「YAIBA：NINJA GAIDEN Z」と「DOA5」がコラボ＆「影牢～ダークサイドプリンセス～」には1作目の衣装が登場―両タイトルのプレイインプレッションも！

コーエーテクモゲームスは本日1月28日、PS3/Xbox 360用ソフト「YAIBA：NINJA GAIDEN Z」と、PS3/PS Vita用ソフト「影牢～ダークサイドプリンセス～」の体験会を開催した。

「YAIBA：NINJA GAIDEN Z」と「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」がコラボレーション！
「影牢～ダークサイドプリンセス～」にシリーズ1作目の衣装が登場

「YAIBA：NINJA GAIDEN Z」と「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」がコラボレーション！

稲船敬二氏

早矢仕洋介氏

今回の体験会ではまず、「YAIBA：NINJA GAIDEN Z」の制作を進めるcomcept・稲船敬二氏と、Team NINJA プロデューサー・早矢仕洋介氏が登場。稲船氏は本作について、「今までのアクションとは毛色の違うものにしたい」という思いで開発に臨んだという。コミック調のグラフィックにしたのも、この思いが根底にあるそうだ。

一方でアクションの手触りは、「NINJA GAIDEN」シリーズと、稲船氏の得意とする部分が詰め込まれており、「忍者あり、ゾンビありの、やりたいことがすべてできた作品」であると語っていた。

続いて早矢仕氏は、本作の最新プロモーション映像を公開した。この映像では、映画「ヌイグルマーZ」や稲船氏の新作ゲーム「Mighty No.9」とのコラボレーションが紹介されているほか、新たに「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」とのコラボレーションや、発売日が3月27日に変更となったことも判明している。

発売日変更について早矢仕氏は、「ゲームは現在最後のブラッシュアップをしている段階ですが、さらなるクオリティアップのため、延期させていただきました」と話した。また、「ぶっ飛んだコラボレーションをしたい」と考えているそうで、「DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE」とのコラボレーションもそのひとつだという。このコラボレーションでは、ハヤブサ・紅葉のコスチュームが、初回封入特典として登場するとのこと。

プレイインプレッション

今回の体験会でプレイできたのはストーリーモードの一部で、チュートリアルを通して基本的な操作を覚えながら進行することができた。本作のアクションはこれまでの「NINJA GAIDEN」シリーズとは大きく異なり、無数に群がるゾンビをスラッシュ、サイボーグアーム、チェーンアームといった武器でなぎ倒していく。

しかし、油断していると通常の敵であってもすぐに体力を削られてしまう。序盤から、ガードやダッシュによる回避を駆使するあたりは、「NINJA GAIDEN」らしさと言えるだろう。

また、チェーンアームは長いリーチと広い範囲へ攻撃できるが、攻撃力が低いなど、武器によってそれぞれ特徴が異なる。状況に応じて攻撃方法を変えていくことも重要だ。ちなみに、ゾンビを掴み、その四肢を引きちぎって武器にすることができる。時には投げ飛ばし、遠距離攻撃を行うことも可能。

ステージを移動する際には、壁を登ったり、チェーンアームをロープのように扱ったりと、忍者らしいアクションを楽しめる。ただし、ボタン入力には時間制限があり、操作を間違えると地上へ落下してしまうことも。とはいえ、瞬時にリスタートできるので、ストレスなくプレイすることができた。

「NINJA GAIDEN」シリーズで培ってきた歯応えのあるアクションと、稲船氏が得意とする、ゾンビを相手にした爽快感が上手く噛み合っている本作。発売日変更は残念なニュースだが、わずか3週間の延期なので、もうしばらくの間、期待に胸を膨らませて待つとしよう。

「影牢～ダークサイドプリンセス～」にシリーズ1作目の衣装が登場

菊地啓介氏

本体験会には、「影牢～ダークサイドプリンセス～」のプロデューサー・菊地啓介氏も登壇し、挨拶を行った。菊地氏は、9年ぶりの新作となる本作に「さまざまなアイディアを詰め込んだ」と語った。

シリーズファンが誰でも楽しめるように、本作には“残虐”“華麗”“屈辱”という3種類のトラップが用意されている。そして、それぞれの系統に属するトラップを使い続けることで、新たなアイテムも入手できるのだという。

最後に、シリーズ1作目「影牢～刻命館真章～」の登場人物・ミレニアの衣装が収録されることが明かされた。こちらは、ゲーム内である条件を満たすと解放されるという。さらに、これ以外にも特殊なコスチュームは用意されているとのこと。

プレイインプレッション

今回体験できたのは、基本システムを学べるチュートリアルのほか、メインモードであるストーリー、ステージや敵を自由に設定できるフリーモードの3種類。

トラップを選んで設置し、そこへ敵を誘導、敵が踏み込んだらトラップを発動させ、その力で侵入者を始末するというシリーズの流れはそのまま。しかし、複数のトラップを一続きの流れとして登録できる新システムが採用されているため、非常にスムーズにトラップを切り替えられるようになっていた。

そのため、仮にトラップの発動に失敗したり、発動する順番を間違えたりしても、すぐに次の作戦へ移行することが可能。ただし、トラップには時間経過によって回復する魔力ゲージがあり、これが溜まっていないと、せっかく設置しても作動しないので注意しよう。

敵は基本的に主人公・レグリナを狙って追ってくるので、わざと囮になり、トラップの発動地点へ誘導する必要がある。その際、L1とR1ボタンを押すと、敵に注目することもできるので、有効的に活用したいところ。

そして本作の大きな特徴が、一連のコンボ中に弱点を突き強打を加えることで鎧を破壊するアーマーブレイクだ。ゲームを進めていくと、時には硬い鎧でトラップを防いでくる敵も出現するが、アーマーブレイクを行うことで、防御力を下げることが可能。なお、敵に弱点である攻撃が当たると特殊な音が流れるので、これをヒントに攻撃すると効率的。加えて、△ボタンを押すと「魔神の眼」が発動し、敵の基本的な能力を把握することもできる。