ガストより2013年6月28日に発売されるPS3用ソフト「エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~」を総力特集!第2回はストーリーエンドテーマ「Pluie」を歌うルルティアさん、ワールドトラベルテーマ「回遊魚の原風景」を歌う南壽あさ子さんへのインタビューをお届け!

アトリエシリーズといえば、その大きな特徴のひとつがゲームの世界観とリンクする音楽だが、前作の「アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~(以下、アーシャのアトリエ)」、そして今作の「エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~(以下、エスカ&ロジーのアトリエ)」と、黄昏シリーズではさまざまなアーティストを起用して、音楽による作品の世界観への深化を図っている。

今回はシリーズのディレクター・岡村佳人氏にも同席してもらい、「アーシャのアトリエ」に続いての参加で、今回はストーリーエンドテーマ「Pluie」を歌うルルティアさんと、今作が初の参加となり、すでに発表されている「回遊魚の原風景」がワールドトラベルテーマとして起用された南壽あさ子さんの2人に話を伺った。

それぞれの楽曲の聴きどころや制作のエピソード、そしてゲーム楽曲の枠にとらわれない思いなどをそれぞれの言葉で語っていただいたので紹介しよう。

ルルティアさんインタビュー
(左から)ルルティアさん、岡村佳人氏
(左から)ルルティアさん、岡村佳人氏

――音楽活動を始めるに至った経緯とこれまでの活動についてお聞かせください。

ルルティアさん:最近は表立って言わないようにしているのですが、友人の自死を経験しまして、その時に生命のはかなさを感じて、「本当にやりたいことを今やらないと、何のために生きてきたのか」と考えた時に、私の場合はその悲しみを癒すために音楽を作っていたのですが、友人から音楽事務所のプロデューサーにデモテープが渡りまして、2001年にデビューしました。

最近ですと、映画やアニメに楽曲を提供させていただいたり、1年に1枚ぐらいのペースでオリジナルアルバムを制作しています。

――そういった活動の中で昨年の「アーシャのアトリエ」からアトリエシリーズのタイトルに参加されていますが、その経緯についてお聞かせください。

岡村氏:私が新しいアトリエシリーズの第1作として「アーシャのアトリエ」を展開しようという時に、これまで以上に音楽に力を入れていきたいという気持ちがありました。

さまざまなアーティストさんのお力をお借りして、このアトリエシリーズの世界観を音楽で表現したいという中で、前々からルルティアさんのことは存じ上げていて、「アーシャのアトリエ」の世界観を表現していただく上でイメージが合致する部分があったので、最初はダメ元でご相談させていただいたところ、意外なところでご縁がありましてお引受けいただきました。

ルルティアさん:私自身がゲームをやっていなかったこともあり、ゲームに対しては戦闘しているイメージがあり、「どうなのかな?」と思っていましたが、「アーシャのアトリエ」のキャラクターやストーリーの設定をいただいた時にすごく共鳴できる部分があって、すごく繊細なストーリーなど綺麗な受け皿の中に私の音楽が一緒に合わさってより良いものが作れたらと思い、お話をいただけてすごく嬉しかったです。

――その時にはお話をいただいた上で、一から作られたのでしょうか?

ルルティアさん:そうですね。岡村さんの考えていらっしゃる世界観や作りたいものの方向性と、私の表現したいものの方向性がおそらく同じ方向だと思うので、言われたものに対して悩むということがなかったです。前回もたまたま私は赤土の遺跡にすごく興味があった時期に、“黄昏の大地”を舞台にした「アーシャのアトリエ」のお話をいただいたのであっという間に映像が浮かんで曲を書けましたし、今回もすぐに曲が書けました。

岡村氏:今回も早かったですね(笑)。

ルルティアさん:「エスカ&ロジーのアトリエ」のストーリー設定をいただいた時に、母親から小さい頃に聞かされていた絵本の話だとか、傷を追った少年の話だとか、私が常に描きたいものと同じ方向のものを描いていらっしゃって、今回はいただいた資料用にいただいた曲がわりと静かな曲だったので前回とは違うイメージで作らせてもらいました。

より物語性が強くなっていたのと、主人公が選べるということで、私としては本当に新しい絵本をいただいて、それを読ませていただいているみたいな印象で曲を書けたのですが、その時にパッと浮かんだのが天気雨のイメージでした。私は子供の頃から天気雨が大好きで、「晴天なのに雨が降ってて綺麗だな」と思って天気雨の時は外に飛び出して踊りだしたくなっちゃうぐらいな感じです(笑)。

