豪華声優陣の迫力の演技に引き込まれた「真・三國無双 声優乱舞 2013 春」イベントレポート

オープニングでは、曹丕役の神奈延年さん、楽進役の伊藤健太郎さん、李典役の鳥海浩輔さん、孫権・姜維役の菅沼久義さん、陸遜役の野島健児さん、趙雲・諸葛亮役の小野坂昌也さん、司馬師役の置鮎龍太郎さん、司馬昭役の岸尾だいすけさんが、それぞれ自分の演じるキャラクターのセリフと共に登場。しかし、ここで鳥海さんがセリフを途中で噛んでしまい、やり直すというハプニングが起こり、出だしから会場は大きな笑いに包まれていた。

「真・三國無双7」名シーン再現では、ゲーム中の名シーンを、スクリーンに映しながら、キャストが生アフレコ。

「反逆の刃」では神奈さん演じる曹丕を中心としたシーン、「共に天命を」では置鮎さん演じる司馬師を中心とした物語、「仁への標」「盟約の裏」では、小野坂さん演じる諸葛亮を中心としたシーンが展開した。また、小野坂さんは、このイベントの為にバンタンデザイン研究所 大阪校の学生が制作したという諸葛亮の衣装を身に着けて登場、劇中では古を披露する場面もあり、観客は目の前で繰り広げられる迫力の物語に皆引き込まれていた。

バラエティコーナー「今こそ仲間との絆が試される！壮絶シチュエーションゲーム！」では、小野坂さんが趙雲のコスプレをして司会として登場。客席からは大きな歓声が起こり、キャスト陣からコスプレについていじられると「そっとしておいて」とコメントする場面も。

ルールは、神奈さん、鳥海さん、伊藤さんの「魏」チームと菅沼さん、野島さんの「呉」チーム、置鮎さん、岸尾さんの「晋」チームで回答役・誘導役にわかれ、指定されたシチュエーションの中アドリブで演技をして、誘導役が指定されたセリフを回答役から制限時間以内に見事引き出せたらポイントがもらえるという、なかなかに難易度の高いゲームに。昼の部のポイントと夜の部のポイントを合計し、優勝チームを決めるという流れで行われた。

また、それぞれのチームが、一回だけ使える「オーディエンス」という、キャストが舞台を下りてお客さんからヒントをもらうといった、キャストが身近に感じられる嬉しいルールも設けられていた。

一番最初に挑戦することになった「呉」チームは、菅沼さんと野島さんがそれぞれ自身のキャラを演じながら挑戦するが、タメ口の野島さん（陸遜）に対し、菅沼さんが「陸遜、なんでタメ口なんだ」と突っ込み「すみません、今は対等だと思ってました！」と謝罪するシーンや、「晋」チームは置鮎さんから「僕もコスプレしてみたい」のセリフを引き出したい岸尾さんが「小野坂さんを見て何か！」とヒントを出すと「あのおっさん何やってんだ」と置鮎さんが回答。「俺のこと見てそんなこと思ってるの？」と小野坂さんからツッコミが入るなど、終始笑いの絶えない大盛り上がりのコーナーとなった。

続いてのゲーム紹介コーナーでは、小野坂さん司会の元、新キャラクター「李典」を演じた鳥海さんがゲストに招かれ、「真・三國無双7」を紹介。今回自分が演じた李典について聞かれた鳥海さんは、「ノリが軽く、武将っぽくない」とコメント。また、持っている武器が「ピザカッター」に似ていることについて、「ピザ屋とコラボできそう」と盛り上がっていた。

ライヴでは神奈さんが「LAST FOREVER」、置鮎さんが「Blade of Fate」、伊藤さんが「THE FORERUNNER」、鳥海さんが「BAD INTUITION」、野島さんが「Blaze of Mind」、岸尾さんが「Wake up my soul」、菅沼さんが「No way back」、小野坂さんが「Awakening WoLong」、そしてアンコールライヴで野島さんが「Crimson Wings」、神奈さんが「Silent Phoenix」を披露した。

エンディングとアンコールではキャラクターによる感謝の言葉と、キャストからのイベントの感想が贈られた。

鳥海さんはオープニングで噛んでしまったことを振り返り「始まる前から悪い予感がしていた」と、李典の口癖を引用し会場の笑いを誘い、野島さんが小野坂さんのコスプレ姿を見ながら「僕もこういう格好をしてみたいです」と言うと、「このイベントはコスプレ募集中だから」と小野坂さんがすかさずコメント。イベントは大盛り上がりの中、幕を閉じた。