米国・ニューヨークにて、現地時間の2013年2月20日にPlayStation 4(PS4)が発表となりました。日本時間では2月21日、そこからほぼ丸1年後の2014年2月22日にPS4がいよいよ発売を迎えます。これまでの動きを、Gamerに掲載した記事と共に振り返っていきます。

目次
  1. 年表で追うPS4の大きなニュース
  2. PS4関連の2013年の主な出来事
  3. 日本で発売を迎える2014年の主な出来事

年表で追うPS4の大きなニュース

2013年
2月 21日
(米国時間20日)
ニューヨークのPlayStation Meeting2013にてPlayStation 4が発表
6月 11日
(米国時間10日)
Sony Computer Entertainment Americaのプレスカンファレンスにて本体が初公開
北米・欧州での発売時期、価格も明らかに
8月 21日
(独国時間20日)
Sony Computer Entertainment Europeのプレスカンファレンスにて北米・欧州での発売日が発表
9月 10日 SCEJAプレスカンファレンスにて日本での発売日が発表
19日 東京ゲームショウ 2013に実機が出展
10月 23日 PlayStation Vita TVのメディア向け体験会にてPS4のリモートプレイを披露
28日 スマートフォン・タブレットをPS4と連携させるアプリ「PlayStation App」の北米・欧州での配信日が発表
11月 15日 北米で発売を迎える。システムソフトウェアバージョン1.50も提供
18日 米国およびカナダでの発売から24時間で100万台以上の実売を達成と発表
29日 欧州、オーストラリア、ニュージーランドおよびラテンアメリカで発売を迎える
12月 3日 世界累計210万台の実売を達成と発表
2014年
1月 8日 世界累計実売数が420万台を突破と発表
ストリーミングゲームサービス「PlayStation Now」が発表
米国では今夏よりサービス開始予定であることも明らかに
24日 日本向けのプロモーションサイトオープン
2月 6日 全国の店頭にて体験イベント「Try! PlayStation4! -2.22-」スタート
14日 PlayStation Appが日本で配信
22日 日本で発売

PS4関連の2013年の主な出来事

2月

ニューヨークにて「PlayStation Meeting2013」が開催され、PlayStation 4が発表となりました。これに合わせ、「Killzone:Shadow Fall」や「KNACK」といったファーストパーティーのタイトルに加え、サードパーティーからも「Deep Down」「Watch Dogs」といったPS4向けに開発している一部タイトルが公開されました。

また、発表が行われたニューヨーク現地では、SCEJプレジデントの河野弘氏SCEワールドワイドスタジオ プレジデントの吉田修平氏にインタビューする機会が得られたので、その内容もお届けしています。

この時点で河野氏は「キーワードは閉じていないこと」、吉田氏は「単純にグラフィックが良くなっただけではない」と話しており、PS4はゲームを主軸に置きつつも、ソーシャル機能や他デバイスとの連携などを視野に入れ、新たなゲーム体験を提供しようと考えていたことが分かります。

河野弘氏 吉田修平氏

6月

ゲームファンにはお馴染みElectronic Entertainment Expo(E3)ですが、開催前に各社がカンファレンスを開くのも恒例となっています。「PlayStation E3 2013 Press Conference」では、米国および欧州における発売日が2013年の年末商戦期、価格が米国で399USドル、欧州で399ユーロとなることが明かされました。

さらに現地では、「ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII」がタイトルを「FINAL FANTASY XV」に変更してPS4で発売されるなど、今後のタイトルラインナップに関する新たな情報も公開されました。この時点では日本での発売日は未発表で、吉田修平氏からは東京ゲームショウの前に発表したい旨が述べられています。

8月

ドイツでは、E3と同じくゲーム業界では大きなイベント「gamescom 2013」の開催に先駆け、Sony Computer Entertainment Europe(SCEE)が「PlayStation gamescom 2013 Press Conference」を開催しました。ここで、北米では2013年11月15日、欧州では11月29日に発売日が決定したことが明かされました。

一方、日本ではゲーム開発者向けのイベント「CEDEC 2013」が開かれており、PS4の制作環境について、開発サポート部の秋山賢成氏が講演を行っています。同じくCEDEC内では、PS4にプリインストールされる「PLAYROOM」の紹介や制作過程が語られた講演もありました。

秋山賢成氏

9月

アメリカ、ドイツでの大きなイベント近辺でPS4の新情報が公開されたように、日本の大きなイベント「東京ゲームショウ 2013」を前に控えたタイミングで「SCEJA プレスカンファレンス」が開催されました。

カンファレンスの内容は生放送されており、日本での発売日は2014年2月22日になるとリアルタイムで聞いて、ガッカリした人もいると思います。これら、日本での発売が遅れる理由などについては、ニューヨークでもインタビューした二人のキーパーソン、河野弘氏吉田修平氏に話を伺っています。

このカンファレンスでPlayStation Vita TVも発表となりました。

10月

PS4本体に関する情報ではありませんが、9月の「SCEJA プレスカンファレンス」ではPlayStation Vita TVの電撃発表もありました。このPS Vita TVを使ってPS4のゲームをリモートプレイで遊ぶことができ、メディア向け体験会で実際に触ることができたので、インプレッションをお届けしています。

また、東京ゲームショウ2013の段階でも、PS Vita TV発売に伴う機器認証の問題についてSCEJAのシニアバイスプレジデント・植田浩氏に話を伺いました。この時に植田氏は「改善できるところは改善していく」とコメントしており、後に機器認証の台数が変更となりました。

11月15日に北米でPS4が発売されるのを控え、スマートフォンやタブレットをPS4と連携させるアプリ「PlayStation App」の配信や、発売日合わせで提供されるPS4のシステムソフトウェアバージョン1.50の情報なども公開されました。

11月

11月15日、いよいよ北米でPS4が発売となりました。発売開始から24時間で100万台以上の実売を記録したようで、現地の盛り上がりがさまざまなところで取り上げられていました。

12月

11月29日には欧州などでも発売され、12月1日の時点で世界累計の実売数が210万台を記録したとの発表がありました。グループCEOのアンドリュー・ハウス氏によると、この当時は需要に供給が追い付かない状況だったようですが、その勢いもあってか「プレイステーション史上最高のスタートを切ることができました」とコメントしています。

日本で発売を迎える2014年の主な出来事

1月

年が明けてもPS4の勢いは続き、年末(12月28日)の時点で世界累計実売数が420万台を突破していたことが明かされました。このタイミングで、プレイステーションのストリーミングゲームサービス「PlayStation Now」が、まずは米国で2014年夏よりサービス開始予定であると発表されました。

日本では、プロモーションサイトニコ生の公式チャンネルがオープンしたり、発売が近づいてきたこともあって徐々にPS4も文字を目にする機会が増えてきました。「インターネプコン ジャパン 専門技術セミナー」というイベントでは、PS4の冷却設計についての講演が行われる、珍しい機会もありました。

2月

いよいよ2月22日に日本でPS4が発売となります。それに先駆け、14日にPlayStation Appが日本でも配信を迎えました。また、銀座ソニービルではPS4を実際に体験できるイベント「Try! PlayStation4!-2.22-」が、2月1日から発売後の3月2日まで開催されています。購入を検討中の人は、実際に触ってみて判断材料のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

仙台会場で実施された際の様子

なお、GamerではPS4の特徴をまとめた特設サイトをオープンしています。購入を検討している方や、PS4の各種機能などを確認したい方はチェックしてみてください。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連ワード
  • ハード