本当は「Pluie」という単語はフランスで“雨”という意味なのですが、私が表現したかったのはもう少しキラキラした、光の中から降り注ぐ雫というイメージで、ゲーム中ではラストシーンで使っていただけることになりました。

ラストシーンとそのイメージが重なった時に、映像とともに私の楽曲を聴いてもらうことでよりユーザーの方がゲームの達成感と余韻、それと少しでも希望を持って前に進んでいただけたらなと思い、書きました。

本当に不思議なことに、この曲を作っている最中に天気雨が3回ぐらい降った時があって、(岡村氏に)電話しようかと思ったぐらいでした(笑)。すごく嬉しくて、「これでいいんだよ」と言われているような気さえするぐらいでした。

サウンドに関しては、提示された資料曲が静かな中にも熱い思いを歌ったものだったので、今回もストーリー性と照らしあわせた時に最初は楽器をあまり使わず、歌とピアノのシンプルな構成にしました。

私の息遣いや詞の言葉の選び方など空間の中にも緊張感を持たせて、でもその空間の中にも前に進んでいくという強い意志を感じさせるアプローチをし、終盤に向かってコーラスを入れたり、ストリングスを入れたり、厚みをどんどん付け足していって、最後は光の中で降り注ぐ雨の中を、白鳥が翼を広げて飛び立つ瞬間の映像が目に浮かぶようなサウンドを意識して作りました。

――今のお話を聞くだけですごく曲の中にいろいろな意味がこめられているんだなと思いました。

ルルティアさん:それほどすごく丁寧に描かれているのがわかるので、これは同じ作り手として、いい作品にはいい作品で応えたいですし、大切なものには大切なもので仕上げたいと思っています。

これは今までもそうしてきたことではあるのですが、特にアトリエは廃墟の中にも花とか水とか緑とかが必ず出てくるような、ほの暗い中にもキラキラしたものがあって、私もそういった作品を作っていきたいと思っているので、すごく自然に曲が書けました。

――本当にご自身の描きたいものと合致しているのですね。

ルルティアさん:ゲームだからとかそういうくくりではなくて、聴いてくれる方全員にどんな状況でも希望や光を持ってもらいたいと思って、日々作品を作っていますので、そこはブレないようにしていきたいと思いますね。

――(岡村氏に)今回はストーリーエンドテーマをお願いしているということですが、最初からそこで使用する予定だったのでしょうか?

岡村氏:最初は前回と同様にアバンタイトルのところで、ただ今回は静かに進めたいという意図もあって、お願いしようと思っていました。

そこで最初にいただいた曲が本当に良くて、また詞がお話の核を突くようなところがありまして、その曲をアバンに持っていくというのは内容的にも難しかったのですが、逆に考えて、アバンで使えるものとして変更していただくよりも、このゲームの中で一番ふさわしいシーンで使おうと考えました。

そこで急遽この曲を最後のシーンで使わせていただきたいとお願いしまして、快く受けていただきましたので、本当に途中からではあるのですが、ゲームの一番最後のシーンで使うこととなりました。

――それでは遊ぶ前と遊んだ後で曲の印象も変わってくるのでしょうか?

岡村氏:ゲームを遊んでいただいてから聴いていただくと、プレイヤーが体験する行動とその中で起きたお話が詞の中に表現されていると思いますので、違った印象で聴くことができると思います。

――アトリエシリーズに対して感じた印象などがありましたらお聞かせください。

ルルティアさん:ストーリー性もすごく素敵な作品だと思いますが、やはり細かく描かれた映像美が好きで、先ほども言ったとおり、アトリエの中の世界観と私の考える世界観がリンクすることがすごく多いです。

なので自分の気分が落ち込んでいる時は悲しい風景に見えたり切なくなってしまうのですが、少し元気があるときに見たりすると、花が咲いていて、輝いていてホッとするような世界観なので、それだけのものを一緒に制作に携わっていけるというのは、アーティストとしても光栄なことだと思います。

――そのほかに参加されたアーティストさんについて楽曲などはお聴きになっていますか?

ルルティアさん:全部のアーティストさんの楽曲を聴いたわけではないのですが、何人かの方の楽曲を聴いた時に、同じストーリー、同じ風景、同じキャラクターを受け取ってもどの方も個性的で、感じ方や視点が違ったのが印象的でした。

あとアトリエシリーズでは歌ものだけでなくBGMもすごく好きで、いい曲ばかりなのでそちらも素晴らしいなと思います。

――アトリエシリーズですと、音楽がお好きなファンの方も多いですよね。

ルルティアさん:あ、そうなんですね!

岡村氏:おかげ様でユーザーの方からもご好評いただいていまして、その延長線上ということではないですが、アトリエシリーズでそれをさらに広げようというところが、先ほど説明した通り、さまざまなアーティストさんにご協力いただいて、楽曲という部分でもさらにクオリティの高いものを表現して、世界観を広げていこうという試みでした。

それが前回の「アーシャのアトリエ」、そして今回の「エスカ&ロジーのアトリエ」でいろいろな方にご協力いただいているので、ひとつのかたちとして方向性を提示できたのではないかと思います。

――同じ黄昏の世界を舞台としつつも、前作では“大地”、今作では“空”がテーマになっているということでビジュアルのイメージが結構違うと思うのですが、それは音楽にも反映されているのでしょうか?

岡村氏:大きな方向性についてはシリーズを通して一緒ですが、表現したいものは今回のシナリオでも変わってきていますし、そういったところはルルティアさんに歌を作っていただく際にご説明させていただいて、そこからインスピレーションを受けたものを曲として制作いただいています。

そこでおおまかな方向性は提示させていただいたのですが、具体的に指示をしたということは特になかったです。依頼した時点で、その方の持っている音楽が今回表現したい世界観にマッチするということを考えてお願いしています。

ガストのゲームの作り方として、いろいろな方の力を借りて作っているという気持ちが強いので、こちらのやりたいことを押し付けるのでなく、一緒に作っていくという感覚で常に作っています。そういったところが独特の雰囲気であったり、世界観につながっているのだと思います。

――ゲームで楽曲に触れる人の中にはルルティアさんの歌を初めて聴くという方もいるかと思いますが、そういったところでの意識の違いはありますか?

ルルティアさん:創作活動をするにあたって、私は私が何よりも大切にしているもの、例えば現実社会の中にある美しい風景や命の大切さ、生きることへの問いかけをこめて音楽を作っているので、今回の「Pluie」でもテーマは変わらず、ゲームで初めて聴いてくださった方がそういったところを感じてもらえればそれは幸せなので、特に線引きはしていないですね。

――今後の活動で告知したいことはありますでしょうか?

ルルティアさん:常に曲は作り続けていますし、「Pluie」はボーカルアルバムにも収録されます。何より聴いていただけることが作り手としては幸せなので、どんな反応があるか楽しみにしています。

――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

ルルティアさん:私は“黄昏”というキーワードで、2つの楽曲を提供させていただいているのですが、黄昏というのは本当にゲームの中だけではなく、世界中、現実社会の中でも必ず何かしら人の心にあるものだと思っています。

特に今は生きていくのが難しい、小さな希望を見つけることでさえも難しい時代だと思うのですが、命っていつもゆらぎがあって、例えば今は元気がなくて落ち込んでいて、本当に消えそうなぐらい儚く燃えている命であっても、ほんの少しのきっかけで強く、たくましく燃え盛るようなパワーを持つ時もあると思います。

何かを望むことをみなさんには止めないでほしいですし、できればそれは希望であってほしいと思います。純粋に自分が何をしたいか、大切な人を守るためには何をしたらいいのか、いろんな望みがあると思いますが、そのためにはエスカやロジーのように仲間や家族との絆を信じて、最後まで希望をちゃんともって前に進んでいってもらえたらなと思います。

私自身もそういったことをテーマにこれからも一生懸命、みなさんに少しでもよりよい音楽というかたちで伝えられるように制作活動を頑張っていきますのでよろしくお願いします!

岡村氏:「アーシャのアトリエ」で制作していただいた「Mystic Pendulum」はスケール感のある楽曲だったのですが、今回の「Pluie」はしっとりとした、それでいて力強い楽曲に仕上がっているので、ぜひゲームと一緒に楽しんでいただきたいと思います。

――ありがとうございました。

ルルティアさんの歌う「Pluie」のフルバージョンをGamerで1日限定公開!

今回、ルルティアさんの歌うストーリーエンドテーマ「Pluie」のフルバージョンをGamer独占で公開! 6月20日18時までの1日限定公開となっており、ボーカルアルバムの発売前に一足早く本楽曲を堪能できるぞ!

※公開は終了しました。

なお、上記曲以外の「エスカ&ロジーのアトリエ」サントラCDおよびボーカルCD(ショートVer.)も下記のページより視聴できるので、併せてチェックしよう。

GUST Sound SOCIAL
https://soundcloud.com/gust-sound-social/

南壽あさ子さんインタビュー
(左から)南壽あさ子さん、岡村氏
(左から)南壽あさ子さん、岡村氏

――音楽活動を始めるに至った経緯とこれまでの活動についてお聞かせください。

南壽さん:物心つく前からずっと歌うことが好きで、5歳ごろからピアノを習い始めたことで自然と弾き語りのスタイルになってきました。その時は家で、ひとりで、完結させていましたし、オリジナルの曲も作っていませんでした。

大学ではバンドサークルに入ったのですが、大学3年生の時に友達が「オリジナルでやってみないか?」という話をしてくれたのが曲を作り始めたきっかけです。そこから自分の曲が生まれていって、後に一人になり、東京を中心にライブハウスに出てライブをしていましたね。

――曲を作られたのは遅めの時期だったのですね。

南壽さん:私は小さい頃から歌い手にはなりたいと思っていたのですが、曲は作れないと諦めていた部分がありました。それが友達からの一言で書いてみようとなった時に完成させることができました。

――その後は自然と曲を作るようになったのでしょうか?

南壽さん:曲作りのやり方を少し掴んできたので曲を増やして、ステージに立つことも覚えました。

――そういった活動の中で今回発売となる「エスカ&ロジーのアトリエ」というゲームタイトルに参加されることとなりましたが、その経緯についてお聞かせください。

岡村氏:前作の「アーシャのアトリエ」の時から、さまざまなアーティストさんのお力を借りてサウンドの表現力というものをさらに強めていきたいと思っていました。そのためにいろいろなアーティストの方にご相談させていただいて、弊社としての音楽に対する考え方を説明してお引き受けいただける方を探していました。

その中で南壽さんの楽曲のイメージとこちらが求めているものがすごくマッチする部分があったので、今回ご相談させていただいたのですが、タイミングが急だったこともあり、すでに作成されている曲の中から1つ使わせていただくということになりました。

――南壽さん自身はこれまでの活動の中でゲームに関わるということはなかったと思うのですが、話をいただいた時の感想はいかがだったでしょうか?

南壽さん:私が今やっているライブ活動ですと、周りの環境としてゲームというキーワードが出てこない場所にいたので、お話をいただいた時はすごく世界が広がるなという感覚もありましたし、自分の曲の中からイメージにあったものを選んでいただいて、ゲームの中で流れるのが純粋に嬉しかったです。

――作品の資料をもらった時にはどのような印象を持ちましたか?

南壽さん:お話をいただいた後に作品のコンセプトなどの資料をいただいたのですが、作品の儚い部分やタイトルにもある黄昏のイメージが、私の中でもすごく大事にしている部分なので上手く合うといいなと思いつつ、選んでもらったことがより嬉しくなりました。

――お話をいただいた段階ではアトリエシリーズのことはご存知だったのでしょうか?

南壽さん:その時は知らなかったのですが、この機会に自分で調べたりしました(笑)。長く続いていて、すごく評価されている作品なのだなと感じることができました。

――その中で今回選ばれた「回遊魚の原風景」ですが、この楽曲はどういうイメージで作られた曲なのでしょうか?

南壽さん:「回遊魚の原風景」は、タイトルにもある通り、“原風景”という言葉がキーワードになっていて、海に生きる魚が旅立っていく船を見て外の知らない世界に思いをはせたり、魚を人に例えて、旅立ってしまう人がいても自分はずっと忘れないでいるという気持ちや「心はずっとここにあるよ」という思いなど、旅立ってしまう人と旅立ちを見送る人の関係性を歌っています。

もともと海の中の魚が主人公ではあるのですが、ゲームの中の世界でも同じような意味合いを持った曲になっていると思います。

岡村氏:まさに南壽さんがおっしゃったようなイメージを私も持つことができましたので、これまで外部の方に楽曲をお願いする時は基本的には書き下ろしであったり、弊社側で作った曲の歌唱をお願いするというかたちだったのですが、今回は初めてすでに出来上がっている曲を使わせていただきました。

作中では、気球で初めて旅立つシーンで使わせていただいているのですが、そこでの旅立っていく主人公たちとそれを見送る人たちの関係性とシンクロする部分があったので、そういったところでゲームの中でも違和感のない、雰囲気をさらに盛り上げてくれる楽曲になると思いましたので、そこも使わせていただくことになった大きな理由ですね。

南壽さん:もともとあった曲が違う世界の中で生きるというのは、とても不思議な感覚ですよね。

岡村氏:歌とか曲って人によっていろいろな捉え方ができると思うのですが、そういった点で南壽さんの考えたものとシンクロしたと思いましたし、逆にゲームでこういった使い方をしたことで歌に新しい見え方が生まれるという変化もあると思いますので、面白いと感じました。

――楽曲自体もアトリエシリーズで今まで使われてきた楽曲のイメージとは違っているように感じまして、どういったシーンで流れるのかなと気になっていた部分ではありました。

岡村氏:アトリエシリーズの楽曲をお願いする際に必ず心がけているのが、ゲームの中のシーンで必ず使わせていただいて、なおかつそのシーンがきちんと使い方の合ったものになるということです。

アトリエシリーズって元々は民族音楽調の楽曲が多いイメージだと思うのですが、今回の黄昏シリーズではさまざまな方向性を模索していますが、その中で大切にしたいと思っているのは、音楽のテイストや方向性が変わったとしてもその世界を表現する雰囲気はアトリエシリーズとしての土台を守っていこうと考えていました。

今回のアトリエは、儚い感じや黄昏の世界観といったキーワードがあるので、民族音楽的な要素が無くなったとしても、アトリエの世界を表現する音楽であると作り手として判断しています。

曲だけを聴いていただいた場合は、最初は少し違和感を覚えるかもしれませんが、ゲームのシーンとして見ていただけたら、こちらの選択が間違っていないということを理解していただけるのではないかと思います。

歌詞についてもアトリエの世界に存在しないものが出てこないようにという点だけは気をつけていますが、そもそも楽曲をお願いする方の歌詞では基本的にそういう要素が存在しないです。

南壽さんの楽曲ではすごく幻想的な雰囲気の歌詞も多いのですが、そこで使われている言葉はすごく普遍的なものというか、我々が普通に生活している中で使っている言葉なので、すごくすんなりと耳に入ってくる心地よさもある曲というところでアトリエの世界観を表現しているというのはあると思います。

――もし仮にいちから作られるということになった時に、作品の世界観を受けてどういった楽曲を作りたいかというイメージはありますか?

南壽さん:まずは今作にチャレンジしてみたいなと思っています。私自身がゲーム音痴ではあるのですが、どうにかして自分の曲が流れるところまでいって、そのまま最後まで体験してみたいです。そこで世界観がわかると思いますし、今まで見たことのある画像や風景から感じている“暗い黄色”という色彩やそこから感じられる空気感を歌で表現できたらいいかなと思いますね。

岡村氏:ぜひ!

南壽さん:今は断片的なところでしか感じられないですが、やってみて動きがあるもので感じることもありますし、発見もあると思いますので作品に対する考えも変わるかもしれないです。

――もしかしたらゲームの発売からしばらくして、「エスカ&ロジーのアトリエ」にピッタリな曲が出てくるかもしれませんね(笑)。

南壽さん:勝手に作っているかもしれないです(笑)。

――先日の「アトリエプレミアムライブ」でほかのアーティストとご一緒する機会がありましたが、ライブ自体の感想や実際に聴いてみての印象はいかがでしたか?

南壽さん:雰囲気もそれぞれ個性的で、ひとつの作品でどういった統一感が生まれているか知りたいという興味を持ちましたし、岡村さんが選ばれている意味を感じてみたいと思っていました。それとお客さんは本当にすごく熱があって、眼力がありましたね(笑)。すっと頷いて、目をキラキラさせながら見てくれるのでありがたいなと思いました。

あと終わった後に出演者の方とお話する中で、全然ライブをやっていないという方もいましたし、ソフトを使って自分でコーラスまで入れて仕上げているという曲作りのやり方も聞いたりして、新しい世界が覗けたような気がして勉強になりましたし、面白かったです。

――ファンの方にとっても新しいイメージを感じられたのではないかと思いますね。

南壽さん:いろんなタイプの方がいらっしゃると思うのですが、リアクションを求める感じではなく、空気のような一体感があるライブでしたね。

岡村氏:今までのアトリエシリーズの曲は、単体ですごく存在感のあるものがメインだったのですが、ゲームの世界を表現するためにその楽曲が最大限の力を発揮してくれるというかたちを模索しているところなので、そういった意味で南壽さんにご提供いただいた曲は今までのアトリエシリーズでお願いした曲とは違った使い方を試みているので、そのあたりがライブに来たお客さんにも新鮮に映ったのではないかなと思います。

――今回はゲームのユーザーに向けて楽曲を聴いてもらうことになりますが、普段の活動との違いを意識されましたか?

南壽さん:私がライブで歌う側としては何も変わることはないですが、普段ゲームをされる方と関わったことがほとんどなかったので、今回ライブをしてみて、お客さんの集中力が違った意味で伝わってきました。その違いが何なのかはまだ私の中ではっきりとはしていないのですが、自然に感じて受け流すというよりは食いついてなにか掴もうという感覚があって、それはゲームを遊ばれている方特有の集中力なのかなと思いました。

――今後の活動で告知したいことはありますでしょうか?

南壽さん:ゲームが発売される前日の6月26日に、東京でワンマンをやった時のライブの模様をそのまま収録したDVDが発売されます。いろんな特典もついて豪華な内容になっていると思いますので、この機会に知っていただいた方にもぜひ見ていただければ嬉しいなと思います。

あと毎週日曜日の24時30分からbayfmでラジオをやっていまして、7月14日の放送では岡村さんにゲストにお越しいただいて対談していますので、そちらもぜひお聴きください。

――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

南壽さん:「エスカ&ロジーのアトリエ」を楽しみにされていると思うのですが、その中の大事な場面で私の曲を流していただけるということで、一緒にその世界観を楽しんでいただければと思いますし、これを機にみなさんに聴いてもらって、またいろんなところでお会いできたらいいなと思います。よろしくお願いします。

岡村氏:2作目ということでゲームの要素もいろいろとパワーアップしている「エスカ&ロジーのアトリエ」ですが、サウンドの面からしますと、南壽さんをはじめ、新進気鋭のアーティストの方にご協力いただきまして、ゲームの世界を表現するサウンドをさらに目指して作っていますので、そういったところをゲームを通して見てもらい、ガストが考えている音楽とゲームの融合を少しでも感じていただければと思います。

南壽さんの曲を聴いていただいて、ぜひ好きになっていただきたいですし、ゲームに限らずにいろいろなところに興味が広がっていけばと思いますので、これからもアトリエシリーズをお願いします。

――ありがとうございました。

南壽あさ子さんDVD情報

タイトル:Landscape2 南壽あさ子×かくたみほ
発売日:2013年6月26日(水)
定価:4,200円(税込)
発売元:qbism / 曼荼羅音楽出版
流通:ウルトラヴァイヴ
品番:QBISM-005
JAN:4571312370229

南壽あさ子×かくたみほ 48P豪華ブックレット付き
Landscape2 nasu asaco Live Tour 2012-2013
Tour final東京 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE ONEMAN Live完全収録!!
guest musician:斎藤ネコ[Vln],山口とも[Per],ジョン・B(ウルフルズ)[Ba]
※未発表音源4曲を含む全16曲+スペシャル映像

収録楽曲

1.フランネル
2.雲の通り道
3.杏子屋娘(※未発表音源)
4.寿く唄(※未発表音源)
5.星のもぐる海
6.渦巻きの不思議(※未発表音源)
7.どんぐりと花の空(※未発表音源)
8.街路樹
9.あのひとを待つ
10.パノラマライン
11.例え話
12.月夜ガラス
13.冬の旅人
14.メープルシロップ
15.回遊魚の原風景
16.歌うことだけ
+スペシャル特典映像付き

エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~

ガスト

PS3パッケージ

  • 発売日:2013年6月27日
  • 価格:7,140円(税込)
  • 12歳以上対象
エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~

(C)GUST CO.,LTD. 2013 All rights reserved.

※画面は開発中のものです。

  • G123.JP特集ページ
  • セガゲームス特集ページ
  • リディー&スールのアトリエ特設サイト
  • 軌跡シリーズ特設サイト

REGULAR定期配信

  • 販売本数ランキング
  • 発売日カレンダー
  • 編集部通信
1月11日(金)
Lost DOOORS
New スーパーマリオブラザーズ U デラックス
テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER
テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER 初回限定生産版「10th ANNIVERSARY EDITION」
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1月16日(水)
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ウルトラ怪獣 バトルブリーダーズ
1月17日(木)
ABCナンプレWord-a-Pix
Caveblazers
FAIRY TAIL DiceMagic
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エースコンバット7 スカイズ・アンノウン
エースコンバット7 スカイズ・アンノウン コレクターズエディション
エースコンバット7 スカイズ・アンノウン デラックスエディション
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