カプコンは本日4月14日、タワーレコード新宿店にて、サントラCD「レイトン教授VS逆転裁判 魔法音楽大全」発売記念イベントを開催した。
本イベントでは、カプコン プロデューサー 竹下博信氏、3DS「レイトン教授VS逆転裁判」逆転裁判パートディレクター 巧舟氏、サウンドディレクター 北川保昌氏、レベルファイブ サウンドディレクター 西浦智仁氏によるトークステージとサイン会が行われた。ここでは、トークステージの模様をお届けしよう。
逆転裁判シリーズとは違ったテイストで進められた作曲作業について聞かれた巧氏は、「逆転裁判は、ピコピコといったゲーム音楽だったんですが、それではレイトン教授と合わないだろうと考え、本作では中世や魔法に合った音楽にしました。」と語っていた。
北川氏は、「まず、方向性や進め方を決めました。基本的な音楽制作ソフトなどは同じだったので、どんな音を使っていくのかをすりあわせ、使う機材を決めていきました。」と話し、西浦氏も「話し合い、デモを何度か作り、巧さんに聞いてもらい、さらに修正しながら進めました。」と答え、両作品の世界観を損なわないように、話し合いを重ねながら作業を進めていったことを明らかにした。
巧氏から、オーケストラの収録について聞かれた西浦氏と竹下氏は、「全員で収録するのではなく、楽器ごとにパートを収録して、重ねていったんです。(竹下氏)」「最初は弦楽器などを2,30人で収録して、そこに管楽器などを加えていき、完成させました。(西浦氏)」と当時の様子を説明していた。
当初、アコーディオンが入っていたことを明らかにした巧氏に対し、西浦氏は、「アコーディオンは抜けが良くて、好きな楽器なんです。巧さんに聞いてもらったら軽いと言われてしまいました。」と当時を振り返り、北川氏からはアコーディオンの曲が披露された。
続いて、巧氏の声で収録されたボイス「異議あり!」「待った!」「くらえ!」「ちょっと!」が披露され、会場からは感嘆の声があがっていた。ボイス収録では、新たに収録した「ちょっと!」と音質を合わせるために全てのボイスを録り直したそうだ。
来場者には、スペシャル“未使用”魔法音源コレクションとして、会場で披露された「大魔女の裁き・開廷 [PRE-PRODUCTION]」「追求 ~魔法をかけて [CHOIR VERSION]」、さらに、巧氏のボイスがプレゼントされた。
最後に竹下氏から、「逆転裁判5」に関して、近々発表があることが明らかにされた。詳細は不明だが、続報を楽しみに待とう。