーズは新川さんの世界だから他の人の手は入れたくない」と困っていたが、デザインを提出するとかなり好評だったようで最後は「自分がデザインしたって言っていいですか?」と喜んでいたという。
また、熱烈なファンも多いキャラクター「サニー」について、Twiiterでもかなりの反響があったと監督は話し、サニーの声を担当する声優「井上喜久子」さんからのビデオメッセージも公開された。ちなみに監督と井上さんは「スナッチャー」で初めて声優を使ってディレクションした際に一緒に仕事をした仲である。
また、ボスを倒すと入手できる武器「ユニークウェポン」を紹介するプロモーションムービーも公開された。かなり来場者は食いついていた様子だ。また個性的なボスキャラクターのデザインについて稲葉氏は、プラチナゲームズのデザイナーすべての頭脳を結集して完成された苦労を語った。「ミストラル」を演じる「朴ろ美(ろは王へんに路)」さんからのビデオメッセージも公開されたぞ。
会場に歓声が!雷電役の堀内賢雄さんがゲスト登壇
そして、ついに会場にアナウンスされた声に会場から歓声が上がり、本作の主人公「雷電」役の声優「堀内賢雄」さんが登壇。数年前に監督から「今度は雷電が主人公だよ」と明かされてから、完成を迎え、本当に感無量だと話し、とにかくカッコイイ雷電を演じきることを心に秘めて演じたとのことだ。
また、収録中にも掛け声ひとつにしても簡単にOKが出ず、自分の持っている引き出しを全部開けるより、「心から雷電になりきらないとダメなんだ」と本気で挑んだことも明かした。同時に開発陣の真剣な姿勢にも感動したと話した。本作では無線での会話も膨大なため、すべての収録に約3ヶ月ほど費やしたらしい。
小島監督は、赤く光る「リッパーモード」での堀内さんの「キレる」演技は被験だと話しており、今までクールでカッコイイ雷電がガラッと変わる演技をぜひ自分の目で確かめて欲しいと語った。
「待たせたな…!」ついに登場した大塚明夫さん、国内DLCにスネークの声が!?
そして、「雷電」役の堀内さんを交えたトークショーが盛り上がる中、本作の最新情報が公開。国内のDLC第1弾「VRミッション30種」が2013年4月上旬予定で配信されることが発表、第2、3弾では「サムエル」「LQ-84i」の過去のエピソードを描いたサブストーリーも配信予定だ。
さらに、小島監督の口から「これは重大だ」と明かされたのが、日本限定のDLC特典「木刀 蛇魂」の存在!紹介ムービーでは雷電が刀を振るたびにスネークの声で「やるじゃないか、雷電」「さすがだ、雷電」などのボイスがッ!しかもリザルト画面でもスネークの名台詞が再生される。おなじみのアイテム「ダンボール」を使えば…!?
もちろんこの後、スネーク役の大塚明夫さんもゲストとして登壇し、会場は最高潮の盛り上がりに。初期段階から多数のトレーラーを見てきたという大塚さんは出来上がりがとても楽しみだと語り、今回のDLC特典の収録ではかなり過去の名言など懐かしいセリフもあり、当時はまだまだ演じ方が甘かったセリフもあったと笑っていた。個人的にはソリダス・スネークをもう一度演じてみたいとも話していた。
アフレコ時の苦労について、若い時のスネークのセリフをそのままなぞって演技するわけでなく、雷電から見たスネーク像を重視するのか、当時の声に近いものを再演するのか、監督と話しながら今回は進めたと大塚さんは明かした。また、小島監督の遺伝子が次なる世界を生み出すことのワクワク感が、リアルに楽しいと感じているとのことだ。
コラボグッズやフードなど最新情報も公開
会場でも販売されていた246COMMON コラボフードをはじめ、ソーシャルゲーム「メタルギアソリッド ソーシャル・オプス」限定カード、ユニクロとのコラボウェア、WIREDとのコラボウォッチ、サントラCD、フィギュア情報など最新情報が公開された。発売記念抽選会やコラボレーションに関しての記事はこちらでチェックして欲しい。
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※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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