スクウェア・エニックスが2014年2月6日より配信を開始したiOS版「ファイナルファンタジーVI」をスマホ女子が実際にプレイした感想をお届け!
目次
iPhoneやAndroidといったスマートフォンが普及し始め、ゲームは主にスマートフォンでプレイするようになりました。ここからは、そんなスマホ女子の観点からiOS/Android用アプリ「ファイナルファンタジーVI(以下FF6)」のプレイインプレッションをお伝えします。
「ファイナルファンタジーVI」のプレイ経験
私は昔から「ファイナルファンタジー(以下FF)」シリーズが大好きです!特に「FF6」は一番好きな作品なので、今回のiOS版の登場を心待ちにしていました。昔スーパーファミコンでプレイ経験のある「FF6」を、今回改めてスマホでプレイするとしたらどのようになるのでしょうか。そういった部分も含めて、お伝えしていきたいと思います。
【プレイする前に】iOS7にアップデートしよう!
さっそくアプリ起動!…といきたいところですが、ここで今までiOS7へのアップデートを見送っていたiOS6のみなさんに注意です。(iOS7にアップデート済みの方は読み飛ばしていただいて構いません)
iOS版「FF6」はiOS7以下では動きません!
ですので、これを機にiOS7にアップデートしましょう。OSのアップデートをするにあたり、やっておいたほうがいいこととしては下記が挙げられます。
- iPhoneで購入したアプリをiTunesにコピーする(購入した項目を転送)
- iTunesまたはiCloudでデータのバックアップを取る
- アップデートに必要なデバイスの空き容量を確保(2GB~3GBほど)
私は未だにiOS6のまま様子を見ていたのですが、ちょうどいい機会なのでアップデートしてみました。しないとFF6をプレイできませんしね!
これでFF6を遊ぶ準備が整いました!
さっそくアプリ起動
これだ!昔、慣れ親しんだ暗雲立ち込めるFF6のオープニング!
早速ニューゲームで始めましょう。
本作以前のFFシリーズと違い、FF6は「クリスタル」を中心とした話ではなく、雰囲気も始めから重々しいです。また、それまでは戦闘の手段として普通に存在していた「魔法」も、FF6では「異質なもの」となり、ストーリーのテーマとして扱われています。
初めてFF6をプレイした時、雪の中を3体の魔導アーマーが歩いていくシーンが印象に残っています。最近めずらしく関東を含め全国で大雪が降ったので、なんだかFF6の世界とリンクしてしまいますね。
魅力のあるキャラクターと深みのある世界観
FF6の魅力といえばなんといっても魅力溢れるキャラクターがたくさんいること。そして、コミカルさや陰鬱な雰囲気があいまった独特な世界観です。
FF6にはこれといった主人公が設けられておらず、言わばプレイ可能なキャラクター全てが主人公といえます。そのため、様々なキャラクターの視点でプレイを進められるのも楽しみのひとつです。どのキャラに自分の名前をつけようか、と選べるのも醍醐味といえるのではないでしょうか。
簡潔なチュートリアル&独自のUI
プレイ画面はドラクエとは異なり横向きですね。移動方向はコンフィグから8方向、4方向が選べます。タップした部分に十字キーが表示され、普段は隠れているのも従来のFFと同じです。
ですが、十字キーが固定でないならば、個人的にはiOS版「ファイナルファンタジーIV」のように指を動かすだけで十字キーに関係なく移動できる方式が好きなのですが、2Dだとそれは難しいのでしょうか…。
気になる戦闘は?
最近のゲームのように、チュートリアルが充実しているのかなと思っていたのですが、意外と簡潔なチュートリアルでした。たしかに、そんなに難しい操作はないので、このくらいアッサリしているほうが私は好きです。
そして、なんといっても注目なのがスーパーファミコン版と大きく異なっている戦闘画面のUIです。
以前は左に敵の情報、右にパーティーメンバーの情報が表示されていましたが、その構成を大胆に変更し、敵情報を無くしてパーティーメンバーの情報のみになりました。
さらに、FFは「アクティブタイムバトル(ATB)」という戦闘方式を導入しているのですが、攻撃できるまでの待機時間が表示される「ATゲージ」が無くなり、なんと各キャラのウィンドウ自体が下からせり上がってくるという、なんとも斬新なUIになっています。
一番高い位置まできたら、行動を起こすことができます。以前のUIの記憶が根付いているため、慣れるまでに少し時間がかかりましたが、選びたい情報がリストですぐにわかるよう、直感的に操作できる工夫がされています。スマホに最適化されているんですね。
また、魔法の切り替えはタブメニューで行います。
スマホでマッシュの「必殺技(ひっさつわざ)」コマンドはどう出すの?
スーパーファミコン版のFF6をプレイしたことがある人なら誰もが気になっているであろうマッシュの「必殺技(ひっさつわざ)」。「モンク」であるマッシュは、なんと格闘ゲームのように「左→右→左」などのコマンドを素早く十字キーで入力し、必殺技を繰り出します。
果たしてこの「必殺技(ひっさつわざ)」、スマホでは一体どのようなUIで実現されているのでしょうか?
スマホ版のマッシュのコマンド入力は上記のようになっています。「ひっさつわざ」を選択すると、以下のように画面いっぱいに十字キーが表示されます。間違えないようにタップすれば、ゆっくりでもコマンドの入力が可能です。昔のように焦る心配はなくなりましたね!
カイエンの「必殺剣(ひっさつけん)」がカッコよくなった!
UIの変更は、カイエンの必殺剣(ひっさつけん)にも及んでいました。なんと、選択画面が筆文字になってカッコよくなっています!
ちなみに、スーパーファミコン版ではカイエンの必殺剣(ひっさつけん)は漢字のみで自分の好きな名前に変えられたのですが、iOS版のFF6では変更はできないようです。
スマホならではの新機能「モンスター図鑑」と「アルバム」
モンスター図鑑
今まで倒したモンスターを一覧で見ることができます。特に、パーティキャラの「ガウ」は特殊能力「あばれる」で敵モンスターの技を使ったり、属性までコピーすることができるので、敵について調べるのにも便利です。
アルバム
クリアしたストーリーをもう一度振り返ることができるシステムです。今、どのあたりまできているんだっけ?という確認ができます。
ユニバーサルアプリだから、iPadにも対応!
本ゲームはユニバーサルアプリとなっているため、iPadにも対応しています。iPadで見るとまた迫力があるグラフィックが楽しめますよ!
その他のプレイ感&初めてプレイする人のための小ネタなど
相変わらずの残酷な敵キャラ「ケフカ」
FF6で忘れてはならないのが強烈な敵キャラ「ケフカ」かと。もうほんと、ひどすぎるよ!と子どもながらに憤慨したのを覚えています。大人になってみてもその印象は健在で、残虐の限りを尽くし、ちょくちょく辛辣な一言を放ちます。
でも、個人的には横の兵士の一言「焼け死ね。」のほうが胸をえぐられた気分でした。
「オートセーブ」やどこでもできる「中断セーブ」が便利!「iCloud」でのデータ引き継ぎも
FF6には3種類のセーブ方法があります。
まずは普通のセーブ。こちらはセーブポイントにて行います。
もうひとつが「オートセーブ」。こちらは自動で随時行われるセーブで、急にアプリが落ちてしまった時などに大幅な手戻りを防いでくれます。
最後に「中断セーブ」ですが、こちらは任意で行います。戦闘中をのぞき、どこでもできるのが魅力ですね。ですが、普通のセーブと違い、中断セーブをするとタイトル画面に戻ってしまいます。
さらに、iOS版では「iCloud」へのセーブデータの引き継ぎが可能です!これで、iPhoneでプレイしていたデータをiPadに引き継ぐ、という遊び方も可能です!こちらはゲームのプレイ中ではなく、タイトル画面からでないとできません。
まず最初に手に入れよう!2倍速で歩ける「ダッシューズ」
FF6には2倍の速さで歩けるようになるアクセサリ「ダッシューズ」というものがあります。これをパーティーメンバーの誰かに装備させておくだけで、高速で歩けるようになるので、快適に移動できます。FF6ではよく3つのパーティーに分かれて行動するので、ダッシューズは3つ持っておくといいと思います。
スマホ版でダッシューズを履くと、最初は少し操作がしづらいですが、次第に慣れます。ですが、慎重に歩かないといけない場面など、装備から外したほうが操作しやすい場合もあります。
いかがでしたでしょうか。昔プレイしたことがある人も、初めての人も大満足の内容となっています。
ちょっと大人なファンタジー「FF6」をぜひ遊んでみてください